こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
6年生の後半にもなったので、
そろそろ志望校の過去問を解かせようと思っている。
そんな方はいませんか?
確かにそろそろ過去問を始める時期ですが、
始める前に、準備した方がいいこともあります。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 過去問を解き始める前にするべき、3つの理由。
を話します。
是非ご覧ください。
過去問の前にするべき、3つの準備
夏休みも終わり、
これからガッツリ過去問が始まると思います。
これからは過去問がメインになってきます。
なので、その取り組み方が、超重要です。
そこで、その過去問演習の効果を最大限にするために、
しておくべき準備があります。
3つの理由
しておくべき準備は、
次の3つです。
- 目標を定める。
- 時間配分を考える。
- 問題を見極めることを知る。
上記の3つです。
順番に説明していきますね。
①目標を定める。
最初はこれ。
「目標を定める」ことです。
7割が合格です。
大体の学校は、
7割程度取れれば、合格です。
なので、志望校の過去問は、
7割を目標にして、対策をとっていくべきです。
過去問を見ましょう。
さらに大切なのは、
過去問の最初の方のページにのっている、
「合格最低点」を見ることです。
その点数を、4教科で超えていくのを、
おすすめです。
お試し校・志望順位が低い学校は、
合格者平均点までいきたいところですね。
芝の場合は?
ではここで、芝中学を第2志望として、
過去問を考えてみましょう。
目標点数は、計350点満点(国算が各100 点、理社が各75点)で
合格最低点を約30点上回る240点とします。
たとすると、
算数が70点、国語65点、理科50点、社会55点と、
各お子様のバランスに合わせて設定します。
もし、芝が第1志望の時は、
合格最低点ギリギリの合計220点くらいで考えましょう。
②時間配分を決める
次に、「時間配分」です。
ここも、それぞれのお子様の特徴に合わせて、
決めていくのをおすすめします。
例えば、女子学園。
例えば、女子学院の問題。
算数で、40分間で計20問の問題があります。
スピード重視の試験問題です。
ここで速く解く子の場合は、
30分で20問解く予定をつくり、
余った時間は見直しに当てましょう。
解くのが遅い子の場合は、
一問2分でギリギリを設定して、
その代わり、きっちり全問解けるようにしましょう。
③問題を見極めることを知る。
最後にこれ。
「問題を見極めることを知る」ことです。
印をつけましょう。
- 自分が解けて、正解しないといけない問題。
- 解けなくて、もう正解しなくていい問題。
これらをよく見極めることが必要です。
そこで、3つの印をつけて、考えます。
○と△と□です。
印は、○と△と□です。
- ○⇒解という問題
- △⇒難しすぎて、無理という問題
- ×⇒がんばったら解けるかもしれない問題
上記3つです。
○は絶対に正解するようにしましょう。
一方、×はいくら時間をかけても無理な問題なので、
捨てましょう。
頑張るのは、△。
そして、大事なのは、△です。
△は頑張ったら解けるかもしれないので、とりあえず、頑張ってみます。
そこでもし解けなくて、
解答を見てもよく分からなかったときは、△を×に変え、
先生に質問をしましょう。
感覚が、大事です。
こういう作業をしていくうちに、
問題を見極める感覚を磨くことができます。
すると本番中、無駄に難しい問題を解いたり、
そのせいで、時間切れで解ける問題を逃してしまうことが、少なくなります。
今日は「過去問を解き始める前にする3つの準備」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年9月12日
参考・引用
『最強の中学受験』,安浪京子,2018