こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
子供が国語で偏差値55を超えない…
どうやったら60台に乗せれるんだろう…?
とお悩みの方はいませんか?
偏差値60に行けば、国語を得意科目と呼んで大丈夫です。
そこまで行くのは、あることに気を付けたいです。
「偏差値50の壁を超えるには」
「偏差値55の壁を超えるには」
は過去記事に掲載しております。↓↓
記述です。
偏差値55から偏差値60へ行くカギ。
それは
- 記述力
です。
記述式は、難しい。
基本的に記述式は
- 選択問題
- 語彙・漢字
よりも、得点を稼ぐには難しいですよね。
記述問題で完全な◯がもらえず、
部分点を稼ぐだけでは、安定して偏差値60を超えることは難しいのです。
- 説明不足
- 分かりにくい文章表現
- 言葉の不足
などがあれば、すぐに減点されます。
使うのは「固い言葉」です
日常で使いがちな曖昧な言語表現は許されません。
中には、選択問題はできていても、
- そもそも記述でまったく書けない
- 文字数が多いと手も足も出ない
という子もいます。
とはいえ大丈夫
とはいえ大丈夫です。
高得点を獲得するための記述の「型」があり、
これを完璧に身に着ければ、偏差値60も目指せます。
3つの要素があります
そもそも、記述問題の解答は多くの場合、
- 3つの要素
で構成できます。
そこで今回は物語文の
「~という行動をとったのはなぜですか」
というオーソドックスな問題を例に見てみましょう。
1つ目は…
1つ目は、
- 「~という行動をとったのはなぜですか」
という問いに対する結論の部分
です。
- 嬉しかったから
- 悲しかったから
- 焦っていたから
など、心情を表すフレーズを、文章内から探すのです。
高得点を取る記述は、
この一つ目のフレーズに肉付けをしていくことで、作れます。
2つ目は…
2つ目は…
- 心情の根拠
です。
- 嬉しかったから
- 悲しかったから
- 焦っていたから
この言葉に、
- 「サッカーの試合でゴールを決めて、嬉しかった」
- 「宿題を忘れていて、焦っていた」
という風に、
根拠を加えます。
3つ目は…
3つ目は、
- 根拠への補足説明
です。
- 「サッカーの試合でゴールを決めて、嬉しかった」
- 「宿題を忘れていて、焦っていた」
これらに
- 根拠が発生するまでの経緯
- 具体的なエピソード
を加えます。
そうすると、
- 「元々スタメンにも入れなかったが、毎日居残ってシュートを練習していると、
試合中、チャンスできちんとゴールを決めれたから(嬉しかった)」
- 「夏休みの前半に宿題をやっておけと言われたのにも関わらず、
最後の方まで手を付けていなかったため(焦っていた)」
となります。
こういった補足説明は、
- 〜なため(順接)
- ~にもかかわらず (逆接)
- ~一 方(対比)
これのどれかにつながる文が書けないかと、
文を睨むのです。
物語も、論説も。
今回は物語について述べましたが、
論説文も、
- 結論
- 根拠
- 補足説明
この3要素を探すことで、
質の高い解答は誰でも作成できます。
「一応書くんだけど、減点が多くて結局全然取れないんだよね…」
そんな方は、
この3つの内のどれかがミスしている可能性が高いです。
是非記述問題を攻略して、
国語を得意科目にしてください!!
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年4月30日