【中学受験】勉強時間の目安は学年でどう変わるか|面談1500件以上で見えた時間を増やしても伸びない理由
こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
うちの子の勉強時間は足りているのか、それとも多すぎるのか判断できない…
という方はいませんか?
同じ塾の子は3時間やっているらしい。
うちは1時間半で集中が切れる。
足りない分を埋めなければ、と思いながら夜が更けていく。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験の勉強時間の学年別の目安
・時間を増やしても成績が伸びない理由
・同じ2時間の中身を変えるための順番
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。

中学受験の勉強時間を増やしても成績が伸びない理由
勉強時間を増やせば成績が上がる、という考え方から一度離れてください。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中で何度も見てきたのが、いちばん長く机に向かっているのに、いちばん伸びていないというご家庭です。
逆に、時間を減らして数字が動いた子もいる。
理由は単純で、時間の長さと理解の量が比例していないから。
同じ2時間でも、わからないまま手を動かす2時間と、つまずきを潰す2時間では、残るものがまるで違うでしょう。
中学受験の勉強時間の目安|学年別の平日と休日
目安は、目安として読んでください。この数字に届かないから危ない、超えているから安心、というものではありません。
中学受験の勉強時間 4年生|平日1時間から2時間
4年生は、塾の授業が週2日から3日で始まる学年です。
家庭学習の目安は、平日で1時間から2時間ほど。休日は2時間から3時間あれば十分でしょう。
この学年で優先すべきは量ではなく、決まった時間に机に向かう習慣のほう。
夕食前の30分といった形で、時間帯を固定してください。
4年生から3時間4時間と積ませるのは、お勧めしていません。
この時期に勉強を苦役だと覚えると、6年生で伸びる余地が消えるからです。
4年生の学習は、量ではなく理解の深さで差がつきます。
中学受験の勉強時間 5年生|平日2時間から3時間
5年生は、カリキュラムが一気に重くなる学年。割合、速さ、比、場合の数と、入試の中心になる単元が並びます。
家庭学習の目安は、平日で2時間から3時間、休日で4時間前後。
ただ、この学年で時間が足りなくなるご家庭のほとんどは、量の問題ではありません。
復習が追いつかないまま次の単元に入っているのです。
新しい単元の宿題に時間を取られ、前の単元の直しに手が回らない。その積み残しが、秋に表面化します。
時間を増やすより、間違えた問題に戻る時間を毎週確保してください。
中学受験生の勉強時間 6年生|平日3時間前後と休日の設計
6年生は、塾のコマ数そのものが増える学年。
家庭学習の目安は平日で2時間から3時間半ほど、休日は塾の拘束時間を含めて8時間前後になる場合もあります。
拘束時間と学習時間を混同しないでください。
塾に10時間いても、理解した単元が増えていなければ、学習量としてはゼロに近いのです。
6年生の後期に、時間を足す余地は残っていません。だからこそ、何を捨てるかで結果が分かれる。

お子さんの勉強時間が足りているかどうか、一緒に見てみませんか
時間の長さではなく、その中で何が身についているか。ご家庭だけで判断するのは難しいところですよね。EdenのLINEから、1週間の学習の様子をお聞かせください。
中学受験の勉強時間が長いのに成績が伸びない4つの原因
面談を重ねるなかで、成績が伸びない原因はだいたい次の4つに収まる、と見えてきました。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
この4つのどれも、時間を足しても解決しません。
原因が見えていない状態で3時間やれば、見えていない部分がそのまま3時間分積み上がるだけ。
長時間やらせても数字が動かないなら、まずここを疑ってください。
集団授業の構造|根本原理の説明が薄いまま演習が進む
集団授業には、こなさなければならないカリキュラムがある。
講師はそれに沿って進むため、根本原理の説明が薄いまま、問題演習だけが先へ行ってしまうのです。
授業中は理解できた気になりますよね。
ところが家に帰ると解けない。締切は来るので、答えを写す作業に変わっていきます。
このとき、学習時間としては2時間が記録される。しかし中身は、写経に近いのです。
怠けているわけではなく、構造の問題なんです。

