【中学受験】関東の穴場校16選|狙う入試回と合格最低点を実名で公開
こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
関東は学校の数が多すぎて、どこが狙い目なのか見当がつかない…
という方はいませんか?
2月1日からの数日間に、午前も午後も入試が並びます。塾からもらう併願表は、たいてい偏差値の順ですよね。
けれど関東の入試で結果を分けるのは、学校の順番ではありません。同じ学校の、どの回に出願するかです。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・関東の穴場校16校の実名と、狙うべき入試回
・回によって倍率が3倍以上変わる学校の見分け方
・16校に共通していた買いのサイン
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。

関東の穴場校を見る前に|Eden式の5つの定義
学校名に入る前に、前提を短くそろえさせてください。
私が言う穴場は、偏差値が低い学校のことでも、人気がない学校のことでもありません。偏差値表だけでは見えない勝ち筋がある学校のことです。
- 定義1|持ち偏差値以上でも過去問で戦える
- 定義2|入試回によってチャンスが変わる
- 定義3|問題形式との相性を利用できる
- 定義4|科目と配点に特徴がある
- 定義5|併願日程として使いやすい
この5つを1つも持たない学校は、たとえ偏差値が低くても挙げません。定義の詳しい中身は、穴場校とは何かを扱った別の記事にまとめてあります。
注意事項|出願の前に必ずご確認ください
偏差値は四谷大塚の80偏差値・首都圏模試・日能研関西のR4によるもので、倍率と合格最低点は2026年度入試の実績です。2027年度の要項が未公表の学校については2026年度の数字を載せています。倍率・合格最低点・偏差値は年度によって変わります。出願の前に、必ず各校の最新の募集要項をご確認ください。
関東の穴場校16選|狙う入試回まで公開
順位はつけません。学校の優劣ではなく、どの子にどの回がハマるかの話だからです。
多摩大学目黒中学校|2月1日午後の特待・特進第1回
四谷大塚の80偏差値は44から48。2月1日から2月6日に全7回あります。
狙う回は2月1日午後の特待・特進第1回、4科入試です。進学第1回は2.9倍、第2回は3.2倍。ところがこの回だけ実質1.6倍で、合格者は110名といちばん多く出ています。午前に本命を受けた子には午後の4科がしんどく、みんな避けるからです。
特待に届かなくても特進へのスライド合格があり、手続きは全回2月9日まで一括。併願も組みやすい設計でしょう。
郁文館中学校|2月1日午前の適性検査型
首都圏模試の適性検査型の偏差値は42で、校内でいちばん低い数字です。狙う回はここ一点。倍率は1.65倍、繰り上げを含めると1.35倍になります。
この回から東大専科のiPクラスへ繰り上がると、3年プラス3年、最大6年間の授業料が全額免除。2027年度の募集概要に明記されている制度です。
都立中が第一志望なら、この回のための追加の対策はほぼゼロ。私立の押さえと特待の両方を取りに行けます。
品川翔英中学校|2月1日の第1回と2月2日の第3回・第4回
四谷大塚の80偏差値は40から43で、全7回です。
狙うのは前半の回。第1回、第3回、第4回は1.2倍から2.4倍で、合格最低点も55%から60%。ところが第6回、第7回は6倍から8倍まで跳ね上がります。同じ学校なのに、受ける日で別のゲームになるんです。
「得意選択2科」という入試もあり、国語または算数に、英語・社会・理科から1科を組み合わせられます。4科型では測れない子を拾ってくれる設計でしょう。
千葉日本大学第一中学校|12月1日の自己推薦と1月21日の第1期
四谷大塚の80偏差値は41から42です。
狙う回は12月1日の自己推薦(2.10倍)と、1月21日の第1期(1.79倍)。第1期の合格最低点は360点満点で186点、得点率51.7%になります。日大の付属校に、半分ちょっと取れば乗れるんです。
自己推薦は専願ですが、早いうちに1つ確保したいご家庭には使いやすい入試。英検の加点と繰り上げ合格の制度もあります。
明治大学付属世田谷中学校|2027年度に新設される2月2日午後
正直に、最初に申し上げます。この学校は、もう穴場ではありません。
2026年に日本学園から改称して共学になり、四谷大塚の80偏差値は第1回55、第2回59。2026年度は第1回が2.6倍、第2回が4.9倍です。
それでも挙げるのは、2027年度から2月2日午後に算数と理科の2科の回が新設されるから。前例がないので倍率が読めず、初年度は敬遠される可能性があります。2026年度は女子2.3倍に対して男子2.8倍。女子と理数型のお子さんには、まだチャンスが残っています。
昭和学院中学校|12月1日の第一志望入試と1科入試
四谷大塚の80偏差値は国語1科53、算数1科54です。
狙う回は12月1日の第一志望入試(1.4倍から1.5倍)と、1教科で受けられる国語1科・算数1科入試。算数1科の合格最低点は、100点満点で55点から57点になります。算数だけで6割弱取れれば合格が出るんです。
ただしアドバンストチャレンジという回は、男子で10.5倍まで上がります。回の選択を間違えないでください。
細田学園中学校|1月10日のdots入試
四谷大塚の80偏差値は41から43。埼玉の志木駅が最寄りです。
狙う回は1月10日のdots入試、適性検査型で倍率1.3倍。第1回・第2回も1.3倍から1.8倍です。都立・県立一貫の対策がそのまま流用できるので、1月に、追加の対策ゼロで合格を1つ取っておけます。
注意点は第3回だけ。募集がわずか5名なので、最大9倍まで跳ねます。ここは避けてください。
聖学院中学校|2月1日午後のものづくり思考力入試と第1回アドバンスト
四谷大塚の80偏差値は36から43。駒込駅から徒歩5分の男子校で、全10回と帰国入試があります。
