こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
3月生まれだから、同じクラスの子より1年近く遅れているのではないか…
という方はいませんか?
同じ4年生なのに、4月生まれの子はもう自分で計画を立てて動いている。
うちの子は、まだ言われないと机に向かわない。
参観日に他の子を見るたび、その差ばかりが目に入る。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・早生まれの子が中学受験で不利に見える本当の理由
・生まれ月の差が学年とともにどう変わっていくか
・親が今日からやめたほうがいいこと
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
早生まれの子が中学受験で不利に見える理由
まず、いちばん先にお伝えしたいこと。
「早生まれだから中学受験には向かない」という言い方を、私はしません。
同時に「生まれ月はまったく関係ありません」とも言いません。
どちらも、目の前の子を見ていない言葉だからです。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中で、1月から3月生まれのお子さんのご相談も数多く受けてきました。
そこで見えてきたことを、正直にお伝えしましょう。
差が見えやすい時期は、確かにあります。
ただ、それは能力の差ではなく、発達の時期の差として現れているんです。
同じ学年でも身につく順番には幅がある
小学校の低学年から中学年にかけて、子どもは大きく変わります。
- 座っていられる時間
- 文章を最後まで読み切る力
- 自分の頭の中を言葉にする力
- 数の大きさを感覚でつかむ力
こうしたものが身につく順番と時期には、もともと幅がありますよね。
同じ学年の中に、その幅がそのまま並んでいる。
生まれ月の差が目立って見えるのは、この幅と重なるからでしょう。
つまり、いま見えている差は、能力の順位ではないということですね。
早生まれと中学受験|低学年ほど差が出やすい
差が出やすい時期はいつか。
私の実感では、低学年ほど目立ちます。
理由は、低学年で扱う内容の多くが、慣れと処理の速さで決まるところにあるからです。
計算のスピード、音読の滑らかさ、指示を聞き取って動くまでの時間。
これらは、経験を積んだ月数がそのまま出やすい。
4月生まれの子と3月生まれの子では、その月数が違いますよね。
だからテストの点差として現れる。
しかし、ここで親が何を読み取るかが分かれ道になります。
「この子は勉強ができない」と読むのか。
「まだ立ち上がっていないだけ」と読むのか。
読み違えると、本人まで前者を信じてしまうんです。
一般的には、机に向かわないのはやる気がないからだと言われますね。ですがEdenでは、やる気を疑う前に、その子がどこでつまずいて止まっているのかを見ます。
学年が上がると評価される力が変わる
4年生、5年生と進むにつれて、問われるものが変わっていきます。
処理の速さだけでは点が取れなくなり、条件を読み取る力や、筋道を立てて考える力の比重が上がる。
ここで順位が入れ替わる子を、私は何度も見てきました。
低学年で上位だった子が伸び悩み、当時目立たなかった子が抜けていく。
早生まれのお子さんが、ちょうどこの位置から動き出すことも珍しくありません。
中学受験の入試で問われるのは処理の速さだけではない
入試の問題を、実際に開いてみてください。
もちろん、速く正確に処理する力は必要になります。
ただ、それだけで解ける学校は多くありません。
- 長い問題文から条件を拾い出す
- 何を聞かれているのかを言い換える
- 途中の考え方を書いて示す
- 最後まで気持ちを切らさずに解ききる
こうした力は、生まれ月で決まるものではないんです。
むしろ、家庭でどんな会話をしてきたか、どんな読み方をしてきたかのほうが大きく影響します。
だとすれば、生まれ月を理由に受験そのものを諦めさせる必要はないでしょう。
お子さんの現在地を、生まれ月と切り離して見てみませんか
どの単元でつまずいているのか、どこから戻せばいいのか。学年と直近の模試の様子を伺えば、いま手をつけるべき場所はお伝えできます。EdenのLINEから、お子さんの状況をお聞かせください。
早生まれの子の中学受験で親がやめるべき2つのこと
ここから、実際に多くのご家庭にお伝えしていることを書きます。
生まれ月を言い訳の言葉として使うのをやめる
「うちは早生まれだから、仕方ないよね」
慰めのつもりで出た一言が、子どもには別の意味で届きます。
自分は、生まれた月のせいで一生届かない。
そう受け取った子は、努力の手前で止まるようになるんです。
言い訳の言葉を親が渡してしまうと、子どもはそれを使います。
同じことを伝えるなら、時期の話にしてください。
「今はまだ慣れていないだけ」「去年より読めるようになった」
生まれ月は変えられませんが、時期は必ず進みますよね。
同学年の進度に無理やり合わせるのをやめる
塾の課題が、お子さんの現在の実力に合っていないことがあります。
私が見ている生徒さんの中にも、塾で出される課題の多くが難しすぎて、こなしきれていない場合が多くあるんです。
その状態で課題をこなさせても、意味はありません。
時間だけが消えて、自信も削れていく。
6年生であっても、4年生の教材に戻ることを私はよくお勧めしています。
「今の学年に合わせなければ」というお母さんの焦り。それが根本の理解を妨げてしまうからです。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
