こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
うちの子、塾での友だち関係が、あまり上手くいってないみたい…
という方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 友だちとのおすすめの距離感
について話します。
是非ご覧ください。
友だちへの敵視はおすすめしません。
まず大事なのは、一緒の塾にいる友だちを、
敵視しないことです。
人を嫌っても、自分にも嫌われた方も、何もいいことがありません。
一緒に受かればOKです。
もちろん中学受験は、
全員が第一志望に合格するわけではありません。
合格するのは、全体の25%くらいです。
近年は受験人口が増えているようなので、今は更に少ない割合かもしれません。
とはいえ、
あの子が落ちたら、自分が受かるわけではないし、
自分が落ちたら、あの子が受かるわけではありません。
一緒に受かることだって十分にありえるのです。
一緒に受かればOKと、思っていればいいのです。
ストレス、伴います。
そしてほとんどの場合、
無駄に友だちを敵視することは、ストレスが溜まるのみで、良い事がありません。
成績にも悪影響なのです。
そもそも、友だちも自分も同じ学校を受けるわけではありませんし、
冷たい事を言いますが、所詮塾の友だちというのは、
同じ学校に通わなかったら、数年塾にいるだけの間柄です。
でも、仲間ではありません。
もちろん、友だちと良好な関係を維持しているのはいいことですが、
「仲間」というのも、少し違和感を私は思います。
仲間意識、裏目に出ます。
子供は友だちに影響されます。
影響というのはいい意味でも悪い意味でもです。
そして裏目にでることが、多いと思います。
- 流行りのゲームにはまってしまった。
- 友だちと塾をさぼるようになった。
- いじめグループに入ってしまう。
などなど、
グループをつくって悪い遊びを覚えてしまうことが多いのです。
自分は自分です。
これは何歳の人でも同じことですが、
常に「自分は、自分」という気持ちを持っておくことが大事です。
その塾にいる友だちが一生の友だちというわけではないと思います。
グループに関わろうとしている子の多くは、実は仲間から外れることが怖いのではないでしょうか。
やはり、
適度な距離感を維持して、
勉強るするときは勉強。遊ぶときは遊ぶ。
と、メリハリの意識を持たせてあげたいです。
切磋琢磨です。
また、理想的な友人関係は、
「切磋琢磨」です。
- この公式はこうすれば理解しやすい。
- こっちの問題集より、あれの方が分かりやすい。
- この夏期講習の授業はおすすめ。
など、
受験でしたら、その情報を共有して、互いに高め合っていける関係が理想です。
親同士でもお願いします。
上記で子供の友人関係について述べましたが、
親同士でも、切磋琢磨の関係を持っておくのがおすすめです。
おすすめなのは、
- 男の子の親だったら⇒女の子を持っている親。
- 女の子の親だったら⇒男の子を持っている親。
です。
この組み合わせは良好な関係を維持しやすいです。
なぜか?
男の子は男子校を受ける子が多く、
女の子は女子校を受ける子が多いです。
また、学校によっても、男女によって偏差値が違う場合があります。
つまり、ライバルになる可能性が低いから。
- 受験情報の交換。
- 凹んだ時に励ましてもらう&励ます。
など、親同士でも、切磋琢磨していけると良いですね。
今日は「友達関係」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年8月21日
参考・引用
『塾では教えてくれない中学受験親の鉄則』,梅津貴陽,2016