こんにちは。
中学受験をされる保護者の方で、
うちの子の字が汚い…
言っても直らない…
とお悩みの方はいませんか?
今日は中学受験業界に10年以上携わってきた、
プロ家庭教師Edenの居村が、そんな悩みにお答えします。
※3分で読めます。
「字が汚い」を直さなくていい?!
たしかに、
字は丁寧できれいに越したことはありません。
しかし、字が汚いのを、絶対直すべき
と、考えることは、ありません。
なぜか、理由はカンタンです。
加点されることはない
一つ目の理由は、
受験では字がきれいだからといって
加点されることはありません。
ということです。
思考のスピードを失わせない。
二つ目の理由。こちがメインですが、
字が丁寧であることは大切なことではありますが、
それと引き換えにスピードを失っていることもあるからです。
考えながらテキパキと手を動かしている状態ならば、
ある程度雑になるのが、むしろ自然なのです。
思考停止することも…
極端な例ですが、
ものすごい速さで頭を回転させている子どもは
書く手が追いついていかないので、
ノートがぐちゃぐちゃになっていることがあります。
そういう子に
「もっと丁寧に書きなさい」と言うと、
今度は思考が停止してしまいます。
ノートを読み返させましょう。
とはいえ、
考えもせず、字も汚い、というケースももちろんあります。
なので、字の汚さが気になる場合、
子どもに直させるかどうかの基準として、
子ども自身にノ ートを読み返させてみましょう。
スラスラと読めるようなら大丈夫でしょう。
自分の字が読めずにいるなら、
もっと丁寧に書くように指導すべきです。
では具体的に、どうすればいいのでしょうか??
解説していきます。
字が汚い原因は姿勢の悪さにあります。
字が汚いのには、4つの原因があります。
- ノートに正対していない。体の向きが曲がっているか、ノートが曲がっている。
- 片手で書いている。左手(右ききの場合)でノートを押さえていない。
- ノートをテキストなどの上に置いて書いている。ノートが不安定な状態にある。
- 鉛筆の持ち方が極端におかしい。
→姿勢や体制の問題です。
つまり、
原因は字を書く能力の問題ではなく、
姿勢や体勢の悪さにあります。
普段字が汚い子でも、
テストの答案はそうでもない子がいます。
これはテストという正式な場とその雰囲気のなかで、
いつもよりもいい姿勢で書いているからです。
机の上を片付けましょう。
なので、まずは、
机の上を片づけてから勉強するように言いましょう。
机の上のものが散乱していて、
筆箱やテキスト、ノートを置く位置がちゃんと決まらないと、
よい姿勢で勉強することができません。
精神的にも整理された状態でやる勉強のほうが落ちついてできます。
食事の姿勢に気を付けましょう。
また、食事のときの姿勢は、
勉強のときの姿勢に共通する点があります。
鉛筆の持ち方と箸の持ち方の基本は同じですから、
正しい箸の持ち方ができていない子は、
鉛筆も正しく持てていない可能性があります。
正しい鉛筆の持ち方ができると、
字の大きさや濃さが安定し、
読みやすい字が書けるようになります。
長く書いていても疲れにくくなり ます。
ほかにも、
左手を使わないで右手だけで食べている子は、
ノートを押さえずに片手で書いている可能性があります。
食事のマナーは一生ものです。
粘り強く注意をしてあげてください。
ノートのルールを決めましょう。
また、
字の大きさや字間がそろわない子、
一文が蛇行してしまう子は、
方眼ノートを使い1マスに1字を書くこと(多少はみ出してもかまいません)や1行空けて書くという
最低限のルールだけは決めて、
親がみてあげるのがいいでしょう。
書き方練習帳もあり。
字そのものが本当に読めないようであれば、
市販の書き方練習帳を一冊やってみる方法もあります。
結論です。
字が汚いのは必ずしもだめというわけではない。
直すなら、姿勢が問題の可能性大。
今日の記事は終わりです。
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記事公開日・最終更新日 2019年11月19日
参考図書
松島伸浩『中学受験 親の関わり方大全』2017