狙う回は2月1日午後の「ものづくり思考力入試」(1.6倍、合格者は定員の2倍の30名)と、同じく2月1日午後の第1回アドバンスト(1.7倍、合格率57%)。アドバンストの合格最低得点率は4科で49.3%です。思考力入試には教科の試験がなく、レゴを使って作って、書いて、話す形式になります。
ただし、正直にお伝えします。この学校は応募が2年連続で減っているのに、合格ラインは上がっています。倍率が下がった、イコール入りやすい、ではないんです。第3回アドバンストは3.6倍なので避けてください。
東洋大学京北中学校|2月4日の第4回と2月1日午後の算理型
四谷大塚の80偏差値は49から55で、全5回です。
狙う回は2月4日の第4回と、2月1日午後の算理型。第4回は前年の男子5.2倍、女子4.7倍から3.2倍・3.4倍まで緩み、合格最低点も300点満点で168点、得点率56%と校内でいちばん低い数字になりました。
2月1日午後の第2回は算国型と算理型を選べて、算数の問題はどちらも同じ。その算理型に、女子の出願がわずか23名しかいませんでした。理科が得意な女の子には、これ以上ないくらいニッチな穴でしょう。
お子さんの併願表に、いま何校並んでいますか
偏差値表から選んだ学校ばかりが並んでいるなら、まだ足せる回があります。学年と直近の模試の様子をお聞かせいただければ、どの入試回を足せるかをお話しできます。
宝仙学園中学校 理数インター|プレゼン型入試と適性検査型
四谷大塚の80偏差値は42から47。中野坂上駅が最寄りです。
2024年に順天堂大学の系属校になり、医学進学の入試は女子で10倍、2科の一般入試も男子で3倍まで上がりました。
ところが、リベラルアーツ、読書プレゼン、オピニオン、AAA、グローバルといったプレゼン型は志願者自体が少なく、いまだに1.0倍から1.5倍のまま。適性検査型も1.1倍から1.2倍で、合格最低点は100点満点で44点から46点です。最初の出願で22,000円払えば、何回受けても追加費用はかかりません。
英明フロンティア中学校|2月2日午後の第4回と2月1日午後の第2回
旧・東京女子学院。首都圏模試の偏差値は36から37。武蔵関駅から徒歩3分で、全6回です。
狙う回は2月2日午後の第4回(1.11倍)と、2月1日午後の第2回(1.17倍)。関東の候補の中でいちばん低い数字になります。四谷大塚にも日能研にも偏差値が付いていないため、大手塾の併願リストに、そもそも載りにくいんです。
1科入試は国語か算数の100点を2倍換算。4科入試は高得点の2科だけで判定してくれます。英検の加点も大きく、準2級で60点、2級以上で80点です。
ただし、正直に言います。共学化して2年目で出願は5倍に増えており、倍率がいちばん動きやすいフェーズです。合格最低点が非公表で得点設計ができないことも、承知しておいてください。
吉祥寺湧水中学校|2月1日午前の4科第1回
旧・藤村女子。2027年4月から共学になり、校名も変わります。三鷹の仮校舎からのスタートで、全5回です。
狙う回は2月1日午前の4科第1回、定員60名。一期生の募集で、この4科入試は今回の新設です。過去問が存在せず、全員が同じスタートラインに立ちます。前身の藤村女子時代の倍率は1.0倍から1.3倍でした。
2月1日午後にはアート、ダンス、英語、デジタルの「表現創造入試」もあります。ただし共学化、改称、新入試という3つの変化が同時に起きる初年度です。話題性で応募が跳ねる可能性は十分にあります。
駒込中学校|2月1日午前の適性検査型
ここから4校は、少し性格が違います。学校としてはもう人気校。でも、この回だけは狙えるという学校です。
駒込は応募が2年で20%増えて、いまや1,769名。全回3.4倍から9.0倍で、正直、穴場ではありません。四谷大塚の80偏差値も45から52です。
ただし2月1日午前の適性検査型だけは別。合格最低点が300点満点で140点、得点率47%しかありません。都立の対策がそのまま使えて、入学金の延納までできます。学校で選ぶな、回で選べ。
安田学園中学校|2月1日の適性検査型 第1回と第2回
四谷大塚の80偏差値は54から56、応募3,831名。この数字を見て、多くのご家庭が候補から外します。
でも、2月1日の第1回・適性検査型は2.5倍、合格最低点は300点満点で180点、得点率60%。2月1日午後の第2回は2.0倍、最低点164点で得点率55%です。偏差値表の54を見て諦めた子が、適性検査で6割取れば届くんです。
ただし第4回と第5回は7倍から10倍なので、絶対に避けてください。2026年に定員超過で288名が入学しているため、2027年は合格者を絞る、つまり倍率が上振れするリスクもあります。
桜丘中学校|特待回のスライド合格と加点措置
四谷大塚の80偏差値は43から48。王子駅が最寄りです。
この学校は、見かけの倍率と実際のチャンスがいちばん乖離します。特待の回は男子9.4倍、女子7.8倍。ところがその裏側で、一般やB特待へのスライド合格が60名、41名と出ているんです。
さらに2月1日午前を受けておくと、以降のすべての回に加点措置が付きます。積み上げて受ける設計なので、表の倍率だけ見て回避すると損をします。一般合格の得点率の目安は70%程度と公表されています。
サレジアン国際学園中学校|2月1日午前の本科と帰国生第1回
関東の最後は、正直な話をさせてください。赤羽の学校で、四谷大塚の80偏差値は42から47です。
かつては明確な穴場でした。でも2026年に実質倍率が1.51倍から2.93倍へほぼ倍増し、合格者も276名から180名に絞られています。つまり、穴場から卒業しつつある学校です。
残っている穴は2つ。2月1日午前の本科と、帰国生の第1回(1.1倍から1.3倍)。ただし2027年度は、2月1日午前の本科の枠が10名に縮小されます。穴場は永遠ではありません。見つけた家庭から埋まっていって、数年で閉じるんです。
関東16校に共通していた買いのサイン
16校を見てきました。共通点を整理しておきます。同じサインを持つ学校は、関東にまだ残っています。

