こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
何年も塾に通わせているのに、偏差値が40台から動かない…
という方はいませんか?
小学4年生から塾に通い続けている。宿題も出している。それでも数字は上下するだけで、上には行かない。
模試の結果が返ってくるたび、親のほうが先に沈んでいく。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・入会したとき、このご家庭がどんな状態だったか
・何をやめて、何を始めたか
・点が動かなかった時期に、何をしていたか
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
入会したときの状態|小4から通い続けて偏差値40台前半のまま受験後半へ
お預かりしたときの状態を、順に書いていきます。
塾に通い始めたのは小学4年生。そこから休まず続けてきたご家庭でした。
ただ、成績が安定しません。時期によって上がったり下がったりを繰り返し、受験の後半に入っても偏差値は40台前半のあたり。
数字だけを並べれば、伸び悩んでいる子ということになるのでしょう。その位置から巻き返せるのかという問いには、〈偏差値40からの逆転合格は可能か〉で別に答えています。
ただ、面談で伺っていていちばん印象に残ったのは、勉強量が足りていないご家庭ではなかったという点でした。
やっていなかったのではありません。やっているのに、点が動いていなかった。
むしろ4教科すべてを追いかけようとして、勉強量のほうが多くなりすぎていたんですね。時間を増やしても点が動かなくなる理由は、〈勉強時間の目安は学年でどう変わるか〉で詳しく扱っています。
親御さんも、限界の近いところにいらっしゃいました。
模試の偏差値が出るたび、上がれば安心し、下がれば眠れなくなる。数字によって我が子の「できる・できない」を判断してしまう。それが苦しい、と面談でおっしゃっていたのを覚えています。
この仕事は19年になりますが、保護者の方との面談1500件以上のなかで、同じ状態を何度も見てきました。
成績が伸びないときの原因は、だいたい4つに分かれます。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
このご家庭は、上から順に、ほぼ全部に当てはまっていました。
いちばん重かったのは3つ目ですね。
やるべきことは何となく分かっている。それでも、毎日それを回し続ける役を家庭の中に置けない。
お父さんもお母さんも働いていらっしゃいましたから、いつも横で見ていることはできません。
最初にやめたこと|「全部やる」という考え方を捨てる
成績が動かないとき、多くのご家庭は「量が足りない」と考えます。
教材を足す。時間を延ばす。講座を追加する。
一般的には、伸びない時期こそ何かを足すべきだと言われますね。ですが、Edenでは逆から入ります。合格につながっていないものを、先にやめていただく。
このご家庭にも、最初にお願いしたのはそちらでした。
まず、やめることを決めてください。
やめていただいたのは、次の4つです。
1|4教科を同じように追いかけること
これがいちばん大きな変更になりました。残り時間が限られている子にとって、4教科を横並びで進めるのは重い足かせにしかなりません。残り1年で捨てるものと絞るものの決め方は、〈6年生から始めて間に合うのか〉に書きました。
2|塾のテキストを端から端までこなすこと
塾の課題は、その塾のカリキュラムを回すために組まれたもの。志望校で点を取るために組まれたものではありません。やる問題と捨てる問題を仕分けることも、受験戦略のうちです。
3|模試の偏差値で一喜一憂すること
偏差値は、全国の子どもの中で自分がどこにいるかを示す数字。入試は、その学校の問題で合格点を取れるかどうかの勝負です。見ている的が違うんですね。そもそも塾ごとに数字が変わる仕組みは、〈偏差値とは何か〉で書いています。
4|できていないところから声をかけること
始めたこと|科目を絞って本人に合う教材だけを残す
やめて空いた分に、何を入れたか。
大きかったのは3つでした。
科目を絞る
4教科を同じ熱量で追うのをやめ、どこで点を積み上げるかを決めました。合格最低点を超えれば合格ですから、苦手を全部なくす必要はありません。合計で勝てばいい。
本人に合った教材へ絞り込む
塾のテキストから離れ、この子が今日から手を動かせる教材だけを残しました。分厚い問題集を一冊やり切ることより、解ける問題が増えるほうが先です。
学習スケジュールに余裕を持たせる
予定を詰めるのもやめました。空白があれば、やり直しの時間が取れる。復習が回り始めると、同じ間違いが減っていきます。
日々の管理のほうも変えています。
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでもLINEで質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施
