こんにちは。
帰国子女の中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
帰国子女生の国語って、どうすればいいの?
そうお困りの方はいませんか?
帰国子女生が一番対策しにくいのが、
「国語」ではないのでしょうか?
本記事では、中学受験業界に10年以上携わってきて、
現在、イギリスの現地塾、IMRと提携を組み、
帰国子女生に指導を行っているプロ家庭教師Edenの居村が、
- 帰国子女生が国語で身に着けるべき能力
- 入試の国語で問われていること。
- Eden流、帰国子女国語の解法
について、話します。
是非ご覧ください。
身に着けるべきは、日本語じゃない?!
帰国子女生が国語で身に着けるべき能力。
普通、まだ慣れていない「日本語」だと思いますが、
実はそれより大事なものがあります。
それは
- 本質的な読解力
です。
平たく言うと、
「長い文章の内容を、しっかりと理解する能力」
です。
センスや読書は、必須じゃないです。
帰国子女に限らず、全ての受験業界において、
- 「国語はセンスでしょ」
- 「読書量で決まるでしょ」
- 「今さら対策しても遅くない?」
という意見があります。
確かにセンスや読書量は、重要です。
しかし、
それらがなくても、国語ができる人はたくさんいます。
- 「センスがなくても、無いなりの解き方ができる」
のが、真実です。
大事なのは
- センスより、読解力
です。
入試の国語で問われていること。
そもそも国語とは、
「読解力」
を学ぶ時間です。
読解力を、もっと詳しく言うと、
- 文章のロジックや流れを、把握する力
- そのロジックを踏まえて、筆者の主張を分かる力
です。
現代文じゃ、意味なし?
よく
「現代文の時間なんて教科書を読むだけで意味がないじゃないか」
という人がいます。
確かに、塾や学校で習うのは、
- 言葉の意味。
- 文章の背景知識(歴史とか、理系の話題とか)
- よくわからないけれど、先生が板書した筆者の主張。
などなど。
これらを覚えるだけでは、
意味なしですね。
なぜなら、
あなたの先生が書きだした、
「特定の文章」についてのロジックを、暗記しただけだから。
残念ながら入試に出てくるのは、
それとは全く違う文章。
丸暗記は意味なしです。
本質的な「読解力」が身に着きません。
数学の問題の解法を暗記しても意味がないのと、一緒です。
現代文では、何をすべき?
ではそもそも現代文の時間は
何をすべき時間なのか。
それは、
- 文章のロジックを把握し、
- それを抽象化して学びに変える
この作業をする時間です。
これが
「読解力」につながります。
ですから授業では。
文章の解説(どんな話だったのか、何が言いたかったのか)
を聞いて終わるのではなく、
- どういうプロセスでその答えになったのか
- その思考法を、他の文章題に、どうやって応用するのか
を、学ぶことが大事です。
つまり、
具体(教材の解説)→抽象(文章読解の技術)
の作業が大事。
もし、文章の解説しかできない先生では、
きっと成績が上がらないでしょう。
その場では分かった気になるだけです。
Eden流、帰国子女国語の解法。
ではここで、
- Edenが生徒にどのように国語を教えているのか
- Edenが勧めている、宿題の進めから
について、一部だけですが、
話します。
ちなみに塾によって、この
「解放のテクニック」
は変わってきます。
3つの出題パターン。
なお、中学・高校受験で出題されるパターンは
- 論理的文章(説明文、意見文)
- 文学的文章(小説文、韻文、古文←中受では出ない)
- 語句(漢字、慣用句など)、口語文法
の3つです。
blogでは、
①の論理的文章に限らせていただきます。
Step 1: 話題が何かを捉える。
まず、話題が何かを捉えること。
そのためには、
繰り返し出てくる言葉に注意です。
そういった言葉は、□(しかく)で囲っちゃってください。
まずは
「この文章は一体何の話をしているのか」
を把握することが大事です。
Step 2: 類比に注目。
次にこれ、類比に注目すること。
同じような主張をしているところには線を引き、矢印でつなぎます。
基本的に筆者は言いたいことを様々な方法で、
具体例や対比を交えながら繰り返します。
Step 3: 分からないところに、線を引いておく。
最後にこれ。
分からないところに、線を引くこと。
- 意味が分からなかった文
- 分からない言葉。
- 読めない漢字。
この2つには、線を引いて、チェックするべきです。
後で先生に聞くなり、
辞書を引くなりして、補強するべきです。
これらはつまり、
平面な文章を立体的にしてみる作業です。
そして、何とか最後まで読みきったその時に、
今度は「問い」と向き合います。
問いで聞かれていことは、
本文のどこに、どういう論理構造で書いてあるのか。
自問自答し、答える習慣をつける。
「鉛筆を置いたまま読むな!」
とはよく言われますが、大切なことなんで何度でも言います。
- 線を引きながら読む習慣をつけ、最後に筆者の主張したかったことを、頭の中で答えられるようにする。
これが、大事です。
他にも小説の解法なども、
Edenは解説しております。
現在、期間限定で、オンライン個別相談をしていますので、
ぜひご参加ください。