中学受験の勉強時間の中身を変える3つの手順
一般的には、成績が足りないなら勉強時間を増やせばいい、と言われます。
Edenの発想は逆。時間を足すのではなく、同じ時間の使い方を組み替える作業です。
手順1|学年を戻して原理から埋める
塾の課題が、お子さんの現在の実力と離れていることがあります。
私が見ている生徒さんの中にも、出される課題の大半が難しすぎて、こなしきれていない場合が多くあるんです。
その状態で時間を積んでも、残りません。
6年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれるからです。
戻ることは後退ではありません。原理がわかっている単元は、演習の時間が短くて済みます。
戻ることで、結果的に総勉強時間は減るということですね。
手順2|志望校の過去問から逆算して取る問題と捨てる問題を決める
次に、志望校の過去問を開きます。
・毎年出ている単元はどれか ・合格者が確実に取っている問題はどれか ・手をつけなくても合格点に届く問題はどれか
多くの学校は、満点を要求していません。6割から7割で合格になる学校も珍しくないでしょう。
だとすれば、残りの3割から4割は捨ててよいということ。
一般的に、勉強時間の目安は模試の偏差値を上げるために語られます。ですがEdenでは、受験の後半ほど志望校の過去問で何点取れるかを基準にしています。
模試の偏差値は全国での位置を示す数字にすぎず、入試で問われるのはその学校の問題だけ。
全単元を均等に埋めようとするから、時間が足りなくなるのです。
取る問題を決めれば、必要な勉強時間は自然と決まります。
手順3|授業のない6日間の中身を管理する
塾でも家庭教師でも、授業のない日のほうが圧倒的に多いですよね。勉強時間の中身が崩れるのは、この6日間です。
人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切は守るもの。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
お子様が自然と勉強習慣がつくようにプログラムしていますので、そこは安心してお任せいただければと思います。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送れるサポート体制。私と専任講師のダブル体制で確認して順次お返しします。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
勉強時間をめぐる親子喧嘩の多くは、親が管理者を兼ねていることから起きているんです。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
edenを始めてすぐの小学校の算数のテストでまさかの0点と言う点数を取って帰ってきました。こんな子が中学受験をするなんて大丈夫なんだろうか…っと半信半疑のスタートでした。(中略)子供の『こんな自分でも逆転したいんだ!』っと言う気持ちが叶い見事に合格を掴めました!0点からの大逆転です。

同じ2時間の中身を、組み替えてみませんか
どこまで戻すか、何を捨てるか、6日間をどう埋めるか。いまの学年、通っている塾、志望校をお聞かせいただければ、順番をお伝えします。
生活リズムを壊してまで勉強時間を積む弊害
睡眠を削って作った時間は、翌日の学習の質を落とします。
6年生の後期は塾のコマ数が増え、帰宅も夕食も就寝も後ろへずれていく。
朝起きられなくなり、学校で寝てしまう。落ちた吸収を取り返そうとして、また夜が遅くなる。
この循環に入ると、勉強時間は増えているのに数字は下がり続けます。
入試は朝に行われるもの。
最初に整えていただきたいのは、勉強量ではなく生活の並び順のほうです。
・就寝時刻を先に決める ・そこから逆算して学習時間を置く ・入りきらない課題は捨てる
課題の量に生活を合わせるのではなく、生活に課題の量を合わせる。順番を逆にしないでください。

中学受験生の勉強時間について私が保証しないこと
ここは正直に書きます。
この目安どおりに時間を確保すれば成績が上がる、とは申し上げません。
必要な時間は、志望校との距離、残り期間、理解の抜けの量によって変わるからです。
以前、こんな生徒がいました。
入会したときの偏差値は30台。日々の課題もテストも一生懸命こなしていたのに、結果に結びついていませんでした。
やめていただいたのは、前の塾の課題です。全部手放して、基礎から学び直しました。
夏期講習と強化講座にも参加していません。
約10か月で首都圏模試の偏差値は60、四谷大塚では55の水準まで伸び、芝国際中学校に合格しています。
勉強時間を大きく増やしたわけではありません。
同じ時間で、中身だけを入れ替えたということです。
2025年から2026年にかけては、オンラインの指導だけで麻布・駒場東邦・栄光・洛星・六甲・逗子開成などに合格者が出ています。

勉強時間の先に置いている長期の目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は「将来、生きていく力を身につけること」に置いています。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
合格したのに入学後に目的を失う子や、不合格だったときに損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を見てきたからです。
長い時間やらせても数字が動かないと、この子は向いていないのではないか、と思えてくることがありますよね。
そんなことは、ないんです。
時間の長さで測るのをやめて、今日つぶせた「わからない」の数で見てあげてください。
その数え方を家庭だけで毎日続けるのは、正直むずかしいものです。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「うちの子の勉強時間は、これで足りていますか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、1週間の過ごし方をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。

著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

