こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
夏休みの明けの模試、せっかくうちの子が頑張ったのに、ボロボロだった。
とお困りの方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 夏休み明けの模試が、ボロボロだった場合の対処法
について話します。
是非ご覧ください。
反映されないので、大丈夫。
勉強を一生懸命して、夏を送った子供たち、
また、その親御さんにとって、
夏休み明けの模試は、「夏の努力の成果はどう出るか…!」
そんな風に、力みますよね。
反映されません。
しかし、ホントの事を言いますと、
夏休みを駆け抜けた程度で、夏明けの模試に、結果は反映されません。
夏の努力の結果が反映されるのは、
- 国語・算数⇒3ヵ月
- 理科・社会⇒1か月
大体このくらい、時間がかかります。
夏休み明けの模試で偏差値が上がる子は、
「6月ころから頑張っていた」子です。
「夏休み、天王山に入ってから、気合が入った!」
そんな子でも、その頑張りは、すぐには偏差値に表れません。
夏休みに、鍛えたもの
夏休み、一生懸命勉強すると、
「脳の体力」が身に着きます。
また、同時に、学習内容が少しずつ、
子供の中でこなれていきます。(かなり大事です)。
そして、約3か月後、努力が目に見える形に現れ始め、
解くスピードが上がったり、解けない問題が解けるようになっていきます。
模試は正確ではない。
なので、
「模試の偏差値=現在の正確な学力」では、ありません。タイムラグがあります。
焦らずやるべきことを。
よって、
結果はすぐに出なくとも、焦らず、コツコツ、目の前のことに取り組むのが、
最も大事です。
特に算数。
算数は「裏技」が全く存在しないので、本当に丁寧に努力していくしかありません。
落ち込むのは、NG。
なので、模試の結果が悪くても、落ち込むのはNGです。
NGというか、落ち込む必要がないのです。
そんな時はむしろ、
結果が出なくてネガティブな思いを持っている子供の気持ちを、上に向けさせることが大事です。
夏休み明け以降も、
次の模試、過去問演習など、焦ったり不安になったりがあると思います。
そういった色んな壁を乗り越えて本番を迎えるためには、
子供と親が、焦らず、落ち着いて、自分を信じて今やるべきことに向き合い続ける「精神力」が必要です。
下がる場合もあります。
というか、夏休み明けの模試で、結果が目に見えて出ると、
それから油断して、今度は成績が下がる可能性もあります。
努力が結果に出ない今の模試くらいであたふたするようでは、
入試まで、踏ん張れません。
受けた模試をしっかり反省&分析して、
次に活かしていきましょう。
今日は「夏休み明けの模試」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年7月30日
参考・引用
『中学受験6年生の親がすべきこと』,安浪京子,2018