こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
学校について調べたいのだけれど、コロナウイルスの影響で文化祭や学校説明会がなくなりそうで、どう調べたらいいのか分からない…
とお困りの方はいませんか?
志望校を絞っていきたいのに、
コロナウイルスの影響で現地に行きにくくなった…。
そんな声をよく聞きます。
そこで本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 現地に行かなくても、校風を知る3つの方法
について話します。
是非ご覧ください。
3つあります。
現地に行かなくても、
校風を知る方法は、3つあります。
- ホームページ
- 登校風景
- 事務局の対応
上記の3つをチェックするのを、おすすめします。
順番に話していきますね。
①ホームページ
まずは「学校のホームページ」です。
ここでは、学校のカラーが大きく分かります。
例えばキリスト教。
例えば、キリスト教系の中学。
ここでの宗教教育の熱心さは
ホームページを見るとよくわかります。
特に写真です。
教会や十字架の写真が多く使われていたり、
朝のお祈りをする生徒の写真があったりしたら、
キリスト教を重視している可能性が高いです。
例えば「白百合学園」。カトリックですね。
こちらのホームページでは、子供達のお祈りの写真が
多く置かれています。
実際にここでは、
聖歌、お祈り、聖書の朗読が毎日行われています。
情操教育にも力を入れているため、
そこに魅力を感じる親御さんも多い学校ですね。
例えば武蔵。
他にも、例えば「武蔵」。
こちらのホームページでは、なんと6か国語に対応しています。
つまり、世界に開かれているというアピールです。
将来、海外大への進学を考えているご家庭なら、
ホームページを見ただけで武蔵に惹かれるかもしれませんよね。
例えば桜蔭
他にも、例えば「桜蔭」。日本最難関の女子校です。
ここのホームページは、
この時代に珍しく、手をかけていません。シンプルです。
つまり、「うちにぜひ入ってください!!」
という熱心なお誘いはなく、
「しっかり学びたい方が、ここに入ってください」
という、実質主義的な態度が見られます。
②登校風景
2つ目は、「登校風景」です。
学校の風紀が分かります。
登校の風景を見ることで、
学校の風紀が大体分かります。
下校時は、部活ごとに帰宅時間がまばらなので分かりにくいですが、
確認するのにおすすめは、登校時です。登校は、大体の生徒が同時刻ですよね。
風紀の良い学校は、
どことなく明るく、挨拶もしっかりしています。
以前、麻布中の近くを歩いていたところ、
前方に帰宅中の麻布生が横に並んで歩いていました。
「あー、どかないかなー」と思ったところ、
麻布生の一人が、「端に寄れー」と声をかけて、
すぐに縦一列になってくれました。
「しっかりするべきところはしっかりしてるんだな、麻布生」
と思いました。
一方、学校の風紀が悪い学校は、
学校が近づくにつれ
- 髪の毛を結びだす。
- 違うバッグに中身を入れ替える。
などを始めます。
一度は早起きして、
登校風景をみるのを、おすすめします。
③事務局の対応
最後はこれ。「事務局の対応」です。
対応で、差が出ます。
中学受験の仕事をしていてよく感じるのは、
事務局の対応がいい学校というのは、
いい学校である可能性が非常に高い、ということでした。
例えば、インターフォンを押すと、
事務局の方が「こちらへどうぞ、お話は聞いています」と言う風に、すぐに通してくれます。
こういう学校は、生徒の挨拶の声も大きく、
上記した登校風景も、良い場合が多いです。
また、学校説明会などが終わっていても、
連絡すれば個別に案内してくれる学校もあります。
例えば去年だと、「攻玉社」を受験する子のお母様が連絡したところ、
平日のお昼時にも関わらず、非常に丁寧に校内を案内してくれたそうです。
もちろん経験上、対応が悪い学校もありました。
外と接する学校の部署が、事務局です。
事務局は、その学校の雰囲気を表しているものだと、思います。
電話で分かります。
事務局の対応は、実際に訪れなくても、
電話だけでもある程度わかります。
- 事務局はテキトー。
- でも先生の教育理念は熱い。
このパターン、またこの逆のパターンは注意です(笑)。
理念が学校内でバラバラで、
人によって言う事が違ってくる可能性があります。
気になる学校で、でも行けないという場合には、
少し手間を惜しんで電話をかけるのを、おすすめします。
今日は「学校の校風の調べ方」について話しました。
是非参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年7月8日
参考・引用
2018『中学受験基本のキ!』西村則康・小川大介・越南小町