こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
よその家の子の成績が気になってしまう…
そんな方はいませんか?
「競争」すべてを否定するわけではありまんが、
気にしすぎてしまうのも、よろしくありません。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- よその子の成績を気にしすぎてしまうのを防ぐ考え方
について話します。
是非ご覧ください。
受かるのは、一人だけではありません。
人の成績を気にしすぎるのに言いたいことは、
これです。
- 受かるのは一人だけではありません。
ということ。
もし、開成中を目指しているとして、
競争心をメラメラ燃やすライバルが塾にいるとしても、
その子に勝ったからと言って、合格できるとも限りませんし、
その子に負けたからと言って、二人で一緒に合格するかもしれません。
合格者がたった一人というのであれば、
足を引っ張りあうのも、しかたのないことなのかもしれません。
しかし、
仮に東京のトップ進学校・開成中学校だけを例にとってみても、
毎年300人が入学しているのです。
一校でも何百人と受かる受験なのですから、
普通に考えても、お互いに協力し合ったほうが、合格できるはずです。
できない子ほど、気にします。
実は、
勉強のできない子ほど
偏差値などの順位を、気にする傾向があります。
「勉強というのは、身近にいる他者との競争だ」
と考えます。
周りの成績を気にしながら勉強をして、
相手が落ちる=自分が受かる
という意地の悪く、理屈に適わない発想をもちます。
同じ志望校を目指す身近な友だちのこともライバル視し、
助け合うことはせず、足の引っ張り合いをします。
そういう人は、落ちます。
切磋琢磨は受かります。
逆に、皆で協力して、切磋琢磨していくタイプは、
受かります。
できる子どもは
「合格者の最低ラインが250点だから、230点をどのように取っていけばいいか」
という自分の成績を上げるためのパフォーマンスを考えます。
ほかの友だちの成績など頭にありません。
そしてその250点を取るために、
同じ志望校の友だちにも、相談します。
もちろん、友だちから相談されたら、答えてあげます。
そうしていくうちに、
できる子供は受験を通して厚い友情をはぐくんでいくのです。
それに、助け合える子どもは、
将来的にも人と人とのネットワークをつくるのが上手になります。
まとめると、
- 他人を気にしすぎる=皆で落ちていく。
- 他人と協力する=みんなで受かっていく。
です。
競争を否定しているわけではない。
ここで一つ言っておきたいのは、
「競争」すべてを否定しているわけではありません。
競争心は人間の本能ですし、
競争心から頑張ろうと思えるのも事実。
どこまでが良い競争心で、
どこからが悪い競争心かと言うと、
- 他人の成績を見て、自分の成績を伸ばそうと思える→いい競争
- 他人の成績を見て、自分の勉強ではなく他人のことを気にしてしまう→悪い競争
以上です。
そりゃあそうですよね。
「自分の伸びにいかにコミットできるか」
が、合否の差ですから。
ママ友とも「助け合いの関係」に!
お母さん自身も、
よいことは「一緒にやらない?」と
誘い合えるようなお母さんになっておきたいものです。
情報交換をしましょう。
「助け合ったほうがよい結果が出せる」
そんな価値観をもったお母さんとは、
普段から協調して。受験の情報なども共有しましょう。
とっておきの情報が入ったときには
教えてもらえるかもしれません。
損する場合もあります。
もちろん
友だちのお母さんの考え方がそうではない場合、
人と過剰に競争して蹴落としていく場合は、
仲よくおつき合いするだけ損です。
自分の子どもの成績が上がると、
足を引っ張ろうと、いじわるされる可能性もあります。
そんなときは、ほかのママ友を探しましょう。
SNSも、ありです。
近くに協力し合える人が見つからないようであれば、
SNSなどを活用して、
前向きなママ友のコミュニティに参加するとよいでしょう。
- Ameba
など、中学受験のママがいるコミュニティは、
色々あります。
たとえリアルな友だちでなくても、
「協力し合うほうが、ためになる」
そんな価値観を持っている人たちとつながる方が有益ですし、心も安定します。
子供達だけでなくお母さん同士も、助け合いの精神で、
貴重な情報を手に入りやすくしましょう。
足を引っ張り合っても、
お互いの成績はどんどん下がるだけです。
結局は、協力し合って成績を上げた人たちが、
みんな一緒に合格するようになっているのです。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年3月9日