こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
うちの子、国語が苦手で模試の復習にけっこう時間が取られている…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 模試の国語の、効率的なおすすめ復習方法
について話します。
是非ご覧ください。
効率的な復習方法
国語の復習は、どうもやりかたが分かりづらく、
けっこう時間がかかってしまいがちな教科です。
そんな時にはやはり、
自分が何ができなかったのかを最初にに分析すると、
効率的に復習することができます。
普通はこれですが…。
普通は、「一から文章を思い出すために読んで、また一から解答していく」
というパターンが多いです。
もちろん、これができるのならやってください。
しっかりとしていて、良いと思います。
とはいえ、時間が無くて、ここまでできないのも事実…。
国語にそこまで時間はさけませんよね。
やはり、そんな時には、
自分の解答をしっかり分析して、
「今自分(子供)は何ができていないのか」
を分かっておき、そこを重点的に鍛えることが、効率的です。
目の前で読ませましょう。
私は、生徒が文を読む様子を、
実際に見るというやり方をします。
- どう文を読んでいるのか。
- 接続詞は理解していそうか。
- 大事な段落はどこか分かっているか。
などを、生徒の読む様子から、察します。
これをすることで、
生徒がどれくらい読解できているかを確かめられます。
解くのも見ましょう。
また、子供が解く様子も見ます。
- どの問題をどの段落を根拠にして解いているのか。
- ちゃんと問題文を読んでいるのか。
- 解答をつくるコツを知っているか。
などを確認します。
これをすることで、
解答をつくる力を見ることができます。
語彙力も見ましょう。
また、上記2つをやりながら、
子供がどれくらい語彙力があるのかも、見ていきます。
10分くらいこれらをやれば、
プロの家庭教師は、子供がどこでつまづいているかが、大体分かります。
おそらくもうちょっと時間をかければ、
親御さん方もできるかと思います。
そしてその分析はつまり、
子供が今やるべき勉強が見えてくるということです。
それぞれの子の伸び方。
子供のタイプによって、
これからどう成績を伸ばせばいいのかが見えてきます。
読解力は時間がかかります。
国語を伸ばすのに時間がかかってしまうのは、
読解力が足りない生徒です。
文章理解ができないと、そもそも問題が解けません。
- 文章のテーマの掴み方。
- 大事な分の見分け方。
- どうすれば速く読めるか。
などを指導して、
なるべく簡単な選択問題から、正答できるようにしていきます。
解答の強化はわりと簡単。
また、文章読解はできるけれど、解答を作る力がないと言う子は、
わりと短時間で、国語の成績を上げることができます。
こういう子にいくら読解のコツを教えても、
時間の無駄になるケースが多いです。
これはプロが指導すれば、結果はわりと早く出ます。
3か月で偏差値が20上がるくらいは、よくある話なんです。
最初の分析が大事です。
やはり、自分は読解ができていないと思い込んでいる子が、
うちの塾に来て、解答をつくるコツを教えると、スルスルと偏差値が上がるケースがあります。
読解力を今まで、解答を作る力がなくて、活かしきれてなかったのです。
よく「やっぱり国語は半年くらいかかりますよ」と言われます。
もちろんそういうケースもありますが、
子供のタイプを始めに見ることで、かなり時短になるケースもあるのです。
語彙力は大変。
また、読解できるし、論理的に解答をつくることができるのに、
成績が芳しくない子は、語彙力が圧倒的に足りない場合があります。
こういうケースは、「半年くらいかかる」のも、真実でしょう。
とはいえ半年くらい頑張ったら、
語彙力もついて、得点につながってくると思います。
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国語は才能??
たまに「国語は才能だから」という声を聞きます。
確かに、他の教科に比べ、勉強法など、
よく分からないところが多い教科なのは確かです。
しかし、決して才能のみではなく
しっかり子供のタイプを知り、適切な対策をとることで、しっかり伸びる教科なのです。
今日は、国語の復習について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年2月1日
参考・引用
『中学受験に勝つ子が育つ賢い親の習慣』,松永暢史,2015