こんにちは。
これから中学受験を考えている5年生の保護者の方で
周りはみんな3年生の冬から塾に通っている、うちはもう出遅れているのでは…
という方はいませんか?
入室テストの結果を見て、下のクラスからのスタートだと知る。
保護者会に行けば、周囲の親は当たり前のように単元名で会話している。
自分だけが何も分かっていない気がしてくる。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・中学受験を5年生から始めた子が最初にぶつかる壁
・4年生の内容をどこまで戻すかの決め方
・小5からの1年半を動かす仕組みの作り方
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験を5年生から始める家庭は珍しくない|相談が最も多い学年
先に、いちばんお伝えしたいことを書きます。
5年生からのスタートは、例外的な選択ではありません。
私のところに寄せられるご相談で、件数がもっとも多い学年。それが5年生なんです。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中で、3年生の冬から順調に積み上げてきて何の悩みもない、というご家庭に出会ったことはほとんどありません。
早くから通っている子にも、別の悩みがあります。
長く通ったせいで塾の授業を作業としてこなす癖がついていたり、下のクラスに固定されて自信を失っていたり。
スタートが遅いことは、それ自体では不利になりません。
不利になるのは、遅く始めたのに、早くから始めた子と同じ進み方を選んでしまったときです。
まずはここを外してから、話を先へ進めましょう。
小5から中学受験を始めるときに知っておきたい5年生という学年の重さ
5年生からのスタートで最初に知っておいていただきたいのは、5年生という学年そのものの性質。
5年生は範囲の山場|比と割合と速さが一気に来る
中学受験の学習内容の中で、5年生の一年間は明らかに密度が違います。
算数でいえば、比、割合、速さ、平面図形、立体図形。
理科なら、てこ、電気、水溶液。
入試で得点差がつく単元の多くが、この一年に集中しているわけですね。
つまり5年生からの入塾は、いちばん重い荷物を持ちながら、同時に前の学年の荷物も拾いに行く状態。
これを気合いで乗り切ろうとすると、たいてい潰れます。
だからこそ、優先順位を決める作業が要るのです。
中学受験の集団塾のカリキュラムは待ってくれない
もうひとつ、構造の話をしておきましょう。
集団授業には、進めなければならないカリキュラムがあります。
講師はそれに沿って進む。
その結果、根本原理の説明が薄いまま、問題演習だけが先へ進んでいきます。
早くから通っている子は、4年生の間に基本的な考え方へ触れているもの。
5年生から入った子には、その前提がありません。
同じ授業を聞いても、受け取れる量が違うのは当然でしょう。
授業の場では分かったつもりになる。
家に帰って一人になると、ほとんど解けない。
お子さんの手が止まるのは、意志の問題ではなく構造の問題なんです。
5年生のいま、何から手をつけるべきかを整理してみませんか
どの単元が抜けているのか、どこまで戻せば追いつくのか。ご家庭だけで判断するのは難しいところですよね。EdenのLINEから、お子さんの状況をお聞かせください。
中学受験を5年生から始めて伸び悩む4つの原因
5年生から始めて成績が動かないご家庭を数多く見てきました。
原因は、根性の問題ではありません。
面談を重ねる中で、成績が伸びない原因はだいたい次の4つに収まる、ということが見えてきました。
- 原因が見えていない
- 改善の方法がわからない
- 方法が見えても、家庭だけでは実行が難しい
- 本人のやる気が続かない
5年生スタートのご家庭で特に多いのが、上のふたつ。
どこが抜けているのかを把握しないまま、目の前の塾の宿題だけを追いかけてしまう状態ですね。
塾の宿題は、4年生から積み上げてきた子を想定して作られています。
それを全部こなそうとすれば、時間はいくらあっても足りません。
一般的に、塾の宿題をこなすこと=受験勉強だと考えられがち。ですがEdenでは、やる問題と捨てる問題を仕分けることも受験戦略のうちだと考えています。
小5の中学受験で4年生の内容をどう埋めるか|全部は追わない
ここが、この記事の核心です。
5年生から始める場合、4年生の内容をどう埋めるかで結果が分かれます。
中学受験で問われる範囲には4年生5年生の内容が多く含まれる
意外に思われるかもしれませんが、中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
6年生の一年間は、そこまでに習ったことを組み合わせて解く訓練の期間だと考えていただくといいでしょう。
だとすれば、5年生のうちに4年生の内容へ戻すのは、後退ではありません。
私は6年生の生徒に対してすら、4年生の教材に戻ることをよくお勧めしています。
5年生ならなおさら、戻る余裕があるということ。
一般的には、受験勉強は前へ前へと進めるものだと言われます。ですがEdenは学年で戦い方を変えていて、小5は基礎まで戻って穴を埋め、小6は志望校の過去問から逆算して必要な単元だけへ戻ります。
入試で問われる比重の高い単元から戻る
とはいえ、4年生の内容を全部やり直す時間はありません。
ここで必要になるのが、取捨選択です。
戻る優先度が高いのは、後の単元の前提になっているところ。
算数なら、分数と小数の計算、割合の考え方、単位量あたり。
このあたりが曖昧なままだと、5年生の比も速さも入っていきません。
逆に、後ろにつながらない単元は、思い切って置いておく判断もあります。
全部を追いかけないと決めること。
これが5年生スタートで最初に必要な決断でしょう。
偏差値ではなく志望校の過去問から逆算する
もうひとつ、見る指標を変えていただきたいのです。
模試の偏差値は、全国の受験生の中での位置を示す数字にすぎません。
実際の入試で問われるのは、その学校が出す問題だけ。
