【中学受験】偏差値40からの逆転合格は可能か|面談1500件以上で見えた取る問題と捨てる問題の決め方
こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
模試の偏差値が40前後から下がり続けて、塾では下位クラスのまま…
という方はいませんか?
返却された成績表を、子どもに見せる前に一度たたむ。
志望校の欄を書き換えるべきかどうか、夫婦で話す夜が増えていく。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・偏差値40という数字が中学受験で本当に意味していること
・同じ位置から動いたご家庭が何を変えたのか
・逆転合格までの手順と、私が保証しないこと
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。

偏差値40は中学受験の全受験生の中での位置にすぎない
最初に、数字の置き場所を変えましょう。
模試の偏差値40は、その模試を受けた集団の中でお子さんがどのあたりに立っているかを示した目盛りにすぎません。
学力の総量を測ったものでもなければ、伸びしろの上限を示したものでもないのです。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中で最も多いご相談が、まさにこの数字の扱い方でした。
「偏差値40では、もう受かる学校がないのでしょうか」
そう聞かれるたび、私はこうお答えしています。
入試当日に問われるのは模試の順位ではなく、志望校が出す問題で合格点に届くかどうかだけ。
同じ偏差値40でも、算数の大問1で落としている子と、大問4以降だけを落とす子とでは、打つ手がまるで違いますよね。
数字をひとかたまりで眺めている限り、次の一手は決まらないでしょう。
偏差値40の中学受験ブログを読む前に確かめたい2つの前提
逆転の話に入る前に、押さえていただきたい前提が2つあります。
ここを飛ばすと、どんな方法も空回りしてしまう。
前提1|偏差値が下がるのは学力が落ちたからとは限らない
学年が上がるほど、本気で対策をしてきた受験生の比率が上がる。
つまり、お子さんの得点力が横ばいでも、周りが伸びれば数字は下がるわけです。
さらに、範囲の決まっているテストから範囲のない実力テストへと、問われ方も移っていく。
この2つが重なる時期に、数字は最も崩れやすくなる。
下がった数字を見て「うちの子は落ちた」と結論づけるのは、少し早いのです。
前提2|入試で問われるのは志望校の問題だけ
模試は、全国の受験生を一列に並べるために作られています。
学校ごとの出題の癖も、合格に必要な得点率も、そこには反映されません。
一方、入試本番で解くのは、その学校が作った問題だけ。
出題単元にも、記述と選択の比率にも、学校ごとの傾向がはっきり出ます。
だとすれば、全体の中での順位より、その学校の問題のどれを取ってどれを捨てるかのほうが、合否に直結するでしょう。

お子さんの模試の成績表を、一緒に読み解いてみませんか
どの単元で落としているのか、その失点は志望校の出題と関係があるのか。ご家庭だけで判断するのは難しいところですよね。EdenのLINEから、直近の模試の様子をお聞かせください。
中学受験で成績が伸びない4つの原因
面談を重ねるなかで、成績が伸びない原因はだいたい次の4つに収まる、ということが見えてきました。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
注目していただきたいのは、この4つのどれも「努力の量」の話ではない、という点。
偏差値40台で止まっているお子さんの多くは、量が足りないのではありません。
当たらないところを掘り続けているのです。
一般的には、成績が足りないなら演習量を足すべきだと言われますね。ですが、Edenでは先に引き算をします。合格につながらない課題を手放してから、空いた時間を志望校の問題に寄せていくのです。
集団授業の構造|根本原理の説明が薄いまま演習が進む
集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進むため、根本原理の説明が薄いまま、問題演習だけが先へ行ってしまう。
授業中は理解できた気になりますよね。
ところが家で一人になると、手が止まる。
わからないまま宿題の締切だけが来るので、答えを写す作業に変わっていきます。
下位クラスが続いているお子さんに起きているのは、たいていこの構造です。
中学受験の逆転合格ブログに書かれない地味な手順
ここから、実際に偏差値20台・30台・40台から動いたご家庭が何をしたのかを書きます。
どれも地味で、順番が決まっています。
手順1|4年生5年生の内容まで戻す
塾の課題が、お子さんの現在の実力と離れていることがあります。
私が見ている生徒さんの中にも、出される課題の大半が難しすぎて、こなしきれていない場合が多くあるんです。
その状態で量を積んでも、時間と自信が削れるだけ。
6年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
中学受験で問われるのは、その多くが4年生・5年生で習った内容だからです。
割合、速さ、比、和差算。
このあたりが曖昧なまま6年生の演習に入ると、何をやっても手応えが出ません。
戻ることは後退ではないのです。
手順2|志望校の過去問から逆算して取る問題と捨てる問題を決める
次に、志望校の過去問を開きます。
・毎年出ている単元はどれか ・合格者が確実に取っている問題はどれか ・手をつけなくても合格点に届く問題はどれか
この3つを、大人が先に整理してください。
多くの学校では、満点を取る必要がありません。6割から7割で合格になる学校も珍しくないでしょう。
つまり、3割から4割は捨ててよいということ。
偏差値40の位置にいるお子さんが全単元を均等に埋めようとすると、時間がいくらあっても足りません。
一般的には、苦手はすべてつぶしておくべきだと言われます。ですが、Edenでは4教科の合計点で合格ラインを越えられるかを見ています。
取る問題を決めて、そこだけを繰り返す。
捨てると決めた問題は、模試で落としても気にしない。この割り切りができた家庭から、数字が動き始めます。

