こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、算数の模試でどうしてもで点が取れない…。
どうにかして得点を上げたい…。
とお困りの方はいませんか?
実は、算数は点数の上下が激しい教科で、
国語と比べると、かなり点数の上げやすい教科と言えます。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 模試の見直しで、算数を20点あげる方法
について話します。
実力を上げるにはコツコツ努力が必要ですが、
今日は点数を上げるための、「特効薬」を紹介します。
模試を振り返りましょう。
模試の点数を上げるには、
模試を振り返ることが、一番の近道です。
上げるの、簡単です。
実は、算数で10点あげるのは、
全教科の中で、最も簡単です。
算数は、一問当たりの配点が5点くらいあるので、
子供に「計算ミスに気を付けてね!」と言ってあげるだけで、
10点くらい、簡単に上がります。
逆に下がりやすいです。
しかし逆に言えば、
算数は気を抜くと、簡単に点数が下がります。
1問5点くらいなので、
ちょっと気をぬくだけで、10点くらい一気に下がります。
印を、つけさせましょう。
そうして下がった点数、ひどい偏差値を見て、
親としては、ショックなわけですが、
こんな時、そのままで終わらず、
「間違えた問題の中で、もう一回見たら解けそうなものは、○をつけてみようか」
と言って、印をつけさせましょう。
○から解かせましょう。
そして、○をつけた問題を順に、
解いていきましょう。
もしかしたらその中に、
「一見簡単だけど、めちゃくちゃ難しい問題」
が含まれているかもしれません。
そこで解けない時は、正答率を見せて、
「この問題、難問だって」と教えてあげます。
そして解き終わった後、
解き直して○がついた問題を数えていくと、
偏差値が8~10、上がります。
取捨選択できます。
模試のたびに、この作業を繰り返していくうちに、
何の問題を解くべきで、何を飛ばすべきか、
取捨選択の力が養われます。
間違えが多すぎる子は?
とはいえ保護者の方の中には、
「うちの子、間違えた問題が多すぎるから、
テストの見直しに、時間がかかってきつすぎる」
と言う方もいると思います。
全部解かなくて、大丈夫。
そんな方は、
間違えた問題を、解こうとしなくて大丈夫です。
ここで出てくるのは、
「正答率」
正答率が高いものは、解く。
低いものは、解かない。
ということで大丈夫です。
この基準は、志望校や習熟度によって違いますが、
- 中堅校なら、正答率75%以上
- 難関校なら、正答率55%以上
を基準にするのがおすすめです。
説明させましょう。
また、模試の見直しをさせる時に、
私が意識しているのが、
「何でその、その間違えの解答にたどり着いたか、
子供に説明させること」
です。
大抵、説明がつまりますが、
子供はそこが自分の弱点だと、分かってきます。
1からじゃなくて、大丈夫。
また、見直しをしている時は、
最初から解かせている方が多いですが、必ずしもそれをさせる必要はありません。
逆に、正解しているものでも、勘ではないか、と思うものは、
「これ、合ってるけれど、どうやって解いた?」と説明させるのも、おすすめです。
今日は「算数の模試の見直し」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年9月14日
参考・引用
『最強の中学受験』,安浪京子,2018