こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
ネットで偏差値を調べても、うちの地域の学校がどのくらいなのか結局分からない…
という方はいませんか?
全国版の一覧を開くと、上のほうに並ぶのは名前を聞いたことのある学校ばかり。
けれど、我が家から通える範囲の学校がどこに位置しているのかは見当たらない。
数字だけが並んでいて、我が子の現在地とどうつながるのかが見えてこない。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・地域によって中学受験の偏差値の意味が変わる理由
・首都圏と関西とその他の地域で数字をどう読み分けるか
・地域の一覧を見る前にご家庭で決めておくこと
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験の偏差値は地域が変われば同じ数字でも意味が変わる
まず、いちばん先にお伝えしたいこと。
偏差値は、学校そのものに貼りついている値ではありません。
その模試を受けた人たちの中で、お子さんがどのあたりにいるかを表す数字です。
受ける人が変われば、同じ学校の数字も動く。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
その中でいちばん多い誤解が、「偏差値55の学校は全国どこでも同じ難しさ」という受け取り方なんです。
実際には違います。
地域によって、中学受験をする子の割合が大きく違うからですね。
受験率の高い地域では、模試を受けている層に学力上位の子が集まります。
一方、受験率の低い地域では、受ける子の数そのものが少ない。
母集団の厚みも学力の幅も違うのだから、出てくる数字が同じ意味を持つはずがないわけです。
まずはここを外してから、話を先へ進めましょう。
首都圏の中学受験の偏差値|東京と神奈川は母集団が厚い
東京の中学受験の偏差値と神奈川の中学受験の偏差値から見ていきましょう。
この二都県は、中学受験をする小学生の割合が全国でも突出しています。
学校数も多く、同じ学校が複数回の入試を行うことも珍しくありません。
ここで押さえていただきたいのが、入試の回によって数字が変わるという点。
2回目・3回目の入試は、1回目で残念だった子が受け直します。
結果として合格に必要な水準が上がり、一覧の上でも高く出やすい。
同じ学校名なのに複数の数字が並んでいるのは、そのためなんですね。
もうひとつ。首都圏の模試は、受けている子の学力層が厚い。
だからこそ真ん中あたりの数字が示す学力は、他の地域の同じ数字より高くなる傾向にあります。
我が子の数字を全国の一覧と見比べて落ち込む必要は、まったくありません。
千葉県の中学受験の偏差値と埼玉県の中学受験の偏差値|1月入試という条件
千葉県の中学受験の偏差値と埼玉県の中学受験の偏差値には、独特の事情があります。
この二県の入試が行われるのは1月。
東京・神奈川の入試が始まる2月1日より前ですね。
すると何が起きるか。
都内在住の子が、本命の前の力試しとして1月校を受けにきます。
県内から通う子だけで数字が決まるわけではない、ということ。
一覧に出ている数字が地元の実感より高く感じられる理由が、ここにあります。
逆に言えば、1月に受けられる学校があることは大きな利点でしょう。
本番前に、試験会場の空気を一度経験できるからです。
茨城県の中学受験の偏差値|受験者数が少ない地域の読み方
茨城県の中学受験の偏差値のように、受験する子の数がそれほど多くない地域では、注意点がもうひとつ増えます。
母集団が小さいと、数字が年度によって振れやすい。
その年にたまたま上位層が集まれば上がりますし、翌年には下がることもあるわけです。
一年ぶんの数字だけを見て判断するのは危ないということですね。
三年ぶんくらいを並べ、平均で眺めてみてください。
お住まいの地域で、どの学校が現実的な候補になるか整理してみませんか
通学時間、入試日程、出題の傾向。ご家庭だけで組み立てるのは骨の折れる作業ですよね。EdenのLINEから、お住まいの地域とお子さんの状況をお聞かせください。
関西の中学受験の偏差値|首都圏の数字とそのまま比べられない
ここから、中学受験の関西の偏差値について。
関西には、首都圏とは違う前提があります。
いちばん大きいのが統一解禁日という決まりですね。
府県を越えて入試の開始日がそろえられているため、上位校の多くが同じ日に試験を行います。
つまり、第一志望として受けられる学校は事実上ひとつ。
その結果、志望する層がはっきり分かれ、数字も首都圏とは違う出方をするのです。
もうひとつ。関西の模試は、首都圏の模試とは主催も母集団も別。
同じ「偏差値60」という表記でも、比べている相手が違うわけですね。
関西にお住まいの方が首都圏の一覧を見て一喜一憂しても、判断材料にはなりません。
大阪の中学受験の偏差値と京都の中学受験の偏差値|府外からの受験が混ざる
大阪の中学受験の偏差値を見るときは、通学圏の広さを頭に入れてください。
関西は鉄道網が密で、府県をまたぐ通学が普通に成立します。
京都の中学受験の偏差値についても同じこと。
大阪や滋賀から通う子が受けにくるため、京都府内の子だけで決まる数字ではないんです。
兵庫や奈良の学校を併願に入れるご家庭も多い。
地図の上の県境より、路線図で考えるほうが実態に合っています。
その他の地域の中学受験の偏差値|愛知県と広島と福岡
首都圏と関西以外の地域には、また別の見方が要ります。
共通するのは、中学受験をする子の割合がそれほど高くないという点。
公立中学から高校受験へ進むのが主流の地域では、受験を選ぶ層がそもそも限られます。
