こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
過去問をいつから解き始めればいいか分からない……。
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教Edenの居村が
- 過去問を解き始めるおすすめの時期
について話します。
是非ご覧ください。
意見が分かれています。
いつから過去問を解き始めるかは、
人によって、意見が分かれているのが現状です。
バラバラです。
- 「入試の1か月前が良い」
- 「5年生の終わりくらい」
- 「6年生の夏休み」
などなど、皆意見がバラバラなので、
それもあり、いつから解けばいいか分からないという方もいるのでしょう。
ここから解き始めないと絶対受からないということもありませんし、
生徒によって習熟度が違うから、人それぞれといったらそうなります。
直前期はNGです。
とはいえやはり、
6年の1月ころなどの、入試直前期に解き始めるのは、NGです。
もしその時期から過去問を解き始めて、得点できなかったら、
対策の時間は取れないです。
確かに学力チェックの為に解かないでおきたい気持ちも分かりますが、
その分として1、2年残すだけで大丈夫です。
6年の秋があるある。
また、最もよくあるパターンは、
6年生の秋からです。
6年の夏までに一通り学習し終える塾は大体、
そういう風に言っているところが多いです。
これがベストではないです。
6年生の秋からが、最も多くの生徒が行っているパターンですが、
私はこれがベストではないと思います。
時間がかかります。
この方法ですと、正直対策の時間が足りません。
過去問を解くのは実は、けっこう時間を取るのです。
1年分解くだけでも、3時間くらいかかりますし、
復習も合わせると、6時間くらいかかります。
模試も増え、運動会などもある中、
過去問演習をじっくり取り組むと、塾の宿題の進みが遅くなります。
とはいえ、塾の宿題を頑張ると、過去問演習ができなくなります。
1年、解きましょう。
そこで私がおすすめするのは、
とりあえず1年、解いてみることです。
- 難関校⇒5年生の冬。
- それ以外⇒6年の7月。
にお試しとして1年解くことがおすすめです。
メリットはこちらです。
やはり、1年解くことで、
「ゴール」がはっきりするのです。
受からなくとも、とりあえず解いてみることで、
冬までにどれくらいまで仕上げるべきかが見えてきます。
特に御三家などの難関校志望の生徒は、
6年生になると、それぞれの学校用の授業がスタートします。
あらかじめ解いておくと、入試本番をより意識して、
その授業に取り組むことができます。
他の生徒も、7月の解いておくことで、
夏休みの学習意識が変わってきます。
四谷大塚の企画があります。
最近ですと、四谷大塚が、新6年生に、
難関校の過去問を2月1日に解かせるという企画を行っていました。
もちろん皆その時に合格できませんが、
これからの学習予定を組みやすくなるので、良い取り組みだと思います。
今日は、過去問を解き始める時期について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年1月11日
参考・引用
『中学受験を成功させる算数の戦略的学習法』,熊野孝哉,2019