こんにちは。
今日は中学受験向けの記事です。
親子の意識的な会話が国語力を伸ばす。
という話を、中学受験業界に10年以上携わってきた、
プロ家庭教師のEdenの居村がします。
※3分で読めます。
親子の会話が国語力に影響します。
結論から言います。
国語の成績を上げるために有効な手段の一つに、
「親子の会話」を意識することが挙げられます。
国語は家庭の影響が強い
なぜでしょう?
理由は単純です。
それは、
算数、理科、社会と比べて、
子どもが国語に触れるのは日常的であり、
塾などが与える影響ももちろんありますが、
家庭での影響が大きくなるからです。
「国語」は子供が言葉を覚えてからスタート
「子どもが言葉を話し始めた頃から
国語という教科はスタートしています。
他の教科と違い、学校に入ってからがスタートではありません」
そんな意見もあります。
つまり、
親子関係はコミュニケーションの基本であり、
子どもとの会話は多ければ多いほど
語彙は豊富になります。
【注意】いつも通りの「会話」だとNG?!
しかし、ただ、いつも通り、「会話」するだけでは、
子供の国語力アップにつながっていないケースもあります。
注意すべきはこの2点です。
- 単語だけの会話はNG
- 結論を急ぐのもNG
順番に話します♪
単語だけで会話を成立させてはいけません。
例えば、
単語だけで会話が成立してしまうケース。
これでは、子供の語彙力は低いままです。
単語だけで会話をすると…
家庭での夫婦の言葉が、
『風呂、めし、寝る』だけになっていませんか。
子どもはそういうやりとりをよく見ています。
そうすると、子供も、
『勉強は?』『後でする』『ごはんは?』『まだ』 というような、
会話にもならないやりとりをするようになってしまうのです。
論理的な思考力が育ちません。。
もし、子供がこのような、
「単語のみ」で会話を成立させてしまうと、
子どもは親に意思を伝達させた時点で安心するので、
物事を順序立てて説明する必要がなく、
国語に必須な、論理的な思考力が育ちにくくなります。
問いかけを意識的にしましょう。
やはり、大事なのは、
さまざまな場面で親がいろいろな言葉をかけたり、
「なぜ?」、「どうして?」という問いかけを意識的にしたりして、
子どもに言葉をつなげようと考えさせることです。
ちょっと抽象的なので、具体的に話しますね。
例えば…
たとえば、
母親が「今日は何をしたの?」と聞いたら、
子どもが「公園で遊んだ」と返事をしたとします。
母親は、いつも遊んでいる○○ちゃんと、
近くの公園で遊んだのだな、とわかると思いますが、
そんな時、
意識的に「誰と?」と質問を投げかけてあげるのです。
そうすると初めて子どもは、
「これでは伝わらないのか」と気がつき、
語彙を増やして話をするようになります。
これは表現力の伸長にもつながります。
結論急ぐのもダメです。
また、
子供との会話で、
「結論を急ぎすぎる」のも、ダメです。
大人は結論を急ぎたがる。
大人は子供に比べて、どうしても結論を急ぎたがります。
頭がいいからです。
子どもが頑張って伝えようとしていることに
「こういうことでしょ」
と結論を提示してしまいがちです。
「うん」しか言わない子供になります。
すると、
子どもは「うん」としか答えなくなります。
これは、子供が考えたり、伝えたりする機会を奪ってしまうことになります。
国語には、もちろん、マイナスです。。
「スピード感」を意識しましょう。
やはり、
子どもと会話をするには、
子どものスピードに歩調を合わせる必要があることを頭に入れて、
毎日の会話を大切にしなければなりませんね♫
今日の記事は終わりです。
お知らせです。
参考・引用 小林公夫『中学受験に合格する子の親がしていること』2010
記事公開日 2019年11月12日
最終更新日 2020年2月26日