こんにちは。
中学受験をされているお子様は、
何らかの集団塾に、通われている方が多いと思います。
週に数回、中学受験に向けて、授業を受ける。
これが集団塾の基本ですが、
実はこれだけじゃもったいないです。
もっと塾を上手く使うことができます。
今回は中学受験業界に10年以上携わってきた、プロ家庭教師Edenの居村が、
中学受験の集団塾を使い倒すことについて、話します。
もっと塾を使いこなしましょう。
小4からの3年間で、215万円。
→月に、約6万。
これは、某大手塾のおおよその費用です。
おそらく大手塾の平均値はこれくらいです。もう少し高いところもあれば、もう少し安いところもあります。
そして、夏期講習、合宿などのオプションがつけば、もっと高いです。
これが高いか安いかは各家庭の価値観、または経済状況次第ですが、
私の「6万」に対する考え方はこうです。
「せっかく払うなら6万円分、使い倒さないと損だ」
皆さんも、そう思うのではないでしょうか?
そこで、塾をもっともっと使い倒すコツをいくつか紹介します。
3つあります。
塾を使い倒す方法、今日は3つ紹介します。
- 解答の添削をしてもらう。
- 質問をさせる(FAXでも可)
- コピーを取る。
です。
順番に話していきますね。
①解答の添削をしてもらいましょう。
まず一番大事なのは、解答添削をしてもらうことです。
過去問を子供に解かせて、親御さんがそれを添削しているケースがあります。
しかし、その採点は難しいです。。
例えば国語の記述
例えば、国語の記述問題です。
8点の配点があるとして、
どの要素が書き込んであれば満点を与えてよいのか、どの要素が書いてあったら、減点をすればいいのか。
教師経験がない限り、親御さんでも判断がつかないと思います。
例えば算数の応用問題
また例えば、途中式を必要とする、算数の応用問題。
答案作成のコツがどこなのか、教えることは不可能に近いです。
解説できたと思っても。それは中学生以降で習う「数学」の公式を使っていたりして、
子供の方はチンプンカンプンだというケースが多くあります。
塾に、持っていきましょう。
そんな時はお子様に答案を塾に持参させ、先生に添削してもらいましょう。
忙しいだろうからと遠慮する必要は全くありません。
それが仕事です(笑)。
第一、我々先生というのは、勉強に励む子供が大好きなのです。
それに、親の添削より先生の添削のほうが的確なのも、
やはり当然だと思います。
自宅で子供が解いた武蔵中学の国語の過去問(全部記述…!)を子供が解き終わったあとに、親御さんが添削し、その要素も書き加えて提出されたところ、結果は100点満点中9点。という結果になったこともあります。
親御さんは、子供に笑われてしまっていました。
やはり、中学受験と言えど、問題も添削も難しいのです。
②質問をさせましょう。
他にも塾の使い倒し方法があります。
それは、質問を、どんどんさせること。
塾の先生たちだって、質問しなさいといつも言っていると思います。
しかし、先生が占領されがちです。
しかし、ここに一つ難点があります。
質問ができるということは、逆に言うとよくわかっているからです。
よって、
塾の質問タイム、先生は、塾のできる子たちによって占領されがちです。。
自分のターンに、回ってこないのです。
FAXで送りましょう。
そんな時は、分からない問題の一覧表をつくらせ、
FAXで塾に送りましょう。
大概の塾は、その日のうちに回答が、FAXでもどってきます。
FAXを作っているうちに、
何が自分が分からないのかの整理ができて、一石二鳥だとも思います。
③コピーをとりましょう。
最後は、ちょっとずるいかもしれませんが
コピーは塾でとらせましょう。
例えば模擬テスト。
例えば、大手集団塾の生徒が、毎週末受ける模擬テスト。
このテストを、親と子供で一緒に見直しているご家庭も多いでしょう。
その際、テストのコピーがあれば、たいへんやりやすいですよね。
4科目で25ページあるテストを、塾でコピーさせてもらうと、
コンビニでコピーをとったらかかる250円が浮きます。
つまり1か月で、1,000円浮きます。
他にも6年生は、過去問を塾でコピーしていくと、
1か月1000以上は余裕で浮いてくると思います。
確かに、「せこい」ですが…
この方法、せこいという意見もあるでしょう。
確かに私も、ちょっと思います(笑)。
しかし、
現在、少子化で、しかもなぜか集団塾は乱立状態。
そのせいで、各社、生き残りに必死です。
なのでどの塾も、コピーをたくさんとるくらい、
なにも文句を言わないと思います。
変えるのもアリです。
もし、コピーくらいで嫌な顔をされたり、
上記した、添削や質問対応を思うようにちゃんとやってくれない場合、
早々に塾を替えたほうがいいですね。
学校と違って、塾はいつでも替えられるのです。
結論です。
- 解答の添削をしてもらう。
- 質問をさせる(FAXでも可)
- コピーを取る。
など、塾を目いっぱい使い倒しましょう。
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
記事公開日 2019年1月9日
最終更新日 2020年2月11日
参考・引用
高橋秀樹『父と子の中学受験ゲーム』2007