こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
子供の汚い字が、直らない…
とお困りの方はいませんか?
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 汚い字を直すための、解決方法
について話します。
是非ご覧ください。
字が汚い、2つの理由。
塾に通ってる、通っていないに関わらず、
「字が汚い」という相談は、昔からあります。
特に、中学受験をされる小6の保護者の方々は、
不安に思いますよね。
実は、字が汚いと言うのは、
2つの理由があるんです。
筆跡と気持ち。
- 筆跡
- 気持ち
字の汚さは、この2つが原因です
「筆跡」は、
- 字に力がなく、薄い。
- 字が、迫力があり、大きく、濃い。
に分かれます。
薄い場合は…
字が薄い場合は、
子供に、強く書くように促します。
とはいえ、
いつもとは違った力が手にかかり、非常に疲れてしまうならば、
鉛筆の芯を、いつも使っている物より濃いものにすることをおすすめします。
しかし、これは、
「字を濃くすることで、はっきりし、不要な減点を防ぐ」ための一案です。
筆跡自体を正すなら、
「時間がかかってもいいから、丁寧に書いてみて」
と、子供に言い続けるしかありませんが、
こうすると、遅くなりすぎて、
試験で全然問題を解けない。
なんてことになりかねません。
なので、
「まずはここの3問だけでいいから、ゆっくり、そして丁寧に書いてみてよ」
と、少しずつ、練習をさせ、慣れたら増やしていきましょう。
大きく濃い場合は…
字が大きく濃い場合は、小さく小さくノートのマス目からはみでないように書かせますが、
算数の場合は、マス目で分かれてる方眼ノートより、大学ノートの方がおすすめです。
「方眼ノートを使いましょう」と講師に指示されているかもしれません。
しかし、方眼に細かく数字を書くと、子供にとっては、かなり書きにくいです。
そこで大学ノート。
これなら、制限がなく、自分の自由なサイズに字を調整できますので、
めちゃくちゃ書きやすいです。
少しずつ、鍛えましょう。
また、字が薄い場合も濃い場合も、
気持ちがよろしくない時には、すぐに汚くなります。
そこでは、怒ることはせず。
- 昨日は、字が綺麗だったね。今日もそれを見たいなー。
- ここまでは、丁寧に書けてるね。
などと言って、
なんとか気持ちを上に向けさせて、
少しずつ、鍛えていきましょう。
6年生は、死活問題。
汚い字は、特に小6の子にとっては、
死活問題になります。
中々、上手く行きません。。
こちらから、
「読まれないと採点されないよ」と言っても、
「試験本番ではちゃんとやるよ」と言ってきます。
たしかに、本番でしっかり書くことは可能ですが、
解くスピードが落ち、結果、いつもより点が低かった…
となりがちです。
少しずつ、伝えましょう。
結局本番だけで上手くやることはできないと教えつつ、
- 「練習すれば、スピードをつけて、丁寧に書けるよ」
- 「○○日(2月1日までの日数)続ければ、、本番も綺麗に書けるよ」
と、言ってあげましょう。
字の汚さに、スピードが左右されない子は、
字が綺麗だった時と、汚かったときのテストを取り出し、
その点数の違いを見ましょう。
おそらく前者のテストの方が、いいはず。
こういう風に、少しずつ、子供に伝えていくと、
子供もまた少しずつ、字を意識してくれますよ。
今日は「字の汚さ」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日 2020年8月5日
最終更新日 2020年8月9日
参考・引用
『中学受験6年生の親がすべきこと』,安浪京子,2018