こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
算数だけが足を引っ張っている、国語だけがどうしても安定しない…
という方はいませんか?
4教科の偏差値を並べると、1つだけ明らかに低い数字がある。
そこさえ何とかなれば、志望校が見えてくるはず。
4教科すべてを頼む余裕はないけれど、その1科目だけなら。
そう考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験の算数と国語で、1科目だけ頼む意味がまったく違うこと
・1科目だけ依頼したときに起きる時間配分の崩れ
・4教科の全体を誰が見るのかという視点
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験で1科目だけ家庭教師をつける判断は間違いではない
はじめにお伝えしておきます。
1科目だけ依頼するという選択そのものは、決しておかしなものではありません。
崩れている科目が全体を引き下げているとき、そこに手を入れるのは理にかなった判断です。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
「算数だけお願いできますか」というご相談は、いちばん多いご依頼の形かもしれません。
ただ、お受けする前に必ず確認していることがあります。
その1科目を切り出すことで、他の3教科の時間がどう動くのか。
ここを見ないまま始めてしまうと、1科目は上がったのに総合の偏差値が下がる、という結果になりかねません。
中学受験の算数を家庭教師に頼むときに起きること
まず算数から。
算数は、単元を切り出しにくい科目です。
たとえば「速さ」でつまずいている子がいるとしましょう。
速さの授業だけをやっても、多くの場合は動きません。
速さを支えているのは割合であり、割合の前には比があり、比の前には分数の計算があるからです。
つまり、表に出ている単元名と、実際に崩れている場所は一致しません。
この見極めをせずに、目の前の単元だけを教える形になると、その週のテストは取れても翌月にはまた止まります。
一般的には、つまずいた単元をやり直せば戻せると言われますね。ですが、Edenでは、その単元を支えている手前の学年まで戻ります。
塾から出される課題が、お子さんの現在の実力に対して難しすぎることも本当に多いんです。
その状態で課題をこなさせても、時間だけが消えて自信も削れていく。
6年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
中学受験で問われるのは、その多くが4年生・5年生で習った内容ですから。
算数で1科目だけ依頼するなら、どこまで戻すかを決められる相手かどうかを確認してください。
中学受験で国語の家庭教師が向いている理由
国語は、算数とは事情が違います。
国語で点が取れない子の多くは、能力ではなく方法の問題を抱えています。
具体的には、こういうことが起きています。
- 本文を読む前に設問を見ていない
- 傍線部の前後だけを見て、指示語のたどり方を知らない
- 記述で書くべき要素の数を意識していない
- 選択肢を「なんとなく合っていそう」で選んでいる
どれも、教えれば身につく手順です。
読書量の話ではありません。
国語は、解き方の型を渡すと短期間で数字が動くことがある科目なんです。
だからこそ、1科目だけの依頼が最も噛み合いやすいのは国語だと私は考えています。
ただし、条件がひとつ。
漢字と語彙が絶対的に不足している場合は、まずそこを埋める時間が要ります。
語彙がなければ、どんな読み方を教えても本文が入ってきませんから。
どの科目が本当に足を引っ張っているのか、一度整理してみませんか
直近の模試の科目別・大問別の得点を伺えば、崩れている場所の見当をお伝えできます。EdenのLINEからお声がけください。
中学受験で算数の家庭教師を頼むと理科と社会が止まる
ここが今回いちばんお伝えしたい部分になります。
1科目だけ依頼するときの、最大の落とし穴。
時間は増えないということです。
算数の指導を週2時間入れたとしましょう。
指導の2時間に加えて、その予習と復習で2時間から3時間。
合計で週4時間から5時間が、算数に新しく割り当てられます。
では、その時間はどこから来たのか。
塾の授業は減っていません。学校もあります。睡眠を削るわけにもいきません。
多くの家庭で削られるのは、理科と社会です。
暗記科目だから後で巻き返せる、という感覚があるからでしょう。
結果として何が起きるか。
半年後、算数の偏差値は上がったのに、理科と社会が10近く落ちている。
総合では以前と変わらない、あるいは下がっている。
科目を足したのではなく、他の科目から時間を奪っただけの状態です。
4教科の時間配分を誰が決めているか
だとすれば、確認すべきことははっきりします。
4教科を通して、今月どこに時間を置くかを決める人がいるかどうか。
