【中学受験】9月に成績が下がる3つの構造|秋にクラスが落ちる家庭の共通点と立て直し方
こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
夏休みにあれだけやったのに、9月の模試で成績が下がった…
という方はいませんか?
夏期講習は最後まで通いきった。宿題も、遅れながら仕上げた。
それなのに、9月に返ってきた偏差値は夏前より低い。
しかも塾からは、クラス落ちの連絡が届く。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験で9月に成績が下がる3つの構造
・塾のクラス落ちを繰り返す家庭に共通していること
・クラス維持の勉強から入試で使える力へ切り替える順番
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。

中学受験の9月に成績が下がるのは本人が悪くなったからではない
先にお伝えしておきたいことがあります。
秋に数字が崩れたのは、お子さんの学力が夏前より落ちたからではありません。
測っている物差しのほうが、夏を境に変わったのです。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
9月から11月にかけて、ご相談は跳ね上がります。その内容はほとんど同じ。
「夏、あれだけやらせたのに報われませんでした」
お気持ちはよくわかります。
ただ、ここで原因を「本人の努力不足」に置いてしまうと、次の一手を間違えてしまうんですよね。
中学受験で9月に成績が下がる3つの構造
秋の失速には、はっきりした理由が3つあります。
構造1|範囲のあるテストから実力テストへ比重が移る
夏までのテストの多くは、直前に習った単元から出ます。
範囲が決まっていれば、詰め込みで数字は作れますよね。
ところが秋以降は、範囲のない実力テストや志望校別のテストへ比重が移っていく。
出題は4年生から6年生までの全範囲。
しかも、単元名が書かれていない状態で問われます。
直前の詰め込みで作っていた数字は、ここで通用しなくなるのです。
数字が下がったのではなく、それまで見えていなかった実力が見えるようになった、と言うほうが正確でしょう。
構造2|周りが本気になり相対順位が動く
偏差値は、他の受験生との比較で決まります。
夏までは習い事を続けていた子も、9月には受験一本へ切り替える。つまり、お子さんの得点力が夏前と同じでも、周りが伸びれば偏差値は下がるわけです。
塾のクラス分けも同じ理屈で動きます。
本人が後退していなくてもクラスは落ちる、ということですね。
構造3|4年生5年生の積み残しが表に出る
秋の実力テストは、4年生・5年生で習った内容を組み合わせて出題されます。
割合、速さ、比、場合の数、てこ、水溶液。
このあたりに穴があると、6年生の応用問題ではほぼ確実に止まる。
夏の間は目の前の講習をこなすのに精一杯で、その穴を埋める時間がなかった。
秋になって、それが数字の形で表に出てきただけなのです。

9月に下がった原因を、単元まで分解してみませんか
どの単元で落としたのか、それは何年生の内容なのか。成績表を眺めているだけでは見えてこない部分ですよね。EdenのLINEから、直近の模試の様子をお聞かせください。
中学受験の塾でクラス落ちを繰り返す家庭に共通すること
クラス落ちを何度も経験しているご家庭には、共通点があります。
勉強の目的が、いつの間にかクラス維持に置き換わっていることです。
クラス分けテストの範囲を直前に詰め、終わればまた元に戻る。
これを繰り返せば、テストのたびに一時的な数字は作れます。
ただ、その勉強は入試の日までは残りません。
クラス維持の勉強と入試で使える力の違い
差が出るのは、問題を見た瞬間に何を使うか判断できるかどうか。
クラス維持の勉強では、単元名が先にわかっています。
今週は速さ、来週は比。だから解法を当てはめるだけで正解できてしまう。
一方、入試の問題用紙に単元名は書かれていません。
条件を読んで、自分で道具を選ぶ必要がある。
この判断力は、根本原理を理解していないと育たないのです。
集団授業の構造|根本原理の説明が薄いまま演習が進む
集団授業には、こなさなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進むため、原理の説明が薄いまま演習だけが先へ行ってしまう。
秋のクラス落ちは、この積み重ねが表面化したものです。
つまり構造の問題であって、お子さんの意志の問題ではありません。