戻ることは、後退ではないんですよ。
一般的には、いまの学年の教材をこなすことが受験勉強だと言われますね。ですがEdenでは、小5なら基礎まで戻って穴を埋め、小6なら志望校の出題から逆算して戻る単元を絞ります。学年ではなく、その子の理解に合わせるという判断です。
早生まれのお子さんの場合、この「戻る」判断が特に大きな意味を持ちます。
成績が伸びない4つの原因に生まれ月は入っていない
面談を重ねる中で、成績が伸びない原因はだいたい次の4つに収まる、ということが見えてきました。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
この中に、生まれ月はありません。
もうひとつ、構造の話も。
集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進む。
その結果、根本原理の説明が薄いまま、問題演習だけが先へ進んでいきます。
授業の場では「わかったつもり」になりますよね。
ところが家で一人になると、ほとんど解けない。
理解が固まるまでに少し時間のかかる子ほど、この構造の影響を強く受けます。
早生まれの子が苦しく見えるとき、原因が本人ではなく進み方にあることは、本当に多いんです。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
5年の1月までは他の塾に通っていました。頑張っても偏差値が上がらず、自己肯定感もとても低くなってしまい、なんとか自信を取り戻してほしいと思い、Edenにお世話になることにしました。自分のペースで勉強が出来ること、基礎からきちんと取り組んでもらえたことで、子どもも段々と自信を取り戻していきました。
生まれ月ではなく志望校の過去問から逆算する
以前、こんな生徒がいました。
入会したときの偏差値は30台。日々の課題もテストも一生懸命こなしていたのに、結果に結びついていませんでした。
やめていただいたのは、前の塾の課題です。全部手放して、基礎から学び直しました。
夏期講習と強化講座にも参加していません。
約10か月で首都圏模試の偏差値は60、四谷大塚では55の水準まで伸び、芝国際中学校に合格しています。
生まれ月の遅れを量で埋めようとするより、合わない課題を減らすほうが早いことがあります。
模試の偏差値は、全国の受験生の中での位置を示す数字にすぎません。
実際の入試で問われるのは、その学校が出す問題だけ。
処理の速さで押し切る学校もあれば、記述で差がつく学校もある。
生まれ月を気にするより、その学校の問題のどれを取ってどれを捨てるかを決めるほうが、合否には直接つながるでしょう。
学校選びの段階から、お子さんの得意の形に合う出題を探す。
早生まれかどうかは、そこでは何の変数にもなりません。
早生まれの子を毎日支える仕組みのつくり方
差を埋めるのは、根性ではなく仕組みです。
塾でも家庭教師でも、授業のない日のほうが圧倒的に多い。
その残りの日をどう埋めるかで、1年後は変わってきます。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。
私と専任講師のダブル体制で見ていますので、理解の進み方に合わせて、その日の量と難度を組み替えます。
同学年の平均に合わせるのではなく、その子の今日に合わせる。
早生まれのお子さんに必要なのは、まさにここなんです。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
これだけで、家の空気は変わりますよ。
指導はオンラインですから、通塾の時間もかかりません。
移動に使っていた時間を睡眠に回せることは、体の成長がまだ途中の子ほど大きな差になるでしょう。
同学年の進度ではなく、お子さんの理解に合わせて組み直しませんか
どの単元まで戻るか、どこから積み直すか。学年と現在の教材を伺えば、具体的にお答えできます。まずはお子さんの状況をお聞かせください。
早生まれの中学受験が向かう先|自己肯定感という長期目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
早生まれのお子さんは、幼い時期に「できない側」に置かれた経験を持っていることがあります。
かけっこで最後だった、字がうまく書けなかった。
その記憶が、自信の芽を細くしてしまう。
だからこそ、小さくても「できた」を積み直す時間が要るんです。
生まれ月は変えられません。
変えられるのは、その子が自分をどう見るか。
そこを親が信じていられるかどうかで、子どもの2年間はまったく違うものになりますよ。
記事で触れた芝国際中の合格者との対談|偏差値30台からの逆転
先ほど紹介した、課題を手放して基礎から積み直した生徒の対談です。
偏差値30台から開智所沢中と芝国際中に逆転合格した回になります。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- 通塾の時間がかからないオンライン指導
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 過去のライブアーカイブは200本以上
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
拠点は横浜市。指導はすべてオンラインで行っています。
「うちの子は、どこから戻せばいいですか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
