こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供がずっとイライラしていて、どう対処すればいいか分からない…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わったきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 子供のイライラへの、大人の対処法
について話します。
是非ご覧ください。
追い込まれる子供達。
小学生は、精神的にも肉体的にも、
まだまだ成長する途中です。
そんな中、中学受験をするのは、子供にとってはけっこう重いのです。
子供にとって過酷です。
具体的に何が過酷かというと、
- 塾のクラス
- 偏差値
で、自分を判断され続けることです。
しかも
- 「応援してるよ!」
- 「頑張って!」
と、どんどん期待をかけられて、追い込まれるのです。
これが数年続くと、
自分の偏差値と、自分の価値が、一緒だと思い込んでしまうのです。
よって、イライラしてしまうのは親のみではなく、子供もなのです。
子供の感情の出し方
子供というのは、大人より感受性が豊かです。
しかし、その感情を上手く処理したり、
上手く言葉に出す方法を、大人より知りません。
なので、感情がマイナスに動いた時、子供は
- 「イライラをぶつける」
- 「泣き出し」
この2パターンがほとんどです。
子供が親にぶつけるイライラは、
ある程度しょうがないものなのです。
感情を受け止めましょう。
では、親は子供のイライラに、
具体的にどう対処すればいいのでしょうか?
分かろうとするのが大事です。
子供がイライラしているときは、
親はそれに反発するのではなくて、分かろうとすることが大事です。
子供がイライラしてきたら、
「そんな感じにならないで!」と言いたくなりますが、
そこでは反発するのではなく、
「確かにイライラするね」と、子供の感情を返してあげてください。
子供は自分の気持ちを受け止めてもらえないと、
勉強への集中力も散漫になります。
子供の空気も大事です。
私は授業の最初に、
まず子供の雰囲気、空気を確認します。
そこで
- 不機嫌そう
- 元気がない
そんな様子だったら、授業を始める前に、
「最近何してたー?」とその不機嫌の原因を探っていきます。
探っていくと、最初はあまり答えなかった子供でも、
徐々に心を開いて、「さっき友だちと喧嘩して…」と、
心の内を明かしてくれます。
最初にそれをしておかないと、
結局勉強も集中できずに終わってしまいます。
かなり重めのなやみ(いじめなど)もあり、
そんな時はご家庭に連絡して、大人が解決する必要があります。
心の整備が必要です。
勉強よりも、どんな心境で勉強を始めればいいかの方が大事だったりします。
家庭教師が心を整える役目をするのもいいですが、
なるべく親が子供の心を受け止めたいですね。
今日は「イライラする子供の対処法」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年9月27日
参考・引用
『最強の中学受験』,安浪京子,2018