こんにちは。
中学受験をされた小学6年生の方々は、
そろそろ全ての結果が出て、入学先を決めていく頃だと思います。
中学受験が成功しても、失敗しても、
成功とも失敗とも言えない微妙な結果だったとしても、
中学受験が終わってから、すべきことがあります。
中学受験業界に10年以上携わってきた、
プロ家庭教師Edenの居村が、
中学受験が終わったらすべきこと。
について話します。
水に流すことが大事。
中学受験が終わってからすべきこと、
それは
中学受験を水に流すこと。
です。
勝ち組?負け組?
受験には
勝ち組・負け組
という概念が巷にあります。
もちろんこの意味は、
受かる⇒勝ち組。
落ちる⇒負け組。
ということ。
中学受験に引きずられます。
しかし、この考えですと、
中学受験をひきずります。無駄に。
勝ち組の人は、
油断して、勉強しなくなり、
負け組の人は、
劣等感から、暗くなります。
ですので、
勝ち組がどうとか、考えすぎず、
結果を水に流すことが、必要です。
本当の勝ち組・負け組とは?
そもそも、
中学受験における本当の勝ち組とは何でしょう。
合格=勝ち組
不合格=負け組
これは、長い目で見ると、違いますよ。
いいところに受かっても、入学後の数年間、
その学校の上の方にいなければ、
いわゆる勝ち組とはいえませんし、
中学受験で失敗しても、
すべりどめ校であれ、公立校であれ、
成績が良ければ、いわゆる負け組ではないはず。
後々、大学受験で十分にまき返せます。
なので、もし、中学受験で勝ち組、負け組があるとしたら、
それは中学受験の合否ではなく、
- 進んだ学校の中で、どのくらいの学力がついたか
ですね。
開成だって、成績落ちます。
たとえ、開成中高などの御三家だって、
東大にみんな行くわけではありません。
中には、早慶も不合格の子がいます。
中学受験で上手くいかなかった人が、
高校では、難関校に受かり、さらに大学で、東大に行くケースもあります。
何度も言いますが、
中高6年間をどう過ごすか
が、重要で、
そこで伸び伸びするためにも、
中学受験を水に流すのがいいのです。。
中学受験を水に流すには?
中学受験を水に流すには、
一体どうすればいいのでしょうか?
それは、
好きなことを見つけることです。
中学生になると、自由度が増し。
部活も始まり、友だち付き合いも変わります。
そこで、何でもいいので、
子供が好きなこと
を見つけることができれば、中学受験を、水に流すことが可能です。
好きなことに没頭しても、テスト直前に勉強し、
ある程度の点数をとっていれば、大学受験に間に合います。
なので、中学生になったら、勉強に繋がらない事でも、
何か子供がすきなことを、やらせてあげてください。
ここで、
「中学受験に落ちたから勉強だ!」
となると、
子供の青春は、暗くなります。。
どの道路を選ぶ?
最後に、
受験を道路にたとえると分かりやすい
という例を見つけたので、紹介します。
(石田達人『塾のデータに振りまわされない「中学受験」全容ガイド』2010)
大学受験を当面の出口とすると、
思えば中学受験というのは、どの道を通って行くかという入口を選んだだけのことなのです。
色んな道があります。
進む道は、色々あります。
- 一本の高速道路
→推薦もとりやすい難関校。 - 多少整備された道路
→中堅校。 - 曲がりくねった地方道路
→公立校
道の走りやすさは、差があります。
しかし、
高速を軽自動車で走ろうとすると、
絶対途中で抜かれます。
また、高速では道の間違えに気付いても、
途中で引き返したり、しにくいです。
普通の道路を走ることが、
伸び伸びと走れて、結果、最も確実に、早く着くこともあります。
地方道路は他に比べると、走りにくいですが、
将来役立つ運転技術が身につきます。
道は走ってみなければわからない。
ということですね。
今日の記事は終わりです。
記事公開日 2020年2月6日
最終更新日 2020年8月7日
参考・引用
石田達人『塾のデータに振りまわされない「中学受験」全容ガイド』2010