こんにちは。
中学受験の勉強も本格化してくるころですね。
しかし、子供たちの中には、なかなか成績が上がらず、毎週塾で行われるテストや、春ごろ受けた模試の悪い結果が帰ってきたりして、落ち込んでいる人も多いと思います。
その、落ち込んでいる状態からいかに早く立ち直り、目の前の勉強に集中できるかというのはとても大事なことです。
それができれば、もし2月1日の第一志望の入試が上手くいかなかったとしても、次の試験に冷静に対処することができます。
そこで重要になってくるのが「親」の存在です。
中学受験をする子供たちはまだ小学生。自分一人でメンタルを整えるのにはまだちょっと難しい年ごろ。
中学受験は家族ぐるみの受験、というように、親のサポートによって、子供のメンタルは強くなったり、弱くなったりします。
そこで今回はプロ家庭教師のEdenが、中学受験をする子供が落ち込んだ時に、親がするべきことを話していこうと思います。
子供が落ち込んだ時は、どうすればいい?
一回失敗すると、なかなか先に進めないタイプの子供が最近増えていると感じます。
小学校では割と成績がよく、大人たちから褒められることが多い子供たちにその傾向があると思います。
また、個性重視の教育のため、「競争はしない」、「できるだけ褒めて伸ばそう」、「個性を大事にしよう」というような言葉を小さい時からかけられています。
そういう子供たちは、小学校より勉強の内容が難しい、塾の勉強で一度つまづいてしまうと、失敗することに免疫がないため、大きいショックを受けてしまうことが多いです。
そして、
「あの時ああすれば失敗しなかったのに」
「どうしてうまくいかないのか」
ということを延々と考えてしまい、
「自分はだめだ」
「どうせ次も失敗する」
などと、悪いイメージが自分の中で固まってしまいます。
そうなってしまうと、「自分はだめ」というマイナスイメージが潜在意識に落とし込まれ、本当に自分がダメになる現実を引き寄せてしまいます。
それに自信がないときは、能力があっても、その力を発揮することは難しいでしょう。これは勉強だけでなく、他の分野にも当てはまることですね。
難しい問題に出会った時に、どうせ自分はダメだからと思い込んでいると、本当は頑張れば解けるのに、最初から諦めてしまいます。
どうせ無理だと言って、宿題すら手を着けなくなってくると、もうそれ以上の成績の向上は望めません。
そういう時は、まず、子供の話をちゃんと聞いてあげることが大事です。
そして、少し優しめの問題を解かせてマルをつけて、「自信を回復させる」ことが大事です。
しかし、いちいち凹んで、そのたびに自信を回復させようと、簡単な問題を解かせているのは、さすがに時間の無駄です。常にメンタルを強く保つことがやはり理想的でしょう。
ではどうすれば、常日頃から、メンタルが強い状態でいられるのでしょうか?
プラスの言葉でメンタルを強くさせる!
メンタルを強くするには、マイナスの言葉を使わずに、プラスの言葉を使うことを意識することです。
イタリア人が陽気な理由は、彼らが使う言葉に、マイナスの表現が極端に少ないという分析がされています。
算数がとても苦手だったA君の話をします。
A君は入試2カ月前から毎朝算数の問題を解くという習慣を身に着け、ようやく何とかなるようになりました。
受験当日も普段と同じように、A君は算数の問題を解いてから受験に向かいます。
いつも丸付けはお母さんの役目でしたが、その日は3問中2問も間違ってしまいました。
多分A君は、緊張しているのでしょう。
こういう時の対応として一番まずいのは、「あんたなにやってるの? 駄目じゃないそんな間違えちゃ。本番はミスしたら駄目だからね」というように、子供が委縮してしまうような対応をすることです。
委縮してしまうと、算数だけでなく、他の教科にも悪影響が出てしまいます。
本番直前であれば、合っていようか間違っていようが、大きくマルをつけてあげて、「よく頑張ったね。自信を持っていこう」という言葉をかけてあげた方が、子供を強い受験生にします。
このように、強気の言葉を心がけていきましょう。
そして、マイナスの言葉を減らしていきましょう。
おすすめは、家の決まりとして、「ヤダ、無理、めんどくさい」の3語を禁止するというものです。
言葉をコントロールすることができれば、心をコントロールできるようになり、メンタルが強くなります。
ぜひ、実践してみてください♫
最後に
今日は「子供が落ち込んでいる時の親の接し方」について話しました。
ぜひ参考にしてください。
今日の記事を終わります。