こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供にスマホを持たせようか、持たせまいか、迷っている…。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 子供にスマホを持たせていいか、ダメか。
について話します。
是非ご覧ください。
子供にとって、スマホはゲーム機です。
- 地震など災害があった時の位置確認。
- 親との連絡
を理由に、子供にスマホを持たせているご家庭は、多いです。
しかし、私が生徒を見てきたところ、
スマホは結局、ゲーム機になります。
よって、スマホを持たせるのには、反対です。
制限をかけましょう。
どうしても持たせたいのなら、
子供用に制限をかけたものを持たせるべきです。
- ゲーム
- 歩行中の使用
- Wi-Fiを使ったアクセス
など、様々な機能を制限することができます。
こういう設定をしておかないと、保護者の方もお分かりの通り、
スマホには中毒性があるので、子供もそれにやられてしまいます。
トラブルも、招きます。
また、小学生も中盤になると、
LINEを使ったいじめや、金銭的なトラブル、
そこまではいかなくても、友人関係のもつれが、
スマホを介して子供を襲います。
スマホは、トラブルメイカーなのです。
色々、考えることがあります。
子供にスマホを持たせるには、
親は色々と考えなければいけません。
- まず、「スマホ」と「SNS」に対するリテラシーを、
親子ともども持っておくこと。 - ネットばかり見るのではなく、
リアルなコミュニケーションをどうとっていくかということ。 - また、問題が発生した時、親が子供のメンタルに気づけるかということ。
- 逆に子供が親に相談しやすい関係をつくれているかということ。
などです。
スマホは便利に見えますが…。
確かに、スマホって、教育にとっても便利なように思えます。
- 電子辞書
- 音楽
- パズル
など、良いアプリはたくさんあります。
しかし…
しかし、
- 良いアプリなら大丈夫か。
- どうせ、後で持たせることになるんだし。
という考えは、正直、危険です。
親が慣れると子供に移ります。
ほとんどの子どもは、スマホが欲しいといつか言い出します。
親が使っているのなら、その時期は早いでしょう。
しかし、親がスマホに慣れているために、あまりに早くから持たせると、
「スマホ=なくてはならないもの」
という価値観ができあがってしまいます。
最初は教育系のアプリをやっていますが、
徐々にゲームに走り出します。
ひどい例だと、親のクレジットカードで勝手に課金する子もいます。
大事なのは、実際動くこと。
スマホゲームは、おもちゃや外遊びより、
ずっと刺激が強いです。アップデートも止まりません。
すると、スローな遊びに楽しみを感じなくなります。
アプリで
- カードゲーム
- ボードゲーム
- ミニゲーム
と同様なことができるとしても、
本当に大切なのは、実際人と人とでそのゲームを「リアル」で行い、
動いて、笑うことです。
スマホの教育系のアプリは確かにいいものもありますが、
「リアル」の体験は忘れないでください。
お母さんもいじりすぎないで。
また、お母さんも、スマホのいじりすぎはいけません。
よく子供がお母さんと話しているのに、
お母さんがスマホを見ているケースがあります。
これは最も良くない例です。
子供はそれを当然のことと思い、真似してしまうからです。
親子ともども、スマホの使用には気を付けましょう。
今日は「子供のスマホ」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年8月26日
参考・引用
『中学受験やってはいけない小3までの親の習慣』,西村則康,2015