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【中学受験】関西の集団塾の特徴は、「丸抱え」です。

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

中学受験と言えば、東京や神奈川が注目されがちだけど、
関西の集団塾って、どんな感じなの…?

という疑問を持たれている方はいませんか?

 

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

 

  • 関西の集団塾の塾事情

 

について話します。

是非ご覧ください。

 

関西は「丸抱え」です。

 

関西の塾、主に大阪、京都、兵庫、奈良の塾は
「丸抱えします」が売り文句です。

 

拘束時間が長いです。

実際、
基礎問題から、演習・復習までの勉強は、塾で全て完結させます。
授業の間や、授業後も、自習時間があり、

拘束時間が長いという特徴があります。

 

塾から出るのは、10時過ぎ。そして、家に着くのは11時過ぎです。
帰宅後は風呂に入って寝るだけ。そんな生徒も、多いです。

 

長期休暇も、違います。

長期休暇にある、特別講習も、
仕組みが違います。

 

首都圏の講習は、復習や演習をメインにしたものです。

また、関西の塾は、昼は講習、夜は授業という、2段構成。
なので、生徒達は、弁当を2つ持って塾に通っています。

 

 

結果が出ない子も、多いです。

 

特に共働きのご家庭からすると、
「塾が全部やってくれて助かる」という感想の方が多いのですが、
意外と結果が出ない子も多く、注意が必要です。

 

やっつけ勉強が、多いです。

塾で強制自習をさせているところでは、
「自習時間では、塾の宿題をやりなさい」など、
「何をやるべきか」を言われます。

 

もちろん、全員が積極的に自習できればいいのですが、
「指示された問題をやらないと、帰れない」と考えて、
早く帰るために、「とりあえず授業に出てきた公式をつかって、解けばいいや」

と、やっつけの勉強をする生徒が多いからです。

 

 

これが分かるのは、
数カ月たってからです。

 

 

時間を取るのは、難しいです。

じゃあ家で苦手な単元をやろう!
と思っても、そもそも塾の拘束時間が長いため、
苦手な単元のための時間を取るのが難しいです。

 

勉強が既に好きという生徒にとっては最適な環境です。
しかしそうではない子の場合は、長時間勉強したのに、偏差値が上がらないなど、
メリットばかりではないです。

 

「丸抱え」の塾でも、
「塾に全部お任せ」とはいかないことを知っておいてください。

 

何事も、メリット・デメリット、両方ありますからね。

 

今日は「関西の塾事情」について話しました。

是非参考にしてください。

 

 

 

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2020年6月30日

 

参考・引用

2018『共働きだからできる中学受験必勝法』西村則康