こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で、
「女の子の教育に、手を焼いている……」
とお困りの方はいませんか?
女の子は気難しい子や、大人しい子が多く、
実際、教育に困っている方から、
毎年相談を頂いております。
そこで本記事では10年以上中学受験に携わってきた、
プロ家庭教師Edenの居村が、
- 中学受験をする女の子の、教育方法
について、話します。
是非ご覧ください♪
ポイントは、3つです。
女の子の教育方法、
ポイントは、3つあります。
この4つを、認識する必要があります。
- 女の子は、競争好き。
- 女の子も、自立する能力を持つべき。
- 女の子は、背伸びしたがり。
以上です。
順番に、説明していきますね。
①女の子は、競争好き
まずこれ
- 女の子は意外にも、競争好き
だということ。
そして、
- 競争に勝ったら、褒めてあげることが大事
だということです。
好ましく映らない?
小学校時代、男の子と女の子に同じことをさせると、
たいてい女の子の方が「勝ち」ます。
発達が女の子の方が、早いからです。
しかし、
そんな女の子の得意げな態度が
お母さんにとっては好ましく映らないことがあります。
不安があるでしょう。
では、なぜでしょうか?
- 周囲の目が怖い
- 嫌味な子になるのではないか
などの、不安があるのでしょう。
そして、
「自慢したり、いいきになるのはダメ」
と、女の子の向上心を押さえつけるような注意をしてしまうお母さんが、存在します。
女の子は、ショックです。
そういう態度をお母さんが取ると、
女の子は、ショックです。
- 勝ったのにどうして褒めてくれないの?
- いい点とったのに、何も言われなかった。
などなど、繰り返していくと、
ショックを受けます。
そのショックから、
向上心や自信が消えていくのです。
勉強においても、意欲が消えていきます。
女の子は、競争好きです。
実は女の子は競争好きで、
競争していっていいと、思います。
良く世間では、
「女の子は、やさしくてみんなから愛される」
そういうことを、良く言われていました。
しかし、
よくいわれたということは、裏を返すと、
「本来女の子が持っている性格でないから、矯正するためによく言う必要があった」
となりませんか?
教えていると分かるのは、正直、
男の子より女の子の方が、
負けず嫌いだということです。
思えば小学生時代は、
女の子の方が男の子より「勝つ」ので、
競争が好きになるのは、当たり前のことかもしれません。
そして時代を考えても、
女の子が能力や才能を発揮することは悪いことじゃないですよね。
そして自信をもって受験に臨む、
自信をもって人生に臨む
ためにも、勝ち経験を積むことは大事なことです。
ほめてあげましょう。
なのでお母さんは、
女の子が何か成功した時、
素直に褒めること
が大事です。
その上に、
「でも、言い方は態度には気を付けた方がいいよ」
と、一言いっておけば、良いのです。
周りの目などを気にするあまり、
勝ちを悪だという価値観を押し付けるのは、NGです。
徐々に、成長します。
ここで一つ心配があります。
「競争ばっかりだと、性格が悪くなるのでは?」
ということ。
大丈夫です。
女の子は成長するにつれ、
男の子以上に自分を客観視することができるようになります。
中高社会人と、色んな人間関係の中で、
社会性をつけていくのです。
もしかしたら、お母さん自身も、
子どものころと今の自分の性格を比べてみるとわかるのではないでしょうか。
②女の子も、自立する能力を持つべき。
次にこれです。
- 女の子も、自立する能力を持つべき。
ということ。
ぶれやすい、教育方針。
現代、女の子をどう育てるか?
という教育方針が、ぶれやすいと思います。
- 愛嬌さえあればいい?
- 結婚するのが一番の幸せ?
- バリバリ仕事をするのがいい?
- 全部手に入れるのは難しいし…
などなど、
色々な価値観があります。
これまでの日本は…
これまでの日本の価値観は
- お嫁さんになる=ゴール
でした。
男の子と競わず、お嬢様学校へ行き、
卒業後は見合い結婚し、そのまま家族に尽くしていく。
こんな感じ。
今も、ぬぐい切れません。
しかし今、
女性の社会進出がかなり進んだ時代でも、
上記の価値観が残っています。
しかし、
これからの世の中、これからの時代、
かつてと同じ考え方でよいのでしょうか。
では具体的に、
5年後を考えてみましょう。
- 自分のみの収入で家族をしっかり養える男性は減っていく。
- 離婚率も、今より上がる。
- 結婚しなくてもいいという価値観の男性が増えていく。
こう考えると、
女の子自身がスキルをもち、社会的に自立できなければ、
安心できる将来を手に入れることはできないと言えるでしょう。
大事なのは
- 結婚してもしなくても幸せになる能力を持つべき
ではないのでしょうか。
③女の子は、背伸びしがち。
最後にこれです。
- 女の子は、背伸びしがち
について。
お母さんが、ライバルです。
女の子にとって、
お母さんはライバルです。
女の子が幼稚園に入る頃。
お母さんの真似をし始めます。
- ご飯作ったり
- 化粧
- お洒落
などなど。
そういう時、女の子は、
お母さんと同じように、できているつもりです(笑)。
女の子は男の子より器用で、
何でも一人でやりたがる傾向があります。
まるで、早くも一丁前に、
お母さんを「ライバル」
とでも思っているかのようです。
背伸びを止めないで!
確かにお母さんにとっては、
そういう子供の様子、
ハラハラすると思います。
しかし、色んなものに興味を示し、
積極的にやる。
この背伸びしたがる傾向は、
能力を伸ばす上ではとてもいいきっかけとなります。
また、ぜひ、女の子自身がどんなことに関心をもっているのか、
注意深く観察してください。
そして、
やりたがっていることを
やりたいようにさせてあげることが大切です。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2020年2月25日
参考・引用
和田秀樹『勉強が得意な子をつくるお母さんの戦略』2015