【中学受験】穴場校とは何か|偏差値だけで選ぶと損をする理由と我が家の穴場を見つける3つの手順
こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
穴場校という言葉は聞くけれど、何をもって穴場と呼ぶのかが分からない…
という方はいませんか?
偏差値表を開いて、持ち偏差値マイナス5の学校を並べる。多くのご家庭がやっている作業ですよね。
けれど、その並べ方だと、本来なら十分に届いた学校を、受けもせずに終えることがあります。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験の穴場校とは何か。Eden式の5つの定義
・偏差値だけで学校を選ぶと損をする理由
・我が家の穴場を自分で見つける3つの手順
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。

中学受験の穴場校とは何か|Eden式の5つの定義
最初に、いちばん大事な前提を共有させてください。
私が言う穴場は、偏差値が低い学校のことでも、人気がない学校のことでも、倍率が低いだけの学校のことでもありません。
穴場とは、偏差値表だけでは見えない勝ち筋がある学校のことです。
具体的には、この5つのうちどれかに当てはまる学校を、私は穴場と呼んでいます。

定義1|持ち偏差値以上でも過去問で戦える
合格最低点が5割、6割で止まっている学校は、模試の偏差値が届いていなくても十分に勝負になります。
学校が求めている得点が、そもそも満点の半分あたりに置かれているからです。
定義2|入試回によってチャンスが変わる
同じ学校、同じ問題でも、受ける回を変えるだけで倍率が3倍以上動く学校が実在します。
学校で選ぶのではなく、回で選ぶ。この発想があるかどうかで、併願表の中身は変わってきますよね。
定義3|問題形式との相性を利用できる
国語1科だけ、算数1科だけ、得意な2科目だけ。
4科目の総合力で測られると不利になる子に、別の入口を用意している学校があります。
定義4|科目と配点に特徴がある
理科と社会の得意な方だけを2倍にしてくれる学校。4科で受けても、高得点の2科だけで判定してくれる学校。
配点表の読み方ひとつで、同じ答案が別の点数になるわけです。
定義5|併願日程として使いやすい
受験機会が多い。午後入試がある。手続きの延納ができる。
この条件がそろっていると、本命に向かうまでの組み立てが楽になります。
この5つに1つも当てはまらない学校は、たとえ偏差値が低くても、私は穴場とは呼びません。
逆に言えば穴場とは、なぜ狙えるのかを数字で説明できる学校のことです。
偏差値だけで中学受験の学校を選ぶと損をする理由
Edenでは、偏差値40台のお子さんにも早い段階から実際の入試問題を解かせています。
すると、偏差値55から60の学校でも意外と点が取れてしまうケースが、毎年出てくるんです。
なぜ、そんなことが起きるのか。答えはシンプルでしょう。
模試の偏差値と、その学校の問題で合格最低点を取れるかは、まったく別のものさしだからです。
実際の合格最低点を、3つだけ見てみましょう。
注意事項|出願の前に必ずご確認ください
偏差値は四谷大塚の80偏差値・首都圏模試・日能研関西のR4によるもので、倍率と合格最低点は2026年度入試の実績です。2027年度の要項が未公表の学校については2026年度の数字を載せています。倍率・合格最低点・偏差値は年度によって変わります。出願の前に、必ず各校の最新の募集要項をご確認ください。
- 兵庫の神戸学院大学附属|1次A入試、300点満点で143点。得点率47.7%
- 大阪の利晶学園|特進コースの合格最低点は300点満点で111点。得点率37%
- 大阪の大谷|凛花コースは240点満点で63点。得点率26%
半分どころか、4分の1で席がある入試が実在します。