学校ごとに出題の癖は違いますし、合格に必要な得点も違います。
5年生の段階で志望校が固まっていなくても構いません。
気になる学校の過去問を一度開いて、どんな問題が出るのかを保護者の方が見ておく。
それだけで、いま追うべき単元の見え方が変わります。
中学受験を5年生から始める家庭がやめたほうがいいこと
ここから、多くのご家庭に共通してお伝えしていることを書きます。
塾のクラスやレベルに無理やり合わせようとするのをやめる
塾の課題が、お子さんの現在の実力に合っていないことがあります。
私が見ている生徒さんの中にも、塾で出される課題の多くが難しすぎて、こなしきれていない場合が多くあるんです。
その状態で課題をこなさせても、意味はありません。
時間だけが消えて、自信も削れていく。
「今の学年に合わせなければ」というお母さんの焦り。それが根本の理解を妨げてしまいます。
「分かった?」と聞くのをやめる
家で教えたあと、つい「分かった?」と聞いていませんか。
こう聞くと、たいてい「分かった!」と返ってきますよね。
しかし、子どもの「分かった」には、いくつもの意味があります。
- 細かいところは分からないが、大まかには分かった
- 本当は分からないが、そう言えば親が安心するから言っておく
- 式の意味は分からないが、解き方の手順だけ覚えた
- なぜそうなるかまで理解できた
このうち、本当に身についているのは最後のひとつだけ。
代わりに、類題を1問解かせてみてください。
5年生からのスタートでは、この確認の精度が特に大きな差になります。
抜けを抱えたまま先へ進むことが、いちばん怖いからです。
小5からの1年半を動かす仕組み|授業のない日をどう埋めるか
やり方が分かっても、家庭だけで回すのは難しいところ。
塾でも家庭教師でも、授業のない日のほうが圧倒的に多いですよね。
その6日間をどう埋めるかで、1年半後の景色は変わります。
人は、自分で決めた締切は守れなくても、他人と約束した締切は守るもの。
大人でもそうですよね。小学生ならなおさらでしょう。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
お子様が自然と勉強習慣がつくようにプログラムしていますので、そこは安心してお任せいただければと思います。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。
私と専任講師のダブル体制で見ています。
親御さんが管理役を降りて、外の人間がその役を引き受ける。
これだけで、家の空気は変わりますよ。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
5年生の9月にエデンに出会いました。それまで通っていた塾では、算数のレベルや進め方が次第に息子と合わなくなり、扱っている内容も息子の受験レベルに見合っていないのでは…というモヤモヤをずっと感じていました。(中略)マンツーマン指導なので、息子の特性に合わせた進め方をしてくださり、できないところも細かく、何度も丁寧に向き合ってもらえたことが、何よりのメリットだったと思います。
管理する役を、いったん手放してみませんか
毎日の学習内容を第三者が管理する形に変えるだけで、家庭の会話は戻ります。5年生のいまの状況をお聞かせください。
偏差値40台前半から約4か月で大妻中野中学校へ|追いかける科目を絞った例
以前、こんな生徒がいました。
4年生からずっと塾に通っていたご家庭です。偏差値は40に届くか届かないかで、受験の後半に入っても40台前半でした。
楽しく通ってはいます。ただ、結果が出ない。塾の日数が多く、保護者の方のほうが疲れきっていました。
最初にやったのは、塾のテキストを横に置くことでした。
4教科すべてを追いかけるのをやめる。通っていた塾の理科と社会の授業もやめて、教材を絞る。週間のスケジュールに余裕を持たせる。
約4か月で首都圏模試の偏差値60弱の水準まで伸び、大妻中野中学校に合格しています。
変えたのは、量を増やすことではなく、やることを減らして絞ったこと。
5年生のうちに追う科目を決めておければ、同じことをもっと余裕のある時間で進められます。
2025年から2026年にかけては、オンラインの指導だけで、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサールなどに合格者が出ました。
いま偏差値が30台・40台でも、行き先がないわけではないんです。
5年生からのスタートなら、まだ1年半あります。
5年生からの中学受験で最後に残るもの
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
5年生から始めたご家庭ほど、周囲との比較で苦しくなりがちです。
でも、比べる相手は同じ塾の子ではありません。
昨日までのお子さん自身。
失敗のまま終わらせるから失敗なのであって、続けている限り、人は成功に近づいていく。私はそう考えています。
出遅れという言葉に、必要以上に引きずられないでください。
決めるべきは、いまから何を優先するか。それだけなんです。
6年生から始めた子の対談|1年半を残しているいまとの違い
5年生からのスタートに不安が残る方へ、もう一つ見ていただきたいものがあります。
6年生になってから、4科目とも偏差値30台という状態で始めた子の対談です。塾なしのまま、女子校に一撃で合格しました。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。指導はオンラインで全国に対応。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「5年生のうちに、どこまで戻せばいいですか」
この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの塾、クラス、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
