こんにちは。
中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で
社会とか、漢字とか、
暗記科目系が弱い…
という方はいませんか?
確かに、「ただ単に暗記する」という科目は、
退屈さが先行してしまい、
勉強がしづらいですよね…
暗記ものをマスターする鉄則は、
「繰り返し」にあります。
この「繰り返し」を、
どうやって、楽しく、効率的に行うかを
工夫することで、暗記科目が得意になっていきます。
便利な道具を活用して、
「暗記」を味方につけましょう。
本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が
- 暗記は「繰り返し」が命
- 実践! 赤シート活用術
についてお話しします。
ぜひご覧ください。
暗記は「繰り返し」が命
暗記科目攻略の鉄則
「暗記科目がどうしても得意にならない…」
確かに、覚える量が多く、退屈な印象も強い
「暗記科目」は、どうしたら得意になるのかがわかりづらいですよね。
しかし、実際には、攻略法はシンプルです。
「暗記科目」を訓練するための鉄則は、
- 一つの教材を選ぶ
- 徹底的に反復する
この二点に尽きます。
①教材を選ぼう
塾のプリント?
まず、学校や塾では、
テキストは配られても、
「暗記向けに特化した教材」は
必ずしも提供されていません。
あるとしても、
毎回の定期試験に向けた対策プリントくらいですよね。
対策プリントは確かに暗記できる内容がまとまってはいますが、
テストが終わったら捨ててしまいます。
家にある教材?
また、ご家庭によっては、
漢字の暗記用の教材や、社会の暗記事項がまとまった教材などを、
買い揃えている家もあるでしょう。
しかし、教材がたくさんあればあるほど、
「パーッと読んでそれで終わり」となりがちなので、
知識が記憶に定着しません。
学習アプリ?
また、最近では、
暗記のために「アプリ」を活用されている方もいるでしょう。
もちろん、アプリは印象付けや動機付けには役立ちますが、
これも知識の定着という点では不十分です。
スマホでクイズに答えていく形では、
知識が画面上を流れていくので、
記憶が五感を伴った形で定着することがありません。
定着率と時間効率を考えると、
アプリは無駄が多いと言えるでしょう。
一つ選ぼう
大切なのは、
「これをマスターしてやるぞ!」という教材を
「一つだけ」選ぶことです。
教材というのは、だいたいどれも同じような範囲をカバーしているので、
実際どれを選んでも大した違いはありません。
ただし、選ぶ際には、
以下の三つの基準をチェックしましょう。
- 目指している志望校の要求水準を満たしているか。
- フォントや絵のスタイルなどが、好みに合うか。
- 持ち歩きやすいか。
この三つさえ満たしていれば、
形はどんなものでも構いません。
- 塾の暗記プリントをまとめたファイル
- 自分なりに作成した暗記ノート
- 暗記用に開発された教材
いずれも、「一つに絞る」ことで、
絶大な効果を発揮します。
徹底的に反復する
一つに絞ったら、今度はそれを
徹底的に反復します。
「一日何ページ」というような目標を決めて、
一日に必ずその暗記用テキストに
目を通す時間を作るのです。
「もし、その教材の質が良くなかったら、
かけた時間が無駄になってしまんじゃないか…」
その不安に負けてはいけません。
実際には、どんな教材でもそう大した差はないのです。
どんな教材も、
三回以上繰り返し回すことで、
初めてその効果が現れ始めます。
逆に、三回繰り返す前に終わってしまったら、
どんなにいい教材を使っていても、
知識の定着は見込めません。
一冊を繰り返すと
「繰り返しが大切なのはわかるけど、
どうして一冊じゃないといけないの?」
確かに、「同じ学習範囲を、複数の教材で学習する」という
やる方もあるでしょう。
しかし、ここでは、
「三冊の教材を一回ずつやるより、
一冊の教材を三回繰り返したほうがいい」という意見をご紹介します。
一冊を繰り返すと、
その教材に親しみを覚えるようになります。
また、「この一冊をマスターしたぞ」という、
確実な自信が身につきます。
さらに、同じ形式・同じデザインで
学習を反復することで、
右脳も活用したイメージ的記憶を刺激できます。
このようなメリットがあるので、
「一冊選んで繰り返す」ことをオススメしています。
実践! 赤シート活用術
受験生の味方・赤シート
「教材を選んだはいいけど、
どうやって勉強したらいいの?」
そこで登場するのが、受験生の心強い味方「赤シート」です。
赤シートは、
オレンジか赤のペンで書かれた暗記事項を隠すことで
「教科書」を「クイズブック」に変えてくれる、
無敵のツールです。
基本的に、
先ほど申し上げた「反復」は、
この赤シートを用いて行うことになります。
暗記事項はオレンジペンで
暗記用の教材を別途購入した場合は、
暗記事項はすでに特殊な色のインクで記入されているはずです。
しかし、自分で暗記用教材を作る場合、
自分で「色分け」を行わなければいけません。
- 暗記事項:オレンジ色
- 補足事項:黒色
最低この二色で塗り分けることで、
簡単に「暗記ノート」を作ることができます。
さあ、早速暗記ノートと赤シートを手に入れて、
暗記科目を得意にしちゃいましょう。
今日は「社会と国語の暗記科目に、赤シートを活用する方法」について話しました。
ぜひ参考にしてください。
今日の記事を終わります。
記事公開日・最終更新日 2021年3月26日