【中学受験】習い事はいつまで続けるか|やめても成績が上がらない理由と両立の線引き
こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
サッカーもピアノも本人は続けたいと言うけれど、そろそろやめさせるべきなのか…
という方はいませんか?
日曜の夕方。試合から帰ってきた子どもが、ユニフォームのまま眠っている。
宿題はまだ手つかず。
来週の模試のことを考えると、その寝顔を見ながら胸がざわつく。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験で習い事をやめても成績が上がらない理由
・習い事をいつまで続けるかを決める2つの物差し
・好きなことを残したまま学習時間をつくる方法
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。

中学受験で習い事をやめさせても成績は上がらない
まず、いちばん先にお伝えしたいこと。
習い事をやめさせても、成績は上がりません。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中で「習い事をやめた翌月から成績が上がりました」というご報告を受けたことは、ほとんどないんです。
やめた直後に何が起きるか。
空いた時間に、子どもは机へ向かいません。
動画を見たり、ぼんやりしたりして、その時間は消えていきます。
理由は単純。
やめさせたのは時間であって、勉強のやり方ではないからです。
手が止まっている原因が別のところにあるなら、時間を増やしても止まったままでしょう。
好きなことを取り上げると勉強への反発だけが残る
もうひとつ、見落とされやすいことがあります。
子どもにとって習い事は、暇つぶしではありません。
自分がうまくいっている場所であり、認められている場所。
そこを取り上げられると、子どもの中ではこう変換されます。
「勉強のせいで、好きなことを奪われた」
この一文が入った瞬間、勉強は敵になるんですね。
やらされるものになった学習が伸びていくことは、まずありません。
私が習い事の継続をお勧めしているのは、情の問題ではなく、成績の問題としてです。
中学受験の習い事はいつまで続けるか|時間の総量では決められない
「週に何時間までなら大丈夫ですか」
このご質問を本当によくいただきます。
正直に申し上げると、時間の総量で線を引くことはできません。
同じ週6時間でも、まったく問題のない子と、明らかに崩れている子がいるからです。
送迎に片道40分かかる家庭と、歩いて5分の家庭。
平日の夜に入っている習い事と、土曜の午前に入っている習い事。
条件が違いすぎて、共通の数字は出せないんですね。
何年生までという学年でも決められない
「6年生になったら全部やめるものですか」と聞かれることもあります。
6年生の秋以降は入試演習の比重が上がりますから、回数を減らすご家庭は多いところ。
ただ、これも一律ではありません。
直前期まで週1回の練習を残し、それが気持ちの安定につながった子を私は何人も見ています。
いつまで続けるかを決めるのは、カレンダーではないということですね。

中学受験と習い事の両立を判断する2つの物差し
では何を見るのか。
私が保護者の方にお伝えしている物差しは、次の2つだけです。
物差し1|生活リズムが崩れていないか
いちばん先に見ていただきたいのが、睡眠と食事の時間。
- 就寝時刻が習い事のある日だけ大きく後ろにずれていないか
- 朝、自力で起きられているか
- 食事の時間が削られていないか
ここが保たれているなら、時間数がどれだけ多くても、私は続けることをお勧めします。
逆に、練習から帰って夕食が9時、入浴して宿題を始めるのが10時半、という日が週に何度もあるなら、そこは調整が必要でしょう。
やめるかどうかの前に、曜日の組み替えや回数の見直しで解決することも多いんです。
物差し2|本人の支えになっているか
もうひとつは、本人にとってその習い事がどんな場所になっているか。
- 行く前の顔つきはどうか
- 帰ってきたときに、その日の話をするか
- 休んだ日に残念がるか
支えになっているものを取り上げると、勉強も一緒に崩れます。
反対に、本人がすでに惰性で通っていて、休むことを喜んでいるなら、そこは手放してよい時期。
判断の主語を「受験」から「その子」に戻す。
それだけで、迷いはかなり減りますよ。
一般的に、家庭教師の仕事は子どもへの指導だけだと考えられがち。
Edenでは、保護者の方の声かけや、管理しすぎない環境づくりまでを指導の範囲としています。
習い事を続けたまま進められるかどうか、一度ご相談ください
学年、通っている塾、習い事の曜日と時間。それを伺えば、いま調整すべき場所はある程度お伝えできます。EdenのLINEから、お子さんの一週間の過ごし方をお聞かせください。
習い事のせいにする前に見るべき成績が伸びない4つの原因
成績が伸びない原因を、習い事に求めてしまうご家庭は多いところ。
しかし面談を重ねる中で見えてきた原因は、だいたい次の4つに収まります。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
この4つの中に、「習い事をしているから」は入っていません。
どれも、時間を増やせば解決するものではないんですね。
一般的には、成績が伸びないのは勉強時間が足りないからだと言われがち。
ですがEdenでは、なぜ手が止まっているのかを先に特定します。何を勉強すればいいか分からない、問題が難しすぎる、結果が出ず自信を失っている。原因が違えば、打つ手も変わります。
集団授業でわかったつもりになる構造
もう少し踏み込みましょう。
集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進む。
その結果、根本原理の説明が薄いまま、問題演習だけが先へ進んでいきます。
授業の場では「わかったつもり」になりますよね。
ところが家で一人になると、ほとんど解けない。
解けないから、時間があっても手が動かない。
ここに、習い事をやめて生まれた2時間を足したところで何も変わらないでしょう。
変えるべきなのは、時間の量ではなく中身のほうです。

