こんにちは。
中学受験の本番、2月1日まで、残り一カ月を切っています。
そこで、焦らない焦らないと思っていても、
親は焦ってしまいがちです。
焦っていると、つい夫婦間で口論になり、
家族仲が最悪になることもあります。
そこで今回は中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、受験直前に、落ち着くコツを話します。
受験直前の「大丈夫か」は禁句です。
本番まであと1か月。
待ったなしで本番がやってくる頃になると、
子供をサポートしているお母さんであればあるほど、
色んなマイナスの思いが頭に浮かびます。
例えばこんなの。
「うちの子はまだ天体が全く理解できていない。
歴史の年号だってウロ覚え。速さの問題が出たらかなり危険。不合格だったらどうしよう……」
そして、そんな半分パニック状態のお母さんに、
ようやく中学受験のキツさに気が付いたお父さんが、無神経に声をかけます。
「大丈夫か」
と……。
悪意はありませんが……
これは、お父さんなりの精いっぱいの気遣いです。
決して悪意はありません。
でもこれは、高熱で苦しんでいる人に
「大丈夫か」と聞くのと同じで、
正しい返答は「大丈夫じゃない」なのです。
お父さんは、
「自分は傍観者ではない。できることならサポートしたい」という気持ちから
「大丈夫か」と言ったのに、
お母さんには、
「なんでそんなに傍観者みたいなセリフが言えるの」と
捉えられてしまう最悪の発言。
そして、 夫婦ゲンカがスタート!!……。
受験する当の子供には、両親の不安が伝染してしまいます。
受験の慣れている親の場合
上記した、焦ってしまうパターンは、
中学受験が1度目の方に多いです。
しかし、2度目の受験の親は、大体、少し進歩しています。
開き直っています。
お父さんもお母さんも、
開き直った方がいいことを学習しています。
上記のお母さんの心配、
苦手分野が出たらどうしようという不安には、 こう答えることができます。
- 「苦手な問題は出題されません」
- 「きっと、うちの子は運が強いって」
心配するのは時間の無駄だと思っています。
一回でも子供と一緒に、志望校の過去問を解いてみたことがあるお母さんなら
わかってもらえると思いますが、
中学受験の分野の範囲はとても広く、
受験生が、全てをカバーするのは、不可能に近いのです。
これは、出題者も同じです。
全ての分野から出題するのは不可能です。
しかも、合格するのに100点満点は必要ないです。
もし、苦手な分野が出題されたら、飛ばせばいいだけのこと。
正解は「大丈夫だよ、きっと」
ということで、
お父さんの「大丈夫か」
という問いに対する正しい答えは、
受験直前なら、
「きっと大丈夫だよ」
です。そう答えるようにしましょう。
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
記事公開日 2019年1月6日
最終更新日 2020年2月11日