こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供に過去問を解かせようと思っているけど、
どう解かせようか分からない…。
という方はいませんか?
子供に過去問を解かせながら、
その学校が、子供と相性があっているのか、確かめる必要があります。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 子供と過去問の相性
について話します。
是非ご覧ください。
6年の夏以降、解きましょう。
まず過去問は、6年生の夏休みか、
夏休み明け以降に解き始めるのがおすすめです。
それまで実力不足です。
なぜなら、多くの塾では、
6年生の夏にようやく受験に必要なすべてのカリキュラムが終わるからです。
よって夏前ですと、偏差値が高くても、そもそも習っていない分野があるので、
過去問でそれを正確に計れません。
国語だったら、解けます。
しかし、国語は違います。
国語は全分野の授業が終わっていなくても、
過去問を解くことが可能です。
算数みたいに「○○算」という明確な範囲が指定されていないため、
国語の過去問は極端に言えば、いつでも解けます。
相性は、国語で見ましょう。
また、子供の学校との相性を見るのには、
国語が最も良いと思います。
国語は最も、問題出題者の意向を表しているからです。
文章のテーマや言葉遣いによって、
子供が得意と苦手に大きく分かれるのです。
実際に親御さんとしても、
本を読んでいて、「何これ?」と思う様なもの、ありますよね。
それと同じです。
2、3回、解かせましょう。
なので実際に、6年生は早め早めに
志望校の国語の過去問を、2、3年解かせてみるのをおすすめします。
そこで全く分かっていないようだったら、
偏差値の問題もありますが、そもそも相性が合っていない可能性があります。
複数志望校を考えているのであれば、
それらを全て、一通り解かせても大丈夫です。
4年周期…?
また、国語の問題の出題傾向は、
「4年ごとに少しずつ入れ替わる」と言われていたりします。
しかしそれは、あまり本気にしなくて大丈夫です。
学校側の担当先生によって決まるので、4年周期説は、必ずではありません。
担当の先生はもちろん複数いますので、
彼ら彼女らの会議によって決まります。
なので一気に変わることがあまりありません。
だから、「傾向」が生まれるのです。
お母さんも解きましょう。
また、お時間があれば、
親御さんも国語の問題は、時間を計って解いてみるのをおすすめします。
子供がどんな気持ちで受験勉強に取り組んでいるのかが、
分かるからです。
国語は算数などと違って、文章が読めれば解けます。
- 文がよく頭に入ってこない。
- 答えの選択肢の意味が分からない。
ということであれば、
そもそも普段から使っている言葉と相いれないのかもしれません。
子供もその違いに苦しんでいるのです。
今日は「相性を計る、過去問演習」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年9月1日
参考・引用
『塾では教えてくれない中学受験親の鉄則』,梅津貴陽,2016