こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
受験情報を手に入れる時に、気を付けた方が良いことって何?
と疑問を持たれている方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 親は、「都合の良い情報」のみに触れるのは危険
という話をします。
是非ご覧ください。
都合の良い情報、求めがちです。
ついつい、中学受験をされる子供を持つ保護者の方は、
自分にとって都合の良い受験情報に多く触れやすいです。
自分の子どもが受験に有利という大前提があって、
それを証明する様な、科学的なデータや、体験談などを求めがちです。
分からないと、そうなりがち。
これは親御さんだけでなく、
人間、分からない分野に遭遇すると、そうなりがちです。
もし、私が大きなけがをしてしまったら、
なるべく日数がかからず退院するケースのブログなどを閲覧するでしょうし、
そもそも手術は要らないといった情報をよく見てしまうのかな、と思うのです。
本能と理性。
こういった、良い情報は見て、悪い情報は見ないというのは、
人間の本能的な性質だと感じます。
その上で、その本能を理性で抑え、
色んな情報をしっかり求める姿勢なら、色々と、上手くいく確率が高いと感じます。
都合良いと、信じやすい。
しかし、都合の良い情報ほど、
目のつくところに出てきやすいのも、また厄介です。
- 「中学受験は6年生から頑張っても、大体成功する!」
- 「中学受験は6年生からだとかなりきつい!」
といった二つの内容の本ですと、
前者の方が絶対人気になりますよね。
でも真実は後者なんです。
中学受験でも然り。
他にも、中学受験では、
残酷ながら、都合の悪い情報があります。
たとえば、「成績の良い子ほど、最後に成績が上がりやすい」ということについて。
これもまた真実なのですが、
成績が悪くて逆転を狙っている子については、かなり都合の悪い情報です。
そしてやはり、巷には広まっていないのが現状です。
都合の悪い情報も得ましょう。
できれば、親御さんは、
都合の悪い情報もしっかり得ることがおすすめです。
傾向を見ると…。
傾向として見ますと、良い情報、悪い情報、
どちらも同じくらい入手している方が、中学受験に成功しやすいです。
やはり、「現実」を知ることで、感情に流されることなく、
冷静な対処をその場その場でできていると感じるのです。
本能を意識しましょう。
やはり、人間には都合の良い情報を信じやすいという性質を自覚することで、
偏った情報のみを見てしまうことが、大分なくなってくるのかと思います。
今まで、自分がどういう風な情報を集めてきたかを振り返ることで、
ご自身のそういった傾向に気付くのではないでしょうか?
ググり方も一工夫。
簡単な、情報が偏らない方にする方法としては、
ググり方を2通りためしてみることです。
例えば、ダイエット方法で、
- 「ダイエット 甘いもの 食べて良い」
- 「ダイエット 甘いもの 食べちゃダメ」
と検索すると、
二方向の情報を入手できます。
逆の結果が出るように自分で誘導して検索することは、
おすすめの一工夫です。
今日は、算数の予習について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年1月19日
参考・引用
『中学受験を成功させる算数の戦略的学習法』,熊野孝哉,2019