【中学受験】東京の偏差値ランキングの限界|地域別の見方と併願校の組み方
こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
全国のランキングを見ても、うちから通える学校がどこにあるのか分からない…
という方はいませんか?
検索して出てくるのは、名前を聞いたことのある学校が上から順に並んだ一覧ばかり。
我が家から通える範囲の学校は、その中に何校あるのか。
併願校をどう組めばいいのかも、見当がつかない。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験のランキングという見方の限界
・地域ごとの入試日程の違いと、順位が意味を持たなくなる理由
・順位ではなく入試問題との相性で志望校を選ぶ考え方
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。

中学受験の偏差値ランキングを東京で調べる前に知ってほしいこと
まず、いちばん先にお伝えしたいこと。
学校を上から順に並べた一覧は、その年その模試での合格可能性を高い順に並べただけのものです。
教育の質の順位でもなければ、お子さんに合う順番でもありません。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中でよく見てきたのが、順位の上から順に受験校を決めてしまうご家庭です。
上位から並べ、届きそうなところで線を引き、そこを第一志望にする。
一見、合理的に思えますよね。
けれどこの決め方には、大きな穴があります。
学校ごとに出す問題がまるで違うという点が、まったく考慮されていないからです。
順位が近い二校でも、片方はお子さんが得点しやすく、もう片方は歯が立たないことが普通に起こります。
一般的には、模試の偏差値で届く一覧の位置から志望校を決めるべきだと言われますね。ですが、Edenでは志望校の過去問でお子さんが何点取れるかを見ています。
まずはここを外してから、話を先へ進めましょう。

東京の中学受験のランキングが上から順に受ける表ではない理由
東京の中学受験のランキングを見ると、学校の数の多さに驚かれるはずです。
同じ学校が複数の入試回を持ち、それぞれ別の数字で載っていることも多い。
そのうえ、入試の型も多様です。
4科、2科、算数1科、英語入試、思考力型。
型が違えば、同じ学校でも必要な準備がまるで変わります。
一覧の上下だけを見て決めるのが難しい理由が、ここにあるわけですね。
首都圏の入試日程|2月1日に何が起きるか
首都圏の入試は2月1日に始まります。
上位校の多くが、この日の午前に試験を行う。
つまり、2月1日の午前に受けられる学校はひとつだけということ。
ここで順位表を持ち出しても、答えは出ません。
決め手になるのは、お子さんがその学校の問題で得点できるかどうかでしょう。
2日以降は、1日の結果を受けて出願が動きます。
だからこそ、日程ごとに複数の組み合わせをあらかじめ用意しておく必要があるんです。
千葉県の中学受験のランキングと1月入試|埼玉との組み合わせ
千葉県の中学受験のランキングを調べる方に、必ずお伝えしていることがあります。
千葉と埼玉の入試は1月に行われる、という点です。
2月1日より前ですね。
そのため、都内在住のご家庭が1月校を本番前の力試しとして受けることが珍しくありません。
一覧に載っている順位は、地元の子だけで決まったものではないということ。
一方で、1月に一度受けておく価値は大きい。
会場の空気を知っているかどうかで、2月1日の朝の落ち着きが変わりますよ。
通える範囲で、どの学校をどの日程に置くか整理してみませんか
順位ではなく、日程と出題の相性で組み合わせを考えると候補は変わります。EdenのLINEから、お住まいの地域とお子さんの成績の様子をお聞かせください。
中学受験の関西のランキング|統一解禁日が順位の見方を変える
中学受験の関西のランキングには、首都圏とは違う前提があります。
府県を越えて入試の開始日をそろえる、統一解禁日という決まりですね。
上位校の多くが、同じ日に試験を行います。
すると、第一志望として受けられる学校は事実上ひとつ。
順位表の上から順に受けるという発想が、そもそも成り立たないわけです。
関西のご家庭が最初に考えるのは、解禁日にどこを受けるか。
その一校を決めてから、前後の日程を組み立てていきます。
順位ではなく日程から逆算する、という順番になるんですね。
兵庫県の中学受験のランキング|通学圏は路線でつながる
兵庫県の中学受験のランキングを見るときは、県境で区切らないでください。
関西は鉄道網が密で、府県をまたぐ通学が普通に成立します。
兵庫の学校に大阪から通う子もいますし、その逆もある。
県単位の一覧だけを見ていると、通える学校を見落としますよ。
地図ではなく路線図と所要時間で、通学圏を引き直してみてください。

