こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
小学6年生のうちの子、重要なのは分かっているけれど、
夏休み、どう過ごせばいいのか分からない…。
とお困りの方はいませんか?
塾からもらった夏期講習の予定表を見ると、
「めちゃくちゃ塾に通う日、あるじゃん!」
と驚かれる方が多いと思います。
「これだけ通塾していれば、きっと学力もぐんと伸びるだろう」
と思われる方も多いですが、
そう簡単には行かないのが現実です。
やはり、6年生の夏休みの過ごし方で、その後、
人によって差が出ます。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 偏差値別(四谷大塚基準)の、夏休みの過ごし方
について、話します。
是非ご覧ください。
偏差値60以上
まずは、四谷大塚の偏差値で、60以上の方。
集団塾では、上位クラスにいる子向けです。
総ざらいが有効。
この辺りの偏差値の子は、
基礎がある程度、できている子です。
やはりそんな子は、
夏期講習を使って、全分野の総ざらいが、おすすめです。
夏期講習では、思考系の、難しい問題も出てきます。
それにもチャレンジとして、しっかり取り組みましょう。
また、中堅校の入試問題を1、2年解いてみて、
実践の感覚を磨いていくのも有効です。
注意は、焦りすぎ。
偏差値60以上の子に注意なのは、
たまに焦りすぎになっていること。
この偏差値帯の子は、基礎がしっかりできています。
しかし、その時その時で、子供の調子が変わり、
たまにテストで悪い点を取ってきます。
そこで焦って、勉強内容を大きく変えたり、
叱ってしまうのは、NGです。
不調な時は、子供の体調やメンタルの方に気を遣ってあげましょう。
偏差値50~59
次は、四谷大塚の偏差値で、50~59の方。
クラスで言うと、真ん中のクラスですね。
重要で、弱点を。
この辺りの子は、
重要かつ、弱点の単元を復習するのがおすすめです。
特に算数の、
- 割合
- 速さ
- 平面図形
上記の3つは、頻出の単元でかつ、身につけるのに時間がかかります。
これらが苦手な場合は特に、夏の内に勉強しておきましょう。
家庭教師も一つの手。
もし、自力で勉強するのが難しい場合、
プロの家庭教師を雇うのも、一つの手です。
夏期講習にたくさん出て、
「勉強した気になる」のは絶対防ぎたいところ。
それよりも、家庭学習で、弱点をしっかり補強することが大事です。
偏差値49以下
次に、四谷大塚の偏差値で、49以下の子。
クラスで言うと、下位クラスです。
基礎が入っていません。
この辺りの生徒は
だいたいの基礎が、入っていません。
夏期講習に参加しても、よくわからず、
「ただ聞いているだけ」になりがちです。
家庭教師を使いましょう。
この辺りの子は、
予算が許せば家庭教師を使うのがおすすめです。
一緒にその子にあった、夏休みの計画を立てましょう。
意外とこの辺りの子は、プロではなく、
中学受験の経験がある大学生も、子供が信頼を置いて、勉強が好きになりやすいので、おすすめです。
少しずつ、手を広げます。
9月以降、点数を取らせるためには、
模試で大問②にあるような「一行の文章題」を重点的に解くべきです。
特殊算⇒割合⇒速さ
と、少しずつ、手を広げていきましょう。
いきなり全分野を完璧にするのは難しいです。
「少しずつ、基礎から。」が大事です。
家庭教師は売り切れる。
この辺りの子のみに関わらず、
家庭教師をお願いしようとぼんやり思われている方は、
Edenでも、他社でも、コンタクトを早めにとっておくのを、おすすめします。
正直、いい先生は、早い者勝ちです。すぐ売り切れます。
数日の遅れが、先生の出会いを左右されます。
塾では、
「夏休みに基礎を終え、それからは、総復習」
という風に、夏から応用系の問題を解かされるケースが多いです。
しかしそれはあくまで理想論で、
あなたのお子様に合っているとは、限りません。
家庭教師はその点、理想ではなく、現実を見ています。
決起集会、おすすめです。
そして最後に、全ての受験生の親御さんにおすすめするのは、
夏休みに入る前に、スイッチを入れるために、家族で決起集会をすること。
子供のすきな食べ物を並べて、
夏休みの目標を話し合いましょう。
今日は「夏休み過ごし方」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年7月23日
参考・引用
『中学受験6年生の親がすべきこと』,安浪京子,2018