模試の偏差値は、全国の受験生の中での位置を示す数字にすぎません。
実際の入試で問われるのは、その学校が出す問題だけ。
この仕事も19年になりました。保護者の方との面談は1500件以上。その中でいちばん多いのが、「偏差値が届かないので、この学校は外しました」というお話なんです。
過去問を1年分も解かないまま候補から消えていく学校が、毎年いくつもあります。
もったいない、という言葉では足りないくらいの損でしょう。
お子さんの併願表に、いま何校並んでいますか
偏差値表から選んだ学校ばかりが並んでいるなら、まだ足せる回があります。学年と直近の模試の様子をお聞かせいただければ、どの入試回を足せるかをお話しできます。
穴場校に共通する5つの買いのサイン
私が関東と関西で挙げている34校には、はっきりした共通点があります。
この5つのうち複数を持っている学校は、まだほかにもあるはずです。志望校リストを開いて、順番に確かめてみてください。
サイン1|合格最低点が5割から6割で止まっている
得点率が5割前後で止まっている入試は、珍しくありません。
満点を取る必要はなく、取れる問題を取りこぼさない力があれば届く設計になっています。
サイン2|同じ学校の中で回やコースによって倍率が大きく違う
初日の午前と後半の回で、倍率が数倍違う。上位コースと下位コースで、難度がまったく変わる。
同じ校舎、同じ問題です。それでも、出願する枠を変えるだけで景色が変わります。
サイン3|科目を絞れる入試がある
1科入試、2科選択、適性検査型。
得意科目がはっきりしているお子さんほど、この入口の有無を先に調べる価値がありますね。
サイン4|配点や判定に逃げ道がある
高得点の2科だけで判定する。理社は得意な1科だけ2倍に換算する。
苦手科目が足を引っ張らない仕組みを、学校側が用意しているケースです。
サイン5|加点とスライド合格がある
英検などの検定による加点。複数回受験の加点。専願の加点。
上のコースに届かなくても下のコースで拾ってくれる、回し合格の制度。
試験当日を迎える前に積める点数が、意外なほどあるものです。
この5つは、偏差値表には1つも書かれていません。
我が家の穴場校を自分で見つける3つの手順
では、お子さんの志望校が穴場かどうかを、どうやって自分で判断するか。
手順は3つだけです。

手順1|学校の公式サイトで入試結果のページを開く
見るのは偏差値ではありません。合格最低点と、回ごとの実質倍率です。
多くの学校が、前年度の結果を公開しています。塾の資料より先に、学校の一次情報を見てください。
手順2|合格最低点を得点率に直す
300点満点で180点なら60%。240点満点で63点なら26%。
この一手間で、満点の違う学校同士が初めて比較できるようになります。
手順3|過去問を1年分だけ解いて点差で測る
いまの得点と合格最低点の差を、点数で測る。偏差値の差ではなく、点数の差で見るんです。
あと何点なのかが分かれば、残りの時間で何をするかも決まってきますよね。
一般的には、模試の偏差値で合格の可能性を測ると言われます。ですが、Edenでは志望校の過去問で何点取れるかを見ます。
これが、Edenが400組の逆転家庭でやってきた、たった1つのことです。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
偏差値によらない学校選びや、過去問を解く中での志望校選び等々、私自身が今まで思っていたことシンクロする部分が多く、コンサル後すぐに、お願いすることを決断しました。

この3つの手順を、どの学校でやればいいか迷っていませんか
いまの学年と、直近の模試の科目別の様子を伺えば、どの学校のどの回から手をつけるべきかをお話しできます。EdenのLINEからお聞かせください。
偏差値28から帝塚山中学の特待コースへ
以前、こんな生徒がいました。
最初の模試で偏差値28。塾の先生全員から難しいと言われていた生徒です。
判定に潰されそうになっていました。
やめていただいたのは、判定を見ることでした。
過去問を中心に切り替え、取れる問題を確実に取る。できない問題に時間をかけない。
偏差値は52まで上がり、帝塚山中学の特待コースに合格しています。
判定という一種類の数字を見るのをやめて、点数で見る形に変えただけです。
穴場校を探す作業も、まったく同じでしょう。
偏差値表を見て学校を選ぶのではなく、過去問を解く、得点を分析する、そこから学校を選ぶ。この順番に変えるだけで、候補の数は変わってきます。
2025年から2026年にかけては、オンラインの指導だけで麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・高輪・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサールなどに合格者が出ました。偏差値40未満から偏差値50以上の有名中への逆転合格は、400名を超えています。

選択肢がない状態から偏差値50の志望校へ|合格者との対談動画
塾に通わず、選択肢もほとんどない状態から、偏差値50の志望校に合格したご家庭との対談があります。
学校の候補をどう増やしていったのか。過去問をどこから見ていったのか。今日の3つの手順を、実際のご家庭がどう動かしたかという形で話しています。
ほかの合格者との対談もこちらにまとめてあります。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。指導はオンラインで全国に対応しています。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
なお、今日の考え方を実際の学校に当てはめたものとして、関東の穴場校と関西の穴場校については、それぞれ別の記事にまとめています。狙う入試回と合格最低点まで実名で書いていますので、候補を増やしたい方はあわせてご覧ください。
穴場は永遠には残りません。見つけたご家庭から、静かに埋まっていきます。
「うちの子が合格最低点を取れる学校は、どれですか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、得意な科目、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。

著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
