こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
家庭学習の効率が悪くて、何の工夫をすればいい…?
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 家庭学習の2つのコツ、「ノート」と「答え合わせ」
について話します。
是非ご覧ください。
ノートをチェックしましょう。
家庭学習を親がどうサポートすればいいのか、
結構、この手の質問は多いです。
問題も教えられるほど分からないし、変に口出しするのも逆効果っぽいし…と、
迷いますよね。
そこで親はやはり
子供のノートを見るのがおすすめです。
偏差値と関係します。
子供のノートを見れば、子供が学習でどこをどう意識しているかが、見えてきます。
よって、ノートの取り方は偏差値に如実に表れます。
とはいえ、ノートは軽視されがちで、
その大切さを、多くのご家庭が、分かっていませんし、
塾の先生でも、あんまり教えてくれません。
子供に聞きましょう。
親はそこでまず子供に、
「どうして授業でノートを取るの?」と聞きましょう。
子供はどう答えるのでしょうか。
- 「後で復習するため」
- 「ちゃんと手を動かさないと覚えられないため」
など、そう言ってくれるのならいいのですが、
実は多くの子どもは
- 「だって書かないといけないんだもん」
と答えます。
そういう子は、ただノートに書いて、
そのまま放置してしまって、終わりになります。
何も考えていないパターンです。
なのでそんな子には
- 後で復習するために、ノートを取る。
- ちゃんと大事なところを重要にして、ノートに書く。
- 先生が書いたもののみではなく、他に大事なところがあったらそこもノートに書く。
- とはいえ、ノートづくりに時間をかけすぎない。
と、教えてあげます。
一番最後のノートに時間をかけすぎないというのは、意外にも大事で、
ただノートをちゃんと書こうと言うと、ひたすらノートづくりで勉強が終ってしまいます。
他にも、子供が成長してきたら、
- 算数はちゃんと途中式も書く。
- 国語の記述は、大きな字で書くとスペースがなくなるから、大きさは調節する。
なども教えてあげましょう。
ノートは子供を表します。
また、ノートの字がいつもより汚かったり、雑に書かれていたら、
何か悩んでいることがある可能性が高いです。
悩みから、授業への集中力が落ち、
そういうノートになるのです。
ノートは子供を表すので、
ノートを見ることで、しっかり子供を見てあげましょう。
【中学受験】ノートとルーズリーフ、どちらを使ったほうが良い?
答え合わせの正しいやり方。
また、家庭学習の際には、
答え合わせにも気を付けるのがおすすめです。
答え合わせはめちゃくちゃ大切ですが、
意外にもテキトーに終わらせる子が多いです。
普通はこんなやり方です。
「正解と間違いだけ確認してもう終わり」
そんな子も多いのです。
ちゃんと復習すると言っても、間違えた問題をただ解きなおすくらいの人が、
結構多いのです。
これだと、結構、非効率的です。
そして一番普通のやり方です。
仕分けします。
間違えた問題は、
- 難しすぎて解かなくていいのか
- ちゃんと理解した方がいいのか
を考えます。
後者なら、解答プロセスのみならず、
どうして自分が間違えたのかも、そしてその対策法を、しっかり確認します。
- 先生が言っていたものを板書し忘れていた。⇒しっかりノートを作る。
- 問題を読み間違えていた。⇒ちゃんと問題に印をつける。
などなど。
答え合わせをするときには体力が切れていて、
あんまり力を入れずに終わらせてしまう子が多いのですが、
むしろ、一番頑張るべきです。
今日は、家庭学習のコツについて話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年2月17日
参考・引用
『もう悩まない中学受験 成績アップと合格をかなえるコツとわざ』,小川大介,2017