こんにちは。
今日は、中学受験をするかもしれない、
小学1から4年生のお子様を持っている保護者の方向けの話です。
これから先、お子様が成績を上げていくには、
もちろん、沢山勉強をしていかなければなりません。
しかし、その勉強の基礎に当たるのが、
相手の話を「聴く姿勢」です。
これができていないと、
いくら塾に通っても、成績は上がりません。
そこで今日は、10年以上中学受験業界に携わってきた、
プロ家庭教師Edenの居村が、
「聴く姿勢」について話そうと思います。
※3分で読めます。
「聴く姿勢」は大事です
「聴く姿勢」の大切さについて話します。
「聴く姿勢」って?
「聴く姿勢」とは、その名の通り、
相手の話をきちんと聴く姿勢のことです。
ポイントは、聞くというより、「聴く」だということ。
つまり、
ただボーっと話を流しているだけでなく、
相手の話にしっかり心を傾ける姿勢が「聴く姿勢」なのです。
特に低学年の方に知ってほしい
低学年の方は、
「聴く姿勢」を身に着けるだけで、成績が上がると思います。
なぜなら、ハッキリ言って、
小学1、2年生の頃の勉強は、
学校で先生の話をきちんと聞いていればできるものです。
中々身についていません…
しかし、低学年の頃は特に、
この「聴く姿勢」がなかなか身についていない子がけっこういます。
集団塾では…
集団塾でよく見るのが、
机に対してはすに構えるような姿勢で話を聞いているスタイルです。
たいてい頬杖をついていたり、背中を丸めていたりもしますが、
そういう姿勢の子は、講師の話が、頭の上を通り過ぎていることがよくあります。
つまり、聴く構えができていないのです。
「聴く姿勢」ができないと…
これが身についていない子は、
勉強に対する姿勢もどうしてもゆるくなってしまいます。
わからないことをそのままにして、やがて学習内容の理解の漏れが生まれ、
つまずきの原因になります。
「聴く姿勢」の基本を身に着けよう
学校での授業では、先生のほうにしっかりおへそを向ける。
これが、形から入ったときの傾聴の姿勢の基本です。
できるだけ早く、身に着けさせたいですね。
では、その「聴く姿勢」を子供に身に着けさせるには、
どのようにしたらいいのでしょうか?
それは「家庭」でできるのです。↓↓↓
「聴く姿勢」を身に着けさせるには?
子どもの心に「聴く姿勢」が大事であることを植えつけるには、
家庭での習慣が大切です。
生活を振り返りましょう
ここで、
毎日の生活を振り返ってみてください。
子どもと真正面から向き合って話すことが、
どれだけありますか?
→意外とない…!
やはり、
親子でよく会話はしても、
向き合って話すことは、意外とないのではないでしょうか。
食事のときにテーブルを挟んで向き合ったり、
叱るときに子どもの前に立つことはあっても、
普段の会話は何かをしながら話すことが多く、
真正面から向き合うなんて、ぜんぜん意識しないですよね。
しかし、それが普通だと思います。
→話す時間を作ろう
であればこそ、
意識して、子どもと向き合って話す時間を設けてみてはどうでしょうか。
1日3分でかまいません。
ジャンルは何でもいいです
会話のジャンルはなんでもいいです。
学校であったことや、友達のことや、宿題やドリルのことなど、
何でもいいので子どもと向き合って会話を交わすのです。
【注意】お母さんは聞き役
ここで注意していただきたいこと。
それは、お母さんは、
どちらかというと聞き役でいましょう、ということです。
子どもに聴く姿勢を身に着けるには、
子供が聴く側なのが普通だと思われるかもしれませんが、
実は、
子どもの目を見て、しっかり耳を傾ける態度を見せることが、
子どもの「聴く姿勢」の見本ともなります。
「聴く姿勢」はずっと必要になる
「聴く姿勢」は、中学受験が終わってからも、ずっと必要になります。
→これからの勉強にも
まず、中学、高校、大学の勉強で
「聴く姿勢」がしっかり身についているかどうかは、
あらゆる教科の学力にも影響します。
聴く力がなければ、読む力も、書く力も伸びていきません。
→社会人になっても
さらには将来、社会人になったときにも、
傾聴姿勢で仕事への誠実さが問われるし、
「聴く姿勢」ができているかどうかで仕事能力や人間関係力がまるきり違ってきます。
スタートは「低学年」
そしてその「聴く姿勢」の育みは、
小学校の低学年時代からがスタートなのです。
結論
今日の結論です
「聴く姿勢」はこれからずっと大事なので、低学年の内に身に着けるべし。
そしてそれは「家庭」で身につけることができる。
参考・引用 高濱正伸『危ない中学受験』2014
記事公開日・最終更新日 10月27日