- 保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
マインドマップは、この子のためだけに作ったものです。
何を、どの順番で、どこまでやれば志望校の合格点に届くのか。それを1枚にしておくと、迷う時間がなくなりますから。
お子さんの志望校の過去問を、一緒に開いてみませんか
偏差値ではなく、その学校が何を出しているかから話を始めます。EdenのLINEから、志望校といまの学年をお聞かせください。
点が動かなかった時期|「分かった」の4つの意味
順調に上がり続けたわけではありません。
途中、点が動かない時期がありました。
授業では解ける。課題も出している。それなのに、テストになると落とす。
こういうとき、私はまず「分かった」の中身を疑います。
子どもの「分かった」には、4つの意味があるんです。
- 大まかには分かった(細かいところは分からない)
- とりあえず言っておく(親が安心するから言うだけ)
- 手順だけ覚えた(式の意味は分かっていない)
- なぜそうなるかまで理解できた
本物は、いちばん下のひとつだけ。
このご家庭で起きていたのは、3つ目でした。
解き方の順番は覚えている。だから授業では手が動く。でも、数字や聞き方が変わると崩れる。
一般的には、こういう時期は演習量を増やして乗り切ると言われます。ですが、Edenでは量ではなく、確認の仕方のほうを変えます。
「分かった?」と聞くのをやめて、類題を1問その場で解かせる。
これだけで、どこまでが本物かがはっきりしますね。
家庭での声のかけ方も、この時期に変えていただきました。
できていないところを指摘するより、できたところを認める。
「前は手が止まってた問題、今日は最後まで書いてたね」
褒め言葉ではなく、事実の報告です。見ていたことが伝わると、子どもの態度は変わっていきます。
停滞した時期に成績表を眺めていても、何も動きません。
止まっているときこそ、確かめ方と声のかけ方を先に変えるほうが早いんですね。
本番の日まで|約4か月で首都圏模試偏差値60弱の大妻中野中学校へ
直前期に私がしていたのは、増やすことではなく、削ることでした。この時期にまだ伸びる余地がどこにあり、親が何を絞るのかは、〈12月から1月の過ごし方〉に書きました。
新しい教材は入れない。手も広げない。
過去問で取ると決めた問題を、確実に取れる状態まで持っていく。
見ていたのも、模試の偏差値ではありませんでした。志望校の過去問で何点取れるか。合格最低点との差が、いまどれだけあるか。最後まで追っていたのはそちらです。
結果は、大妻中野中学校に合格。
首都圏模試で偏差値60弱の学校です。40台前半のあたりから、約4か月でした。
もう一度書いておきますが、この子は勉強量を倍にしたわけではありません。
むしろ、減らしています。
「全部やる」という考え方を捨てた日から、この家庭は動き出しました。
やることを入れ替えただけです。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、同じ手ざわりの声をいただいています。
Edenでは我が子の現状把握をしてくださり、出来て無い部分を見つけ基礎へ再度立ち戻り、出来ないを出来るようにと指導して下さり、本人の自信にも繋がりました。『塾で解けなかった問題がEdenの先生の説明聞いてやっと理解できた』と言うこともあり、本当に子どもに必要な学習をしていただけ、無駄がないです!
この記事のご家庭の対談を動画で公開しています|4か月で大妻中野中へ
ここまで文字で追ってきた4か月を、ご本人の声でも聞けます。
4か月で偏差値40から60へ動き、大妻中野中に逆転合格したお子さんとの対談です。この記事で書いた道のりと重なります。
記事で読むより、同じ立場だった子の声のほうが早く届くでしょう。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- 代表と専任講師のダブル体制
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 過去のライブアーカイブは200本以上
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
短期の目標は、志望校への合格。
長期の目標は、生きていく力と自己肯定感を育てること。
この記録のご家庭で起きたことも、最終的にはそこに残るものだと思っています。
なお、ご本人が特定されないようお名前は伏せています。ここに書いたのは一つのご家庭の記録であって、同じやり方で誰もが同じ結果になるとお約束するものではありません。
「うちの子でも、まだ間に合いますか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、志望校、直近の模試の判定をお聞かせください。難しいときは、難しいとお伝えします。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする

