【中学受験】をしない家庭に塾は必要か|学習習慣と基礎学力のつくり方

こんにちは。

小学生のお子様の保護者の方で

中学受験はしないと決めたけれど、それでも塾には通わせたほうがいいのか…

という方はいませんか?

調べてみても、出てくるのは受験塾の情報ばかり。

四年生からの入塾、志望校別コース、模試の日程。

うちはそこを目指していないのに、比べる材料が見つからない。

思い当たる方も多いのではないでしょうか。

今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、

・中学受験をしない家庭に受験塾が合わないことが多い理由

・塾より先に整えるべき学習習慣の形

・中学以降に大きな差になる3つの力の伸ばし方

についてお話しします。

ぜひ、最後までご覧ください。

中学受験をしないなら塾は必要かという問いの答え

まず、いちばん先にお伝えします。

中学受験をしないご家庭に、受験塾は必要ありません。

正確に言えば、必要かどうか以前に、目的が違うんです。

この仕事も19年になりました。

保護者の方との面談は1500件以上。

その中には、受験をしないと決めたうえで学力の相談に来られる方も少なくありません。

そういうご家庭に、私は受験塾をお勧めしていないんですよ。

理由を、順番にお伝えしましょう。

中学受験をしない家庭に受験塾が合わない理由

カリキュラムは入試日から逆算して組まれている

受験塾のカリキュラムは、6年生の冬に照準を合わせて設計されています。

だから、学校で習うより先の内容を、学校より速い速度で進む。

その速度は、入試という締切があるから成立するものでしょう。

締切のない家庭がその流れに乗ると、何が起きるか。

理解が追いつかないまま次に進み、宿題だけが積み上がります。

やってもやっても終わらない感覚だけが残り、勉強そのものが嫌いになる。

目的が違うのに手段だけ借りると、こうなりやすいんです。

先取りの進度と学校の内容の定着は別物

もうひとつ、誤解されやすいところ。

先の単元へ進むことと、いま習っている内容が身についていることは、まったく別です。

受験塾で難しい問題を扱っていても、学校のテストでケアレスミスが減らない子はいます。

反対に、先取りをしていなくても、学校の内容が完全に固まっている子は中学に入ってから強い。

受験をしないご家庭に必要なのは、前者ではなく後者のほうですよね。

中学受験をしないなら塾より先に学習習慣

では何から手をつけるのか。

私が最初にお伝えしているのは、内容ではなく形の話です。

毎日同じ時間に机に向かう形をつくる

一般的には、勉強しないのはやる気がないからだと言われますね。ですが、Edenでは、やる気より先に形のほうを整えます。

学習習慣は、やる気からは生まれません。

生まれるのは、時間と場所を固定したときです。

  • 何時に始めるかを決める
  • どこでやるかを決める
  • 終わりの時刻も決める

この3つを固定するだけで、始めるまでの摩擦がかなり減ります。

「今日は何をやろうか」から始めると、その相談だけで15分が溶けますよね。

前の晩に決めておくのが、いちばん早いところ。

量ではなく続く形で決める

もうひとつ大事なのが、量の設定です。

多くのご家庭が、最初に高い量を設定して崩れます。

1日1時間と決めた翌週には、もうできない日が出てくる。

できない日が続くと、決めたこと自体が無効になっていきます。

一般的には、量を足すほど力がつくと言われますね。ですが、Edenでは続かないものを先にやめる引き算から入ります。

だから最初は、驚くほど少なくていいんです。

計算10問と音読1ページ。これで構いません。

続いた記録が残っていくことのほうが、初期は圧倒的に価値がある。

お子さんの家庭学習の形を、一度整理してみませんか

何時に、何を、どれだけやるか。ここが決まっていないだけで手が止まっているご家庭は多いところです。受験をされるかどうかにかかわらず、EdenのLINEからご相談いただけます。

https://page.line.me/394xhbmi

中学受験をしない子にも中学以降で差がつく3つの力

受験をしない選択をしても、3年後には高校受験が待っています。

そこで求められる力を、3つに絞りました。

読解力|すべての教科の入り口になる力

問題文が読めない子は、算数でも理科でも点を落とします。

計算はできるのに文章題になると解けない、という状態がその典型でしょう。

家庭でできることは、そう難しくありません。

  • 音読を毎日少しだけ続ける
  • 読んだ話を、親に一言で説明させる
  • 「これはどういうこと?」と聞き返す

読ませるだけでなく、言い直させる。

これで、読んだつもりが減っていきます。

計算力|速さより正確さを先に

計算は毎日が原則です。

ただし、速さを追わせないでください。

急がせると、途中式を省く癖がつきます。

省いた式は、中学の方程式でそのまま失点につながるんですよ。

10問を丁寧に、毎日。これだけで十分な差がつくんです。

自分で計画を立てる力|中学でいちばん差が出る力

中学に入ると、定期テストが始まります。

範囲が広く、期間が長く、誰も日々の管理をしてくれない。

ここで差がつくのが、自分で計画を立てて実行する力です。

小学生のうちからできることは、規模を小さくして練習させること。

「今週やること」を子ども自身に書かせて、日曜に一緒に振り返る。

親が決めた計画をこなすだけでは、この力は育ちません。

家庭学習がうまくいかない4つの原因

とはいえ、家庭だけで進めると壁にぶつかります。

面談を重ねる中で見えてきた、うまくいかないときの原因は次の4つ。

  • 原因が見えていない
  • 改善の方法がわからない
  • 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
  • 本人のやる気が続かない

