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【中学受験】国語の選択問題は、「消去法」で復習しましょう。

こんにちは。

中学受験をされるお子様を持つ保護者の方で

国語の復習をどうやらせたらいいかわからない…

という方はいませんか?

国語の問題は復習が難しいですよね。

ただ単に「答えとニラメッコ」していては、
時間の無駄になってしまいます。

また、長時間座っているのに、大した成長の実感が得られない
ニセモノの「復習タイム」は、
子どもの学習のやる気を大きく削いでしまうことになりかねません。

子どもに復習をさせる際は、

の二つについて、明確な指示を与えることで、
効率の良い復習を意識させましょう。

本記事では中学受験業界に10年以上携わってきた
プロ家庭教師Edenの居村が

  • 国語の選択問題は「消去法」で復習!
  • 復習をするときに意識するポイント

についてお話しします。

ぜひご覧ください。

国語の選択問題は「消去法」で復習!

 

選択肢問題は復習しやすい

「国語の復習をどうやらせたらいいかわからない…」

今回の記事では、
比較的復習に取り組みやすい
「選択問題」の復習の仕方を説明します。

国語の問題の復習をさせるときは、
いきなり「記述問題」の復習から始めるのではなく、
「選択問題」復習から始めましょう。

選択問題で確実に正解を選ぶ力があれば、
同じ力を使って記述問題も解くことができます。

 

「消去法」を使いましょう。

国語の選択問題の復習方法、
それは一言で表すと、「消去法」、すなわち

 

「正解ではない選択肢の一つ一つについて、なぜそれが間違っているのかを説明できるようにする」

 

という方法です。

ほとんどの場合、選択肢問題の復習は、
「合っている選択肢を見て、納得する」だけで終わってしまいがちです。

また、回答解説を読んでも、間違っている選択肢については
詳しく述べてくれていない場合もあります。

そんなとき、本文に立ち戻って、
「この選択肢は、本文のこの部分と矛盾しているから、間違い」
と言葉で説明できるようになれば、
次に形を変えてその問題に出会ったときにも、
必ず間違わないようにできます。

選択肢を解剖しましょう

「どこが間違っているかと言われても、
すぐにはわからない…」

もちろん、選択肢は長文が多いので、
いきなり間違った選択肢を見て
「どこが間違っているか」を考えようとしても、
立ち往生してしまいます。

そんな時は、
選択肢を「解剖」する方法を教えましょう。

選択肢は、多くても三つのパートで成り立っています。

この三つのパートのうち、
全てが間違っている選択肢は多くありません。

むしろ、ある部分は正解だけれど、
ある一部分が間違っている、という場合が圧倒的に多いのです。

こうした選択肢の中から正解を選び取っていくためには、
選択肢を「解剖」していく必要があります。

一口サイズにまで解剖すれば、
「どこが間違っているのか」を突き止めるのは、
そう難しいことではありません。

復習をするときに意識するポイント

「なんとなく復習」はNG

「復習は大事だって聞いたからとりあえず復習させてるけど、
なんかうまくいっていない気がする…」

「復習」は、取り組みが難しい勉強の一つです。

問題演習の時は、
「白紙の回答用紙」に、「自分なりの答えを書き込む」
という能動的な姿勢が自然と取れるので、
子供達も全力で問題に向かっていきます。

しかし、復習の際には、
「答え」がすでに与えられてしまっているので、
いつまで経っても「明確なゴール」が見えず、
無制限に時間を費やしてしまうことになりがちです。

また、大抵の場合、与えられる「回答・解説」の文章は
とても量が多く、
「どこに注目すればいいのか」がわかりません。

この回答・解説だけをポンと与えて、
「復習しなさい」と言われても、
子供達は途方に暮れてしまうのです。

駆けっこに例えると

問題演習と、復習のそれぞれの意味合いを、
駆けっこに例えて考えてみましょう。

問題演習は、駆けっこに似ています。

「あの木まで全力で走ってごらん!」
と言われたら、子供達は一斉に駆け出します。

そして、友達と比べた順位やタイムだけを気にして、
「勝った」「負けた」などと言いながら家に帰っていきます。

何も復習をしなければ、これで終わりです。

確かに、駆けっこを何度もやることで、走る基礎力は身につきますが、
子供達は、特に走り方を改善することもなく、
自分流のフォームで走り続けます。

ここで、「復習」が大事になってきます。

子供達は、自分たちの走り方を客観的に振り返ることを通して、
フォームを修正し、走り方を改善していくことができるのです。

回答・解説だけでは不十分です

「回答・解説」とは、ここで言うと、
「プロ選手が走った時の映像」に当たります。

子供達は、駆けっこを終えて家に帰った後、
お茶の間のテレビでプロ選手が走った映像を見せられ、
「こう走ると速く走れるんだよ」と教わります。

しかし、果たしてこれだけで本当に
走りが早くなるでしょうか。

実は、回答解説を読んだだけでは、
つまり、「プロ選手が走っている映像を見ただけでは」、
決して問題を解くことが上手になることはないのです。

問題を解く際の「フォーム」を改善するには、
プロ選手のフォームと自分のフォームを徹底的に比較して、
「どこを直せばいいのか」を考えていく必要があります。

科目ごとの復習の仕方を工夫しましょう

今回は、「国語の選択肢問題の復習の仕方」を説明しましたが、
復習の仕方は科目によって様々です。

また、人によっても、
自分に合う復習の仕方は異なるでしょう。

大切なことは、
それぞれの科目にあった復習の仕方を、
自分なりに考案することです。

全てに共通するのは、

について子供に明確な指示を与えること。

この方向付け(オリエンテーション)こそが、
復習の効率を大幅にアップさせる魔法の鍵なのです。

今日は「国語の選択問題は『消去法』で復習しましょう」について話しました。

ぜひ参考にしてください。

今日の記事を終わります。

記事公開日・最終更新日 2021年3月22日