こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、小6なんだけど、夏休みは勉強漬けでいったほうがいい?それともある程度休憩しながらの方が良い…?
とお悩みの方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 夏休みに勉強の「休憩」は必要か、不要か。
について話します。
是非ご覧ください。
理想は、「勉強漬け」。しかし…
この時期になるとよく聞かれます。
「夏休み、息抜きはどのくらい必要ですか?」と。
ずっと勉強では、きっと苦しいし、
とはいえ、小6の夏休みは、受験の天王山と言われているし…
と中々判断が難しいところだと思います。
「勉強漬け」が理想ですが…
もちろん、小学6年生は、
この夏休み、「勉強漬け」が理想です。
もちろん、勉強の「質」は大事です。
それをふまえても、ずっと勉強していれば、「天王山をやりきった!」
という、達成感が生まれます。
しかし、毎年40日ほどある夏休みをノンストップで走るのは、
勉強が既に好きである子にとっても、難しい事です。
よほど高いやる気を持っていても、
疲労は絶対、出てきます。
息抜きしましょう。
では、どう夏休みを過ごせばいいのでしょうか。
それは、子供に余裕を作って、全体の効率をアップすること。
つまり、しっかり息抜きすることです。
勉強のみではなく、仕事でも同じですね。
たとえば、腹ペコな時に、一気にお腹いっぱい食べてしまうと、
後々お腹を壊してしまいます。
運動にとっても毎日筋トレをするよりも、
二日に一度など、時間を空けた方が、効果的と言われています。
「密度」、大事です。
毎日コツコツ勉強することは、もちろんめちゃくちゃ重要なのは、
それ以上に大事なのは、勉強の、「密度」です。
勉強に疲れてきたら、無理をするのではなく、
学習の密度を上げるために、息抜きをする必要があります。
- 友だちと遊ばせる。
- 外食をする。
- 海に行く。
などなど、
息抜きを入れると、その後勉強に集中できるようになります。
「息抜き」、注意もあります。
とはいえ、この「息抜き」にも、注意が必要です。
それは、お盆休みなどで、泊まりの旅行をすること。
泊ると、遅れます。。
泊りの旅があると
ほとんどの子はその分勉強ペースが遅れます。
そして、そのペースを回復するには、
5日以上は、かかります。
さらに、お盆が終わると、中々集中モードになれない…
そんな状況に陥りがちです。
覚悟を持ちましょう。
1泊以上になる息抜きを入れる場合は、
あらかじめ、勉強ペースに支障が出ると覚悟を持っておきましょう。
そして、9月になったら、
「あの時休んでおいて良かったね」
ではなく、
「ずっと勉強できつかったけど、走り切れて偉い」
と頑張りを認めましょう。
ここで努力を認めてあげることが、
9月以降のラストスパートを支えることになります。
なんだかんだ言って、
夏から冬にかけて、ペースが遅れる時期があります。
そこに陥ってから、ペースを取り戻す技術も、中学受験には大切。
あらゆる状況が、その時必要な力を鍛える場だと思ってください。
今日は「息抜き」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日 2020年7月19日
最終更新日 2020年8月8日
参考・引用
『中学受験6年生の親がすべきこと』,安浪京子,2018