こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
理科だけが平均に届かず、四教科の足を引っ張っている…
という方はいませんか?
植物や星の名前は覚えている。生物の分野なら7割は取れる。
ところが力学や水溶液の計算が出た瞬間、大問まるごと空白になる。
理科という一教科の中で、この落差が起きている。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学入試の理科が暗記教科ではない理由
・単元ごとに戦い方を変える具体的な分け方
・計算問題が苦手な子が伸びる勉強法と教材の選び方
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験の理科が後回しにされやすい教科である理由
はじめに、教科の位置を確認しておきましょう。
多くの学校で、理科の配点は算数や国語より低く設定されています。
そのため、多くのご家庭で理科は後回しになる。
ところが、これが逆転を狙う上ではもったいない話なんです。
理科は、手を入れてから点が動くまでの時間が最も短い教科だからですね。
算数は、割合と比が崩れていれば半年がかりになります。
国語も、語彙が入るまでに時間がかかる。
理科は違います。知識分野なら、二週間で目に見えて変わることがある。
限られた時間で総合の偏差値を上げたいとき、私が最初に手を入れるのは理科です。
中学入試の理科は暗記教科ではない
「理科は覚えれば取れる」
この言葉が、いちばん多くの子を止めています。
たしかに、生物や地学の一部は知識で取れる。
しかし中学入試の理科問題を分けると、まったく性質の違う二種類が入っているんです。
- 知識で答えられる問題
- 数値を処理して答えを出す問題
前者は暗記。後者は、事実上の算数です。
てこ、滑車、浮力、電流、水溶液の濃度、中和、湿度、天体の角度。
この辺りで出てくるのは、比と割合の計算そのもの。
つまり「理科ができない」と言っている子の多くは、理科の知識が足りないのではなく、算数の道具が理科の場面で使えていないということですね。
暗記分野の失点と計算分野の失点は、同じ0点でも処置がまるで違うでしょう。
理科のどちらの分野で落としているか、分かりますか
知識で落としているのか、計算で落としているのか。答案を分ければ、やることは変わります。EdenのLINEから、直近の模試の様子とお子さんの学年をお聞かせください。
中学受験の理科の単元|4分野の性質と優先順位
理科は生物・地学・化学・物理の4分野で構成されています。
性質が違うので、順番に見ていきましょう。
一般的には、苦手な分野を全部つぶすのが正しいと言われますね。ですが、Edenでは4教科の合計点で勝てる配分を先に決めます。
生物|知識で取り切れる得点源
植物のつくり、こん虫、人体、食物連鎖。
計算がほとんど入らない分野です。
ここを落としている子は、単純に覚える作業をしていないだけ。
裏を返せば、最短で点が動く場所ですね。
理科が平均に届かないご家庭では、まずここを埋め切ってください。
地学|知識と読み取りの混合分野
天気、地層、星と月。
用語の暗記だけでは足りません。
図やグラフを読み取って、そこから数値を出す設問が入ってきます。
月の満ち欠けや天体の動きは、位置関係を頭の中で回せるかどうかで決まる。
暗記で押し切ろうとすると、ここで止まります。
化学|水溶液と気体は計算が中心
水溶液の性質、気体の発生、燃焼、中和。
用語を覚えるだけでは、半分も取れません。
表に書かれた数値から比例関係を読み取る作業が必要になるからです。
物理|最も差が開く計算分野
てこ、輪軸、滑車、浮力、ばね、電流、光と音。
理科の中で、得点差が最も大きく開くのがここ。
算数が得意な子は取り、苦手な子は丸ごと落とす。
逆に言えば、ここを取れるようにすれば偏差値の動き方が大きいということですね。
理科の計算問題が苦手な子が伸びる勉強法
「理科 計算問題 苦手」というご相談は、非常に多くいただきます。
原因は、ほぼ一つに絞れます。
公式を暗記して、当てはめようとしているからです。
集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進む。
結果として、根本原理の説明が薄いまま問題演習だけが先へ進み、子どもは公式の暗記で対応しようとする。
てこなら「支点からの距離×おもりの重さ」。
覚えた瞬間は解けます。
ところが支点の位置が変わったり、棒の重さが入ってきたりすると、当てはめ先が分からなくなる。
対策1|図を書かせてから式を作らせる
理科の計算問題は、状況を図にできるかどうかで決まります。
力の向き、支点の位置、水面の高さ、回路のつながり方。
これを紙に書き出さずに頭で処理しようとすれば、必ずどこかで取り違えます。
式より先に図。順番はここだけ守ってください。
対策2|算数の比と割合が入っているか確認する
理科の計算でつまずいている子の大半は、算数の比でもつまずいています。
理科だけを練習しても動きません。
6年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
戻ることは、後退ではないんです。
対策3|表から比例関係を読む練習を単独でやる
中学入試の理科問題は、表を読ませる形式が非常に多い。
おもりの数とばねの伸び、加えた薬品の量と発生した気体の体積。
数字が並んでいるだけの表から、何と何が比例しているかを言葉で説明させてください。
答えを出す前の、この一段が抜けている子が本当に多いんです。
中学受験の理科の問題集とアプリの使い分け
教材の話もしておきます。
商品名は挙げません。選び方の基準をお渡しします。
理科の問題集は分野別に選ぶ