通塾の時間をなくせば中学受験と習い事の時間はつくれる
ここが、いちばんお伝えしたい部分。
一週間の中で、意外なほど大きな割合を占めているのが移動時間です。
塾まで片道30分。
週3回通えば、それだけで3時間。
保護者の方の送迎の時間も、そこに乗ってきます。
Edenはオンラインの指導ですから、この移動時間がまるごと不要になります。
授業が終われば、そこはもう自宅。
生まれた時間を、習い事に回すこともできますし、睡眠に回すこともできる。
「習い事か受験か」という二択に見えていたものが、実は「移動時間をどうするか」の問題だった、というご家庭は少なくありません。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
大好きなサッカーを続け、毎日外でも遊び、夜9時には就寝し、子どものメンタルにも良い環境でした。親へのサポートもしっかりしてくださいます。

さらに、授業のない日をどう埋めるか。
塾でも家庭教師でも、授業のない日のほうが圧倒的に多いですよね。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。
私と専任講師のダブル体制で見ていますので、練習で帰りが遅くなった日は、その日のうちに量を組み替えます。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
これだけで、家の空気は変わりますよ。
一週間の予定を、いったん組み直してみませんか
習い事の曜日を動かすだけで解決する場合もあれば、学習の中身から見直したほうが早い場合もあります。まずは現状をお聞かせください。
偏差値30台から約4か月で明星INS中へ|生活のリズムを立て直した例
以前、こんな生徒がいました。
6年生で偏差値は30台。ご相談をいただいたのは、受験まで残り4か月の時点でした。
塾の拘束時間が長く、帰宅が遅い。寝る時間と起きる時間が崩れ、体調まで崩して、成績が下がっていました。
変えたのは、塾の課題に追われる形をやめたことです。
自分の弱点だけに集中する形へ切り替えました。
約4か月で偏差値は60まで上がり、明星INS中に合格しています。
増やしたのではなく、減らして絞ったこと。
模試の偏差値は、全国の受験生の中での位置を示す数字にすぎません。
実際の入試で問われるのは、その学校が出す問題だけ。
やることが絞られれば、必要な時間も絞られます。
すべての単元を等しく仕上げようとするから、時間がいくらあっても足りなくなるんです。
6年生でも4年生の教材に戻ることを、私はよくお勧めしています。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
戻ることは、後退ではありません。

習い事を残した先にある自己肯定感という長期目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
この観点から見ると、習い事は削るべきコストではありません。
小さな成功体験が、毎週生まれている場所だからです。
試合に出た、一曲仕上げた、昇級した。
その積み重ねが、模試の結果が悪かった日に子どもを立たせてくれる。
受験の2年間で好きなものをすべて手放した子が、合格した後に目的を失ってしまう。
そういう例を、私は見てきました。
好きなことを残したまま合格する道はあります。
削るところは、そこではないんです。
記事で触れた明星INS中の合格者との対談|4か月の中身を本人が話す
先ほど紹介した、ラスト4か月で立て直した生徒の対談を公開しています。
偏差値30台から偏差値60まで上げて、明星INS中に一撃で合格した回です。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- 通塾の時間がかからないオンライン指導
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 過去のライブアーカイブは200本以上
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
拠点は横浜市。指導はすべてオンラインで行っています。
「うちの子は、習い事をいつまで続けられますか」
この質問に、お子さんの一週間の様子を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、習い事の曜日と時間をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。

著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

