こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、4年の最初から中学受験の対策を始めてないけれど、
遅くから始めても大丈夫かな…?
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 4年の後半、5年の最初など、遅くから中学受験を始めても大丈夫かどうかの基準
について話します。
是非ご覧ください。
遅くから始めても大丈夫な基準
中学受験をさせようか迷っている方の中で、
「4年の後半、5年から受験を始めても、大丈夫かな…。
遅れてもう取り返しがつかないんじゃないかな…」
と、迷っている方、よくいます。
絶対に間に合わないことはない。
遅くから中学受験を始めても、
絶対に間に合わない、ということはないです。
- 学習習慣
- 基礎学力
上記2つがあれば、巻き返せます。
こちらの2つです。
学習習慣と基礎学力、
この2つの具体的な基準はこちらです。
- 1日に、3時間ずっと勉強していられる。
- 小学校のテストで、8割くらいは対策を練らなくても取れる。
この2点です。
さらに、素地が関係しています。
この上でさらに、
中堅校以降の学校を受験するには、
勉強以外の、「素地」が関係していきます。
勉強だけではありません。
この「素地」というのは、
学力とは関係ないところに出てきます。
例えばダンスの子。
例えば、4年の11月から受験を始めた、
マイちゃん。
彼女はダンスをずっとしていて、
勉強は小学校以外のものは、まったくやっていません。
とはいえ、この子は、「素地」がありました。
よく考える子なのです。
お母さんが、プリントを渡して、
「これファイルにをしまっておいて」と言ったところ、
その子はファイルが開けられず、困っていました、
ちょっと開けにくいファイルだったのです。
そこでよくお母さんは、
「ちょっと貸して!」と奪ってしまいますが、
マイちゃんのお母さんは、
「ちょっと考えてみようよ」と促し、
マイちゃん自身も、ファイルの仕組みを考えて、
頑張って開けていました。
自分で考える子。
- 自分の頭で考える。
- 親は不要な口出しはしない。
こういった「素地」がある子は、
遅くから中学受験を始めても、難関校に受かる確率が十分にあります。
体力はなかったですが…。
とはいえ、受験の始めたては、
その厳しさが、大変そうに見えました。
私の授業は間髪入れずどんどん進んで行くので(笑)、
追いつくのに必死そうでした。
最初は基礎的なものも分かっていませんでしたが、しかし、
小6の夏くらいになると、
志望校の偏差値に届き始めて、無事、第一志望に合格しました。
本棚も、カギになります。
また、「素地」については、
部屋の本棚を見ると、結構分かります。
勉強してもなかなか伸びない子は、
本棚に、本がなく、その代わり、マンガとゲーム機が置いてあります。
もちろん、読書はしていません。
たまに本が並んでいても、
「これ、読んでるの?」と聞くと、
「5分くらい読んだけど、よく分からないから、もういいやってなった」と答えます。
逆に本棚に本が並んでいて、そのうちいくつかをちゃんと読み切っている子は、
「素地」があるケースが多いです。
遅くから中学受験を始めるか、始めないか、
お悩みの方も多いですが、是非参考にしてください。
今日は「遅くからの中学受験」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年9月10日
参考・引用
『最強の中学受験』,安浪京子,2018