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【中学受験】算数で成績を上げるための正しいノートの使い方

こんにちは。

中学受験をされるお子様方は、この夏休み、勉強を頑張っていると思います。

夏休みには、夏期講習など、通常の授業に比べ、スピードがアップして授業が進みます。

特に算数は、今まで一週間に一単元進んでいたのが、一週間に三単元も進んだりします。

このように、中学受験において、もっとも過酷な科目は、算数です。

算数のノートを、お子様はどのようにとっていますか?

実は算数では、
授業で使う、授業用のノート
家に帰った時など、問題を解くのに使う、問題演習用のノート
間違えた問題を記録するために作る、間違いノート

の3つを使うことをおすすめします。

今回は、プロ家庭教師のEdenが、中学受験の算数で成績をあげるための正しいノートの使い方をそれぞれ話します。

授業用ノートの使い方

先生の板書や話した内容を書き留めるものです。
塾や学校の授業中に使います。目的は「授業の内容を思い出すこと」です。
ですから、家に帰って読み返したときに授業内容を思い出せるような書き方が理想的です。

授業用ノートでは、もちろん、先生のいう事を、基本的には書きます。

しかしたまに、先生の言う事を一字一句残らず書く、というとてもまじめな子がいます。

真面目なのはいいことですが、そういう子のノートは、字で一杯で、復習するときに、どれが重要項目なのか分からず、とても使いづらい事があげられます。特に、女の子に多いです。

あくまで授業用ノートは、「あとで見返し、授業の内容を思い出すためのノート」です。
なので、先生の言うことをそのまま書くのではなく、自分なりの言葉、説明に置き換えて書くようにしましょう。

他にも、、先生が言っていないことでも、自分が気付いたことなどをメモすることができれば、さらにいいでしょう。

問題演習用ノートの使い方

問題を解いて答え合わせをするためのノートです。
塾や学校の授業中に解いた問題は「授業ノート」に書くので、
「問題演習ノート」はおもに家庭学習の時間に使います。

おもな目的は「復習するため」です。人間の頭は覚えたことを忘れるようにできているので、授業を受けてもすぐに忘れます。理解・定着には復習が不可欠ですから、反復学習のために「問題演習ノート」が必要なのです。

このノートは、ある程度自由に書いていいのですが、おすすめの使い方が複数個あるので、挙げていきますね。

方眼ノートを使おう

マス目なしの大学ノートを使う方もいるのですが、なるべく方眼ノートを使いましょう。
これは、授業用ノート、間違いノートでも、同じことです。

なぜなら、縦と横をそろえられるからです。
表や図も書きやすいです。
模試や本番では、おそらくマス目はありませんが、小学生の内に方眼ノートでしっかり書く癖をつけることができれば、大学ノートや模試でも自然と綺麗に書けるようになります。

余白をたっぷり使う

基本的に、のびのびと、ページ数を気にすることなく、ノートを使った方が良いです。

詰め詰めで書いてしまうと、復習する際に、どこまで自分が分かっていてどこから間違っているか、確かめるのに、時間がかかってしまいます。

計算式も縦に書く。図形も大きく描く。

余白はたっぷり使いましょう。

図形はフリーハンド

図形は定規などを使わず、フリーハンドで描くようにしましょう。

図形を描いているときは、その問題を考えながら描いています。
しかし、定規を使ってしまうと、定規に気をとられ、肝心の問題に集中できません。

解いた跡は消さない

算数の問題を解く時、間違ったら消しゴムで消して修正する生徒が沢山います。

これは、その問題をどうして間違えたのかがわからなくなることから、良い解き方とは言えません。
間違えた理由が分からないことは教える側にとっても、指導の弊害となるでしょう。

間違えた問題は消さずに、別にやり直しさせるようにしましょう。
その場で出来たような解答を作ったところで、生徒の単なる自己満足にしかなりません。

間違いノートの使い方

間違いノートは、テスト、模試などで間違えた問題を貼って、再度解くためのノートです。

間違えた問題をコピーして、ノートに貼って、保存しておきましょう。
もちろん、その問題を解いた一週間後や、受験直前に解くことを前提としてです。

算数はお子様が一番間違えるであろう教科です。
よって、算数の間違いノートの作成は、けっこう、大変です。
なので、保護者の方が作ってあげてもいいと思います。

過去記事に間違いノートいついて書いているので、是非ご覧ください。
【受験】間違いノートには「自分がどう考えて間違えたのか」も書きましょう。

ノートの使い方は、人それぞれでいいと思いますが、
最低限これは守った方が良いぞ!
というのを、述べました。お役に立てれば、幸いです♪