- サイン1|合格最低点が5割前後で止まっている(聖学院49.3%、駒込の適性検査型47%)
- サイン2|同じ学校でも回で倍率が大きく違う(多摩大目黒1.6倍と3.2倍、品川翔英1.2倍と8倍)
- サイン3|科目を絞れる入試がある(昭和学院の算数1科、品川翔英の得意選択2科)
- サイン4|配点や判定に逃げ道がある(英明フロンティアの高得点2科判定)
- サイン5|加点とスライド合格がある(桜丘の加点措置、多摩大目黒のスライド)
この5つは、偏差値表には1つも書かれていません。載っているのは、学校の公式サイトの入試結果のページのほうです。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
偏差値によらない学校選びや、過去問を解く中での志望校選び等々、私自身が今まで思っていたことシンクロする部分が多く、コンサル後すぐに、お願いすることを決断しました。

どの学校のどの回から手をつけるか迷っていませんか
いまの学年と、直近の模試の科目別の様子を伺えば、今日の16校のうちどこが候補になるかをお話しできます。EdenのLINEからお聞かせください。
偏差値40から2か月で田園調布学園へ
以前、こんな生徒がいました。
入会したときの偏差値は40。真面目でおとなしい女の子でした。
ノートは誰よりも綺麗です。ただ、授業が書き取りの作業になっていました。
分からないところがあっても、授業を止めたら迷惑になると思って黙っている。
私が最初にやったのは、教えることではありません。待つことでした。
自分の言葉が出てくるまで、1分でも2分でも待つ。
2か月で偏差値は66まで上がり、田園調布学園に合格しています。
偏差値40の時点で並べていた学校と、最後に受けた学校は違います。点数が動けば、候補も動くんです。
2025年から2026年にかけては、オンラインの指導だけで麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・高輪・世田谷学園・栄光などに合格者が出ました。偏差値40未満から偏差値50以上の有名中への逆転合格は、400名を超えています。

2か月で偏差値30から駒込中と昭和学院中へ|合格者との対談動画
今日ご紹介した駒込中と昭和学院中に、2か月で逆転合格したご家庭との対談があります。
どの回に出願したのか。過去問をいつから見たのか。回で選ぶという話を、実際のご家庭がどう動かしたかという形で話しています。
ほかの合格者との対談もこちらにまとめてあります。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。指導はオンラインで全国に対応しています。Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
穴場は永遠には残りません。今日ご紹介した中にも、すでに閉じかけている学校がいくつもありました。
「うちの子が合格最低点を取れる学校は、どれですか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、得意な科目、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。

著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

