こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子はどちらかというと優等生だから、あんまり心配しなくてもいいのではないか?
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 問題児より、優等生の方が、メンタルに注意
という話をします。
是非ご覧ください。
優等生こそ、危ないです。
教育の場ではよく、
授業中に大声で私語を話したり、
先生のいうことを聞かない
いわゆる「問題児」に注意が向きますが、
本当によくみなければいい子は、「優等生」だと思います。
ストレスを溜めます。
優等生は、先生や親の顔をよく見て行動します。
しかし、そういう子の方が、実はストレスをためてしまうのです。
優等生の子が、何か悩みを打ち明けたり、
疲れているように見えたら、
それはかなり深刻な問題が潜んでいる、傷ついていると、考えていいでしょう。
傷を隠します。
また、いくら心に傷がついていても、
それを隠そうとするタイプの子もいます。
何か嫌なことを言われても、全然平気そうにしたり、
逆に冗談で返して皆を笑わせる。
こういう子は実は、深く傷ついている可能性があるので、
大人の注視が必要なのです。
残酷な「いじられキャラ」
また、傷を隠すような子は、
友だちに悪口を言われたり、笑われたりしても、
大人から見ても、嫌がっているように見えません。
そしてそういう子が「いじられキャラ」と言われてしまうのです。
大人はそういう子にほど目を配り、
「いじられ」たりしないよう、教師と一体となって解決する必要があります。
ネット・ゲームに注意です。
また、近年では、スマホの普及から、
ネットやゲームに没頭するような子も増えてきました。
授業中に静かな、いわゆる「優等生」な子が、
没頭するケースが多いです。
のめりこみやすいです。
スマートフォンは、
小学生の内は与えない方が良いと思っているのですが、
それはスマホの中に、ゲームやSNSなど、
かなりのめりこみやすい要素が含まれているからです。
他の過ごし方は…?
また、もし子供にスマホやゲームがなかったら、
子供はどうやって過ごせていけるのかを、考えてみましょう。
サッカーに夢中だった子供が、
受験のためにやめさせられたり…。
アニメが好きな子供が、
テレビはだめだと言われ、禁止させられたり…。
となったら、子供にとっては、けっこうきついです。
稀ですが、子供の中には、SNSの中だけが、
心を許せる人間関係のパターンもあります。
背後を考えましょう。
受験をするにあたり、
子供に何かをやめさせようとしたら、
そこに子供の抵抗があるのが当然です。
その子供の背後にあるものを、
親がしっかり考えておく必要があるでしょう。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年10月25日
参考・引用
『「勉強しなさい!」エスカレートすれば教育虐待』,日経DUAL,2019