限られた層の中での数字ですから、全国の平均的な小学生の中での位置とはずれるわけですね。
愛知県の中学受験の偏差値と名古屋の中学受験の偏差値|高校受験が主流の地域での見え方
愛知県の中学受験の偏差値、とくに名古屋の中学受験の偏差値を調べた方から、こんな声をよく聞きます。
「一覧に出ている数字ほど、うちの子にとって遠い気がしない」
この感覚は、間違っていません。
模試を受けているのが受験を決めた層に偏っているため、数字は厳しめに出やすいからです。
学校数が首都圏ほど多くないぶん、候補は絞りやすい。
そのぶん、一校ごとの出題傾向を深く読み込む価値が高い地域とも言えるでしょう。
広島の中学受験の偏差値と福岡の中学受験の偏差値|広域から受験生が集まる
広島の中学受験の偏差値と福岡の中学受験の偏差値も、考え方は同じ。
加えて、この二つの地域には近隣県から受けにくる子がいます。
寮を備えた学校があれば、さらに遠方からも集まる。
地元の子の学力だけを映した数字ではない、ということですね。
数字の高低より、その学校がどんな問題を出すかを見てください。
地域の偏差値を見る前にご家庭で決めておく3つのこと
ここまで地域ごとの違いを書いてきました。
けれど、いちばん大切なのは順番のほうです。
一覧を開く前に、次の3つを決めておいてください。
- 通学にかけられる時間の上限
- 6年間通わせたい校風の方向
- 受けられる入試科目の組み合わせ
この3つで候補を絞り、それから数字を見る。
逆にすると、数字の高い学校から順に目が向き、そもそも通えない学校に気持ちが引っ張られてしまいます。
一般的には、地域ごとの偏差値の一覧を見て志望校を決めると言われます。
ですがEdenが重く見るのは、その学校の過去問で何点取れるか。合格最低点との差と、どこを直せば届くのかで戦略を作ります。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただきました。
受験を終わってみて感じたのは、偏差値はただの数字でした。
数字ではなく、志望校の問題から逆算しませんか
お子さんの答案と、気になっている学校の出題傾向を照らし合わせると、いま必要な作業がはっきりします。まずは現状をお聞かせください。
偏差値28から帝塚山中学の特待コースへ|判定を見るのをやめる
以前、こんな生徒がいました。
最初の模試で偏差値28。
塾の先生全員から難しいと言われていた生徒です。
判定に潰されそうになっていました。
やめていただいたのは、判定を見ることでした。
過去問を中心に切り替え、取れる問題を確実に取る。できない問題に時間をかけない。
偏差値は52まで上がり、帝塚山中学の特待コースに合格しています。
模試の偏差値は、その模試を受けた集団の中での位置を示す数字にすぎません。
入試で問われるのは、その学校が出す問題だけ。
学校ごとに出題の癖は違いますし、合格に必要な得点も違います。
だとすれば、地域の一覧の中での上下より、その学校の問題のどれを取ってどれを捨てるかのほうが、合否に直接つながるでしょう。
一般的には、伸び悩んだときに問題集や講習を足す方向へ動くものと言われますよね。
Edenで先にやるのは引き算のほう。合格につながっていないものをやめるところから手をつけます。
過去問を中心に置くと、いま解くべき問題と後回しでいい問題が分かれます。
判定に一喜一憂して使っていた時間も、そのぶん戻ってくるでしょう。
オンライン指導なら住んでいる地域に関わらず同じ授業が受けられる
地域の話を続けてきましたが、指導そのものに地域の壁はありません。
当会はオンラインのみで指導しています。
2025年は、麻布・駒場東邦・広尾学園・本郷・高輪・世田谷学園・栄光・洛星・六甲・北嶺・函館ラサール・桐光学園・桐蔭学園・森村学園・開智所沢・横浜創英・横浜雙葉・鎌倉女学院・穎明館・神奈川大学附属・城北・清風・日大豊山・安田学園・帝塚山・逗子開成・鎌倉学園・大宮開成・高槻・岡山白陵などに合格者が出ました。
首都圏、関西、中国地方、北海道。
住んでいる場所は、ばらばらです。
拠点は横浜市に置いていますが、通っていただく必要はありません。
近くに志望校対策のできる教室がない。
そんな地域にお住まいでも、受けられる指導の中身は変わらないということですね。
授業のない日をどう埋めるかも同じ。
Edenでは、LINEで毎日の学習内容を個別に管理しています。
LINEでの質問・相談は、24時間いつでも送っていただけます。
私と専任講師のダブル体制で見ていますので、その点は安心してお任せください。
地域差の先にある自己肯定感という長期目標
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
地域の一覧を眺めていると、我が家には選択肢が少ないのではないかと思えてくることがありますよね。
そんなことは、ないんです。
数字の並びは、その年その模試の写し絵にすぎません。
お子さんが6年間をどう過ごすか。決めるのは、順位の並んだ表ではないでしょう。
逆転合格した卒業生との対談を公開|地域が違っても見る場所は同じ
地域ごとの数字の話を続けてきましたので、実際に動いたご家庭の声も置いておきます。
偏差値48から65まで上げて、函館ラサールに逆転合格した子との対談です。
住む地域や表の数字が違っても、志望校の問題から逆算するところは変わりません。
ほかの合格者との対談も、こちらにまとめてあります。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「うちの地域だと、どのあたりが現実的でしょうか」
この質問に、お住まいの地域とお子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