手順3|授業のない6日間を管理する人を置く
塾でも家庭教師でも、授業のない日のほうが圧倒的に多いですよね。
逆転が起きるかどうかは、この6日間で決まります。
人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切は守るもの。
大人でもそうでしょう。小学生ならなおさらです。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。
私と専任講師のダブル体制で見ていますので、そこは安心してお任せいただければと思います。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。これだけで、家の空気は変わりますよ。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
元々高偏差値を取れているお子さん向けというよりは、本当は出来るのに偏差値30.40台にいるお子さんの可能性を伸ばしてくれるリモート塾だと感じます。

「うちの子は、どこまで戻せばいいですか」
学年を戻す判断も、捨てる問題を決める判断も、基準がないと踏み切れませんよね。いまの学年、通っている塾、志望校をお聞かせいただければ、順番をお伝えします。
偏差値28から帝塚山中学の特待コースへ|判定を見るのをやめる
以前、こんな生徒がいました。
最初の模試で偏差値28。
塾の先生全員から難しいと言われていた生徒です。
判定に潰されそうになっていました。
やめていただいたのは、判定を見ることでした。
過去問を中心に切り替え、取れる問題を確実に取る。できない問題に時間をかけない。
偏差値は52まで上がり、帝塚山中学の特待コースに合格しています。
2025年は、オンラインの指導だけで、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・栄光・洛星・六甲・北嶺・桐光学園・森村学園・横浜雙葉・鎌倉女学院・城北・逗子開成・高槻などに合格者が出ました。
都心では、明大明治・都市大付属・攻玉社・芝などで全員合格の実績があります。
いま偏差値が20台・30台でも、行き先がないわけではないのです。

偏差値40からの中学受験で私が保証しないこと
ここは正直に書いておきます。
偏差値40からであれば、どのご家庭でも同じ結果になる、とは申し上げません。
残り時間も、志望校との距離も、本人の状態もご家庭ごとに違いますし、間に合わないケースもあります。
私がお伝えできるのは、動いた家庭が何を変えたのかという事実だけ。
・数字を単元まで分解した ・学年を戻した ・志望校の問題から逆算した ・授業のない日を管理する人を置いた
順番を守れば、いまの位置からでも打てる手は残っています。
この4つを飛ばして時間だけを積んでも、数字は動きにくいでしょう。
偏差値40の先に置いている長期の目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
なぜ二段構えにしているのか。
合格したのに、入学後に目的を失ってしまう子を見てきたから。
もうひとつあります。不合格だったときに、費やした費用と労力の損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を見てきたからです。
偏差値40という数字を毎月突きつけられていると、この子は何をやってもダメなのではないか、と思えてくることがありますよね。
そんなことは、ないんです。
失敗のまま終わらせるから失敗なのであって、続けている限り、人は成功に近づいていく。私はそう考えています。

偏差値38から56へ|塾をやめた子の話を本人の言葉で
数字の話を続けてきましたが、もう一人、別の生徒の声も置いておきます。
塾をやめたあと、偏差値38から56まで伸ばし、京都橘中と帝塚山中に逆転合格した子との対談です。
40という数字が固定されたものではないことは、この子の1年が示しています。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市ですが、指導はオンラインで全国から受けていただけます。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
偏差値40からの残り時間の使い方を、一緒に決めませんか
どの単元を捨てて、どこに時間を集中させるか。お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。

著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