受験をするかしないかにかかわらず、この4つは共通しています。

特に3つ目が重い。

やるべきことが分かっていても、毎日それを回す役を親が担うのは、本当に大変ですよね。

親子喧嘩の多くは、親が管理者を兼ねていることから起きています。

「分かった?」と聞くのをやめる

家で教えたあと、つい「分かった?」と聞いていませんか。

こう聞くと、たいてい「分かった!」と返ってきますよね。

しかし、子どもの「分かった」にはいくつもの意味があるんです。

  • 細かいところは分からないが、大まかには分かった
  • 本当は分からないが、そう言えば親が安心するから言っておく
  • 手順だけ覚えた
  • なぜそうなるかまで理解できた

このうち、本当に身についているのは最後のひとつだけ。

代わりに、類題を1問解かせてみてください。

それだけで、定着しているかどうかがはっきりします。

中学受験をしない家庭が塾以外の選択肢を考えるとき

受験塾が合わないとして、では何を使うのか。

選択肢を整理しておきます。

  • 家庭だけで進める
  • 学校の内容に沿った補習型の教室を使う
  • 通信教材で毎日の分量を決める
  • 個別の指導を、必要な時期だけ入れる

どれが正解ということはありません。

見るべきなのは、続けられる形かどうかと、学校の内容が固まる中身かどうか。

先取りの速さや、扱う問題の難しさで選ぶ必要はないでしょう。

もうひとつ、忘れられがちなのが移動時間です。

週2回、片道30分の通室で、月に8時間ほどが移動に消えます。

その8時間は、睡眠にも遊びにも学習にも回せた時間ですよね。

Edenはオンラインの指導ですから、この移動はまるごと不要になるんですね。

当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。

通塾の負担がなく我が子にはベストだったと思います!不安な事は沢山あると思いますが、ただ、先生方と、子供を信じて進むのみです。

家庭学習を続ける仕組みは第三者を入れると回りやすい

人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切なら守れるもの。

大人でもそうですよね。小学生ならなおさらでしょう。

家庭の中に「毎日の約束の相手」がいない状態が、いちばん動きません。

Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。

LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。

私と専任講師のダブル体制で見ていますので、その日の様子に合わせて量を組み替えます。

親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。

これだけで、家の空気は変わりますよ。

もっとも、これを外部に頼まなければならない、という話ではありません。

ご家庭で回せているなら、それがいちばん良い形。

うまくいかない期間が続いたときに、思い出していただければ十分でしょう。

家庭学習が続かないときだけ、相談先として使ってください

中学受験をされないご家庭からのご相談も受けています。いまの学年と、家庭でやっている教材をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。

https://page.line.me/394xhbmi

中学受験をしなくても目的は変わらない|自己肯定感という長期目標

最後に、私の考えをお伝えします。

Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。

しかし長期の目標は、別のところに置いています。

「将来、生きていく力を身につけること」です。

もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。

この長期の目標は、受験をするかしないかで変わりません。

昨日できなかった問題が今日解けた。

決めた10問を1週間続けられた。

その積み重ねが、子どもの中に「自分はやればできる」という感覚を残していきます。

受験という締切がないぶん、成功体験は意識してつくらないと生まれにくい。

だからこそ、続いた記録を目に見える形で残してあげてください。

塾なしで積み上げた子の話|家庭の学習だけでどこまで動くか

家庭での積み上げについて書いてきました。

塾に通わず、偏差値が測定不能の状態から57の有名中へ逆転合格した子との対談があります。

通うかどうかではなく、家で毎日何が続いているか。分かれ目はそこにあります。

ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制

当会は中学受験を専門にしていますが、どんな体制で子どもを見ているかだけ書いておきましょう。

  • 講師は採用後も研修を重ねています
  • 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
  • 通塾の時間がかからないオンライン指導
  • LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
  • 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
  • 過去のライブアーカイブは200本以上

Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。

拠点は横浜市。指導はすべてオンラインで行っています。

「受験はしませんが、家での勉強をどう組めばいいですか」

この質問にも、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、使っている教材、家庭学習の時間帯をお聞かせください。受験をおすすめすることはありません。

EdenのLINEはこちらです。

https://page.line.me/394xhbmi


著者プロフィール

居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー

私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。

  • 指導歴19年
  • 保護者との面談実績1500件以上
  • Googleレビュー130件以上(平均4.7)
  • 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
  • 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

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