こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、6年生になっても、のんびりしていて、全然勉強に本気になれていない…。
という方はいませんか?
確かに、6年生になってもどこかだらだらしていて、
とはいえ余裕ぶっている様な生徒はたくさんいます。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 6年生になってものんびりしている子に、やる気を出させる2つの方法
を話します。
是非ご覧ください。
状態:目標はしっかり持っていますが…。
まず、6年生になってものんびりしていてやる気が出ない子の特徴は、
志望校には本気で受かりたいと思っていて、そこへの気持ちはしっかり持っていますが、
毎日の受験勉強への、やる気がないのです。
決して、気持ちもないわけではないでしょう。
目標=モチベではないです。
よく、大人が勘違いしやすいのは、
「目標=勉強のモチベ」になるということ。
目標とモチベーションが一致するのは、大人だけです。
子供は、そんな1年後の合格の未来が描けません。
考えられる未来は、せめて3か月後くらいです。
子供のころの1年は、大人にとっての10年くらいです。
なので、目標を持っていても、
モチベーションが出ないのは、当たり前だと言えます。
目標は本物です。
「勉強しないのなら、中学受験なんてやめてしまえばいいのに」
と仰る方もたまにはいます。
しかし、子供は実は、本気なんです。
だからそこの認識にギャップを感じて、
子供は親を嫌ってしまうのです。
夏休みまで耐える。
それでもやはり、6年生の夏休みごと、夏休み前くらいになると、
徐々に目標に現実味が増します。
その時期ですと、「目標=モチベ」になります。
そこまではやはり、親が何とか子供のモチベーションを支えてあげたいです。
その方法を以下に、2つ紹介します。
対策1.モデルを探す。
まず一つ目は、モデルを探すことです。
身近なモデルが最適。
子供が勉強しない時は、
子供の周りにいる頭の良い子を、モデルとして提示してみましょう。
「○○君って、いっつも成績がいいけど、
どう勉強してるんだろう?」
と、子供に考えさせるのです。
本人の現状や将来を考えさせるのは、難しいでしょう。
そこで、友だちのことですと、
客観的にいろいろ見られるので、イメージしやすく、
自分の勉強に活かしやすいのです。
子供自身に気付かせましょう。
とはいえ、
「多分あんまり勉強しなくても点数が取れるタイプなんでしょ?」
という風な、投げやりな反応をする場合があります。
しかしそこで引かず、
「じゃあ○○君の生活をイメージてみて?
学校が終わった後、普通に遊んでるよね?じゃあいつ塾の宿題をやっているのかな?」
と聞くと、
「そっか、朝早く起きてやっているのかな」
と、子供が考えるのです。
こういう風に子供に考えさせると、
少しずつ勉強態度が変わってくると思います。
対策2.未来に自信を持たせる。
2つ目は、未来に自信を持たせることです。
テストを利用します。
まずは、毎月行われるテストの成績を見てみます。
そこで、「上のクラスに上がるにはどれくらい足りなかったのか」
を、親子で確認します。
「国語で10点足りなくて、算数であと1問解ければ上がる」
と、表面的な確認だけではなく、
次のテストではどうするかをしっかりイメージすることも大事です。
偏差値を実感します。
やはり、こういうことを毎日やっていくと、
自分の偏差値は全体の中でこれ位の実力、と、偏差値についての実感がついてきます。
点数を取れる子は、この感覚が鋭い傾向があります。
しかし、この感覚がないと、
「受けたら受かるかもしれない」
と、自分の実力をよく分からないまま入試に突入します。
そういう子だから、普段勉強している時も、
自身がつきにくいのです。
未来に自信を持たせます。
なので、毎回のテストを確認し、
いちいち過去の自分と比較させることで、
「じゃあ次はこれくらい取れるかな」
と、未来に確実な自信を持たせることができます。
あやふやな自信ではなく、具体的で計算された目標に対する「固い」自信をつくることで、
毎回のテストで少しずつ成績を上げることができます。
今日は、6年生になってものんびりしている子について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年12月31日