その他の地域のランキング|広島と福岡と岡山と札幌
首都圏と関西以外の地域には、また別の見方が要ります。
学校数がそれほど多くないため、通える範囲の候補は数校に絞られることが多い。
順位を眺めるより、その数校の入試問題を実際に解いてみるほうが早いということですね。
広島の中学受験のランキングと福岡の中学受験のランキング|広域から受験生が集まる
広島の中学受験のランキング、福岡の中学受験のランキングを調べる方に共通してお伝えしていること。
この二つの地域には、近隣県から受けにくる子がいます。
そのため、一覧の順位は地元の子の学力だけを映したものではありません。
入試日程も、首都圏や関西とは別に組まれています。
他地域の学校と併願しやすい日程になっている場合もあるので、日程表を先に確認してください。
岡山の中学受験のランキングと札幌の中学受験のランキング|寮のある学校が混ざる
岡山の中学受験のランキングと札幌の中学受験のランキングには、もうひとつの特徴があります。
寮を備えた学校が含まれていることです。
寮のある学校は、全国から受験生が集まります。
実際、当会からも岡山白陵や北嶺、函館ラサールに合格した生徒が出ました。
いずれも、その地域に住んでいない子です。
つまり、一覧の順位は「その県の子の中での難しさ」を表しているわけではないということ。
地元の一覧に載っているからといって、地元の子だけが受けるとはかぎりません。
中学受験は順位ではなく入試問題との相性で選ぶ
ここまで地域ごとの事情を書いてきました。
結論として私がお伝えしたいのは、ひとつです。
順位表ではなく、過去問との相性で選んでください。
やり方は難しくありません。
気になっている学校の過去問を、お子さんに1年ぶん解かせてみる。
そのとき見るのは、点数ではなく次の3つです。
- 手が出た問題と、まったく歯が立たなかった問題の割合
- 記述の量に耐えられそうか
- 試験時間と問題量が、お子さんの解く速さに合っているか
順位が上の学校のほうが得点できる、ということも実際に起こります。
出題との相性は、順位とは別の軸で決まるからですね。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただきました。
通塾の負担がなく我が子にはベストだったと思います!

志望校の過去問との相性を、一度見てみませんか
お子さんが解いた答案から、どの学校で得点しやすいかは読み取れます。学年と直近の模試の様子、気になっている学校をお聞かせください。
併願校の組み方|順位ではなく日程と相性で決める
併願校を決めるとき、順位表の少し下から選ぶご家庭が多くあります。
気持ちは分かるのですが、これはお勧めしません。
順位が下でも、出題がお子さんに合わなければ得点できないからです。
私が組み立てるときに見ているのは、次の3点。
- 受験日が重ならない組み合わせになっているか
- 第一志望と出題の傾向が近い学校が入っているか
- 早い日程に、安心して受けられる一校があるか
一般的には、併願校は苦手をひととおりなくしてから広げるものだと言われます。ですが、Edenでは4教科の合計点でどこなら越えられるかを先に見ます。
二つ目が特に大切です。
傾向の近い学校を併願に入れておけば、第一志望の対策がそのまま活きます。
対策が分散しないぶん、6年生の秋以降の時間の使い方が変わりますよ。
偏差値47.8から2か月で4校合格|順位表を降りたところから始まった
以前、こんな生徒がいました。
入会したときの偏差値は47.8。12月からの開始で、本番まで2か月。とくに算数が振るいませんでした。
6年生の夏に一度、「もう受験はやりたくない」と爆発しています。
説得して夏期講習を続けましたが、9月になって成果が出ていないと分かり、9月末に再び爆発しました。
ご家庭が決めたのは、塾をやめることでした。
保護者の方が本人に伝えたのは、「塾の偏差値は気にしなくていい。楽しめる勉強だけやろう」という一言です。
2か月で首都圏模試の偏差値60の学校に届く水準まで伸び、8校を受験して4校に合格しました。函館ラ・サールと安田学園が含まれています。
順位表の数字を基準から外すと、受ける学校の並べ方も変わります。
どこなら届くのかを一校ずつ見ていくほうが、結果は動きやすいでしょう。

オンラインなら通える範囲という制約が指導にはかからない
学校選びには通学時間という制約があります。
けれど、指導のほうに地域の制約はありません。
当会はオンラインのみで指導しています。
2025年は、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・高輪・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサール・桐光学園・桐蔭学園・森村学園・開智所沢・横浜創英・横浜雙葉・鎌倉女学院・穎明館・神奈川大学附属・城北・清風・日大豊山・安田学園・帝塚山・逗子開成・鎌倉学園・大宮開成・高槻・岡山白陵などに合格者が出ました。
拠点は横浜市に置いていますが、通っていただく必要はありません。
授業のない日の管理も同じ形です。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は24時間いつでも送れる体制で、私と専任講師のダブル体制。
近くに志望校対策のできる教室がない地域でも、条件は変わらないということですね。
順位表の先にある自己肯定感という長期目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
順位の並んだ一覧を眺めていると、我が子の6年間がその位置で決まってしまうように思えてくることがありますよね。
そんなことは、ないんです。
順位は毎年入れ替わります。入れ替わらないのは、お子さんが積み上げた経験のほうでしょう。
順位表の外で決まった合格|3か月で偏差値60まで動いた対談
地域ごとの見方をお伝えしてきましたが、実際に動いた子の声も置いておきます。
塾を辞めたあと3か月で偏差値40台から60まで伸ばし、函館ラサール中と安田学園中に一撃合格した子との対談です。
住んでいる場所と受ける学校は、順位表の並びとは別のところで決まります。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「うちから通える学校で、どこを受ければいいでしょうか」
この質問に、お住まいの地域とお子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。

著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