科目ごとに担当が分かれている場合、この役はどこにも存在しません。
算数の担当は算数の課題を出し、国語の担当は国語の課題を出す。
それぞれが良かれと思って出した課題の合計が、お子さんの1週間を超えてしまう。
一般的には、苦手な科目をなくすことが先だと言われますね。ですが、Edenでは、4教科の合計点で勝てる配分を決めます。
当会が4教科を1人の講師で見る形を取っているのは、この配分を1人の頭の中で決めるためです。
指導時間の中でも、その日の様子を見て教科の比重を変えています。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
四教科1人の先生に見ていただけるのも凄いところで、ペース配分や2時間内の教科構成も全て考えてくださり本当にありがたかったです。オンラインでもきちんと表情を見て教科を変えたり、頭を使った後には少し違う話をさせてくださったりと、まるで側で見て貰っているような心配りでした。
さらに、授業のない6日間をどうするか。
週2時間の指導は、1年で104時間。
小学生が中学受験に使う総学習時間から見れば、1割にも届きません。
当会がLINEで毎日の学習内容を個別に管理しているのは、この6日を空白にしないためです。
LINEでの質問・相談は24時間いつでも送れる体制で、私と専任講師のダブル体制で見ています。
1科目だけ頼むと決めたときに聞いておきたい3つのこと
依頼先を比べるとき、次の3点を確認してみてください。
- その科目の指導時間を確保するために、他の3教科の時間をどう組み替えるのか
- 表に出ている単元名ではなく、どこまで戻るかを判断してもらえるか
- 志望校の過去問から逆算した優先順位になっているか
3つめについて、少し補足します。
模試の偏差値は、全国の受験生の中での位置を示す数字にすぎません。
実際の入試で問われるのは、その学校が出す問題だけです。
学校によっては、算数の大問1・2を確実に取れば合格点に届く場合があります。
その学校を受けるなら、難問に時間を使うより、計算と一行問題を落とさない練習のほうが直接つながるでしょう。
取る問題と捨てる問題を決めているかどうか。
1科目だけの依頼であっても、ここは変わりません。
「この1科目に、どれだけ時間を割いていいですか」
志望校と直近の模試の様子を伺ったうえで、4教科の配分の目安をお伝えします。無理におすすめすることはありません。
国語の偏差値29から安田学園へ
以前、こんな生徒がいました。
国語の偏差値は29。読解が手つかずのまま、何から直せばいいのか分からない状態でした。
やったのは、国語を基礎から積み直すことだけです。
安田学園に合格しています。
1科目だけの依頼でも、戻す場所が合っていれば数字は動きます。
2025年から2026年にかけては、オンラインの指導だけで、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・高輪・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサール・桐光学園・桐蔭学園・森村学園・開智所沢・横浜創英・横浜雙葉・鎌倉女学院・穎明館・神奈川大学附属・城北・清風・日大豊山・安田学園・帝塚山・逗子開成・鎌倉学園・大宮開成・高槻・岡山白陵などに合格者が出ました。
都心では、明大明治・都市大付属・攻玉社・芝などで全員合格の実績があります。
1科目を立て直した先に残るもの
最後に、私の考えを書いておきます。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
長期の目標は、別のところにあります。
「将来、生きていく力を身につけること」。
小さな成功体験の数を増やし、自己肯定感を高めることです。
苦手な1科目を抱えている子は、その科目のテストのたびに自己評価を下げていきます。
「自分は算数ができない人間だ」という思い込みは、大人になっても残るもの。
1科目を立て直す価値は、偏差値の数字だけではないと私は考えています。
国語だけを立て直して合格した卒業生との対談
記事で触れた国語の子が、当時のことを本人の言葉で話しています。
国語の偏差値29から安田学園中に合格するまでの経緯を振り返っています。
一科目の立て直しは、他の科目の時間を奪う話ではありません。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市ですが、指導はオンラインで全国から受けていただけます。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「算数だけ、国語だけでも見てもらえますか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試の科目別の様子をお聞かせください。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