秋に成績が下がったあとに何から手をつけるか
一般的には、成績が下がったら講習や問題集を足して立て直す、と言われます。
Edenの発想は逆。やることを増やすのではなく、捨てるものを決めるのが秋の作業です。
手順1|下がった単元まで分解して4年生の教材に戻る
まず、模試の答案を単元別に分けます。
見るのは点数ではなく、落とした問題が何年生の内容かというところ。
4年生・5年生の単元が並んだら、戻る判断をします。
6年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれるからです。
秋に基本へ戻ることを後退だと感じる方は多いでしょう。しかし、穴が空いたまま志望校対策に入っても、演習は身になりません。
手順2|志望校の過去問から逆算して取る問題と捨てる問題を決める
次に、志望校の過去問を開きます。
・毎年出ている単元はどれか ・合格者が確実に取っている問題はどれか ・手をつけなくても合格点に届く問題はどれか
多くの学校は、満点を要求していません。6割から7割で合格になる学校も珍しくないでしょう。
だとすれば、残りは捨ててよいということ。
一般的には、秋の立て直しとは模試の偏差値を戻すことだと考えられています。ですがEdenでは、受験の後半ほど志望校の過去問で何点取れるかを見ます。
模試の偏差値は全国での位置を示す数字にすぎず、入試で問われるのはその学校の問題だけ。
クラス落ちよりも、志望校の過去問で取るべき問題を落としているかどうかを見てください。
手順3|生活リズムを先に戻す
6年生の後期は塾のコマ数が増え、帰宅も就寝も遅くなります。
睡眠が削られれば翌日の吸収は落ち、それを取り返そうとしてさらに夜が遅くなる。
この循環に入ると、勉強量を増やしても数字は下がり続けます。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
6年生になり、塾のコマ数が増え、帰宅時間、夕食時間、寝る時間が遅くなり、朝起きられなくなり、学校も毎日遅刻ギリギリ…体調の方が先にやられてしまいました。(中略)edenに転塾したことで1番よかったことは、生活リズムを取り戻せたことです。

入試は朝に行われます。
朝に頭が働かない状態のまま、本番だけ実力を出すのは難しいでしょう。
秋の立て直しで最初に手をつけるのは、勉強量ではなく生活の並び順なのです。
授業のない6日間を管理する人を置く
3つの手順を家庭だけで回すのは、重い作業です。
塾でも家庭教師でも、授業のない日のほうが圧倒的に多いですよね。秋の巻き返しは、この6日間で決まります。
人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切は守るもの。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送れるサポート体制。私と専任講師のダブル体制で確認して順次お返ししますので、そこは安心してお任せください。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
秋の親子喧嘩の多くは、親が管理者を兼ねていることから起きているんです。
秋の残り時間の使い方を、一緒に組み直しませんか
どこまで戻すか、何を捨てるか、生活をどう並べ直すか。いまの学年、通っている塾、志望校をお聞かせいただければ、順番をお伝えします。
偏差値30台から約10か月で芝国際中学校へ|努力しても動かなかった数字
以前、入会したときの偏差値が30台だった生徒がいました。
日々の課題もテストも一生懸命こなしていたのに、結果に結びついていませんでした。
勉強していないのではなく、塾の指示どおりに努力しているのに数字だけが動かない状態でした。
やめていただいたのは、前の塾の課題です。
全部手放して、基礎から学び直しました。
夏期講習と強化講座にも参加していません。
約10か月で首都圏模試の偏差値は60、四谷大塚では55の水準まで伸び、芝国際中学校に合格しています。
変えたのは、量を増やすことではなく、やることを減らして絞ったこと。
2025年から2026年にかけては、オンラインの指導だけで、麻布・駒場東邦・本郷・栄光・洛星・六甲・桐光学園・森村学園・横浜雙葉・城北・逗子開成・高槻などに合格者が出ました。
都心では、明大明治・都市大付属・攻玉社・芝などで全員合格の実績があります。
9月にクラスが落ちても、行き先がなくなるわけではありません。

秋に数字が下がった家庭へ私が保証しないこと
ここは正直に書きます。
この順番で進めれば必ず成績が戻る、とは申し上げません。
残り時間も、志望校との距離も、本人の状態もご家庭ごとに違うからです。
お伝えできるのは、動いた家庭が何を変えたのかという事実だけ。
・下がった原因を単元まで分解した ・学年を戻して穴を埋めた ・志望校の過去問から逆算した ・生活リズムを先に戻した
秋にやってはいけないのは、原因を特定しないまま量だけを増やすことです。
9月の数字の先に置いている長期の目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は「将来、生きていく力を身につけること」に置いています。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
なぜ二段構えにしているのか。
合格したのに、入学後に目的を失ってしまう子を見てきたから。不合格だったときに損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を見てきたからです。
秋にクラスが落ちると、この子は伸びないのではないか、と思えてくることがありますよね。
そんなことは、ないんです。
失敗のまま終わらせるから失敗なのであって、続けている限り人は成功に近づいていく。私はそう考えています。

ここからは、その考えを形にしている当会の体制をお伝えします。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「9月に下がったうちの子は、何から戻せばいいですか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試とクラスの動きをお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。

著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