四分野が一冊にまとまった総合的な一冊は、演習には向きません。
苦手が物理の計算にあるなら、そこだけを厚く扱う一冊を選んでください。
難易度の基準は、初見で6割から7割が取れる水準。
正答率3割の教材は、演習ではなく苦行になります。
解説には、図が入っているものを選んでください。
理科の解説で図がないものは、家庭では使えません。
理科のアプリは知識分野に限定して使う
一問一答の形式で知識を回すなら、アプリは有効です。
移動時間や、机に向かう前の5分に向いています。
ただし、使いどころを間違えないでください。
計算分野をアプリで回そうとしても、まず定着しません。
理科の計算は、紙に図を書く作業そのものが練習だからです。
画面をタップして選ぶ形式では、その作業が起きませんよね。
知識はアプリ、計算は紙。この線引きだけ守ってください。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
四教科1人の先生に見ていただけるのも凄いところで、ペース配分や2時間内の教科構成も全て考えてくださり本当にありがたかったです。
理科に週何分を割り当てるか、決まっていますか
四教科の時間配分ごと設計しないと、理科はいつまでも後回しになります。EdenのLINEから、いまの一週間の過ごし方をお聞かせください。
家庭で理科を見るときに起きること
面談を重ねる中で、成績が伸びない原因はだいたい次の4つに収まる、ということが見えてきました。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
理科は、一つ目と二つ目の両方で止まっているご家庭が多い教科です。
「理科ができない」の中身が、暗記なのか計算なのか分けられていない。
分けられたとしても、力学の計算を家庭で説明できる大人は多くありません。
私が見ている生徒さんの中にも、塾で出される課題が難しすぎて、こなしきれていない場合が多くあります。
その状態で課題を積んでも、時間だけが消えて自信が削れていく。
一般的には、塾の宿題を終わらせることが受験勉強だと言われますね。ですが、Edenでは何をやらないかから決めます。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
授業のない日のほうが、圧倒的に多いですよね。
その6日間で知識分野を回せるかどうかが、理科では特に大きな差になります。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。
私と専任講師のダブル体制で見ていますので、そこは安心してお任せください。
偏差値40台前半から約4か月で大妻中野中学校へ
以前、こんな生徒がいました。
4年生からずっと塾に通っていたご家庭です。偏差値は40に届くか届かないかで、受験の後半に入っても40台前半でした。
楽しく通ってはいます。ただ、結果が出ない。塾の日数が多く、保護者の方のほうが疲れきっていました。
最初にやったのは、塾のテキストを横に置くことでした。
4教科すべてを追いかけるのをやめる。通っていた塾の理科と社会の授業もやめて、教材を絞る。週間のスケジュールに余裕を持たせる。
約4か月で首都圏模試の偏差値60弱の水準まで伸び、大妻中野中学校に合格しています。
理科の点が動いたのは、理科に使う時間を増やしたからではありません。
抱えていた量を減らして、一つひとつを最後まで通せるようにしたからです。
2025年から2026年にかけては、オンラインの指導だけで、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・高輪・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサール・桐光学園・桐蔭学園・森村学園・開智所沢・横浜創英・横浜雙葉・鎌倉女学院・穎明館・神奈川大学附属・城北・清風・日大豊山・安田学園・帝塚山・逗子開成・鎌倉学園・大宮開成・高槻・岡山白陵などに合格者が出ました。
いま理科の偏差値が40台でも、行き先がないわけではありません。
理科の点数の先に置いている長期の目標
私の考えもお伝えしておきます。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
理科は、この目標と相性のいい教科なんですね。
身の回りの現象と直接つながっているからです。
なぜ氷が水に浮くのか、なぜ豆電球が明るくなるのか。
分かったときの手応えが、他の教科より大きい。
その一回が、勉強全体への向き合い方を変えることがあります。
いまお子さんの理科が止まっているのは、覚える量の問題ではありません。暗記と計算を分けていないだけ。
4か月で偏差値40から60へ|大妻中野中に合格した卒業生
本文で紹介したご家庭のお子さんと、合格したあとに話をしました。
4か月で偏差値40から60まで伸び、大妻中野中に逆転合格した子です。
知識と計算を分けて詰め直せば、理科は短い期間でも動きます。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。オンラインで全国のご家庭を見ています。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「うちの子は、理科のどの単元から手を入れるべきですか」
この質問に、直近のテストの様子と志望校を伺ったうえでお答えします。学年、通っている塾、落としている分野をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生)
株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
