こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供についつい怒ってしまうのだけれど、
逆にどういう風に指導すればいいか、分からない。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 子供を怒らせるのは、無意味です。おすすめは「笑顔の悪魔」
という話をしています。
是非ご覧ください。
原則叱らず、笑顔の悪魔。
これはよく言われることですが、
親御さんは、原則叱るのはよした方が良いと思います。
もちろん、人間関係や、生活習慣の面では叱ってもいいですが、
こと勉強については、叱るのはよして、理屈で説得するのがおすすめです。
笑顔の悪魔
昔所属していた塾では、
「笑顔の悪魔」になるよう勧められました。
普通に
- たくさんの課題を出す。
- 居残りさせる。
などを、叱る体でやると、
子供達も、ちょっとひるみます。
そして、感情論で勉強を押し付けても、
全く効果がないことに気付きました。
結果は出します。
そこで勧められたのが、「笑顔の悪魔」。
大量の宿題を、「こんくらい余裕でしょ?」と言って、
笑顔で出す。
それをやっていなかったら、帰らせてくれない。
しかし表所は笑顔で優しげ。
なので、生徒はひるむことなく、
宿題もやってくるし、偏差値もアップします。
結果を出すには「笑顔の悪魔」になるのが良いということが言われていたのです。
ついつい怒らせがちです。
親御さんは、子供の成績を見て、
ついつい怒り、怒らせがちです。
- 「スマホばっかりいじっているからでしょ?」
- 「どうしてこんな点なの?」
と、ぐちぐち言って、
子供が怒るまで待っているかのような親御さんです。
正直、伸びません。
とはいえ私は、10年以上この世界にいますが、
受験勉強について怒ったりして、子供が反省して勉強を頑張り、
成績が伸びたケースを、知りません。
逆に、怒れば怒るほど、
子供もやる気がダウンし、親に反抗したり、と、いいことなしです。
淡々と分析しましょう。
「たくさん勉強しなさい予習も復習もちゃんとしなさい…」
そんな態度では、全くやる気になりませんし、
「模試で偏差値○○をとったら…」
という、モノで釣るやり方も、一時的には効果がありますが、
結局親の顔を見ながら委縮して生活することになります。
保護者の方は、子供の勉強に不満を持っても、怒らず、
結果を淡々と分析をしましょう。
「時間がなかったのか」「解く順番をミスしたのか」
分析して子供に足りないところを、理性的に指摘しましょう。
指摘することは、してもいいのです。
難しい褒め方。
また、よく困るのは、
子供が良い成績を取ってきた時の「褒め方」です。
ひねくれて受け取ります。
親が褒めていても子供は、
- 「本心ではなく、俺を乗せるためにおだてているよね」
- 「結局勉強だけできていればいいんでしょ」
などなど、ひねくれている子もいます。
小3くらいまではそんな子はいないのですが、
10歳を超えてくると、結構増えてきます。特に男の子。
ニュアンスが大事。
やはり褒め方にもニュアンスが大事です。
普通に褒めるのではなくて
「成績上がるって思わなかったのに、びっくりした。やるじゃん」
そういうニュアンスで褒めると、
子供はストレートに喜んでくれます。
つまり、「ただすごいと言う」というより、
「上がると思わなかったのにびっくりした」というニュアンスで褒めるのです。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年10月24日
参考・引用
『ゆる中学受験』,亀山卓郎,2019