こんにちは。
中学受験をされるお子様の保護者の方で
A判定が出ていた学校で落ちた、何が起きたのか分からない…
という方はいませんか?
模試では安全圏だと言われていた。塾からも大丈夫でしょうと言われていた。
それなのに、番号がない。
本人も呆然としていて、こちらも言葉が出てこない。
明日以降の日程がまだ残っているのに、頭が働かない。
そんな状態でこの記事にたどり着いた方もいるでしょう。
今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、
・模試の判定が測っているものと入試が問うものの違い
・まさかの不合格が起きる四つのずれ
・初日の不合格から残りの日程を立て直す手順
についてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください。
中学受験でA判定なのに不合格が起きるのは珍しいことではない
まず、いちばん先にお伝えしたいこと。
A判定からの不合格は、あなたのお子さんだけに起きたことではありません。
この仕事も19年になりました。
保護者の方との面談は1500件以上。
入試期間の最中に、まさにこの内容のご連絡をいただくことが毎年あります。
判定は、合格を約束する数字ではないんですね。
ただ、そう聞かされていなかっただけ。
いま起きていることを理解するには、模試という仕組みが何を測っているのかを知る必要があります。
そこが分かると、残りの日程への向き合い方も変わってくるでしょう。
中学受験の模試のA判定が測っているもの
判定は、その学校を志望した受験生の中で、お子さんの得点がどのあたりに位置していたかを示しています。
過去のデータと照らし合わせ、同じ位置にいた受験生のうち何割が合格していたかを、記号に置き換えたもの。
つまりA判定とは、同じ位置にいた受験生の多くが合格していたという意味です。
全員ではありません。
さらに、模試は特定の学校に合わせて作られているわけではありません。
広い範囲から標準的な問題を並べ、受験生全体の中での位置を出す。それが役割なんです。
一方、入試で問われるのは、その学校が出した問題だけ。
測っているものが違うのですから、結果がずれることもあるわけです。
中学受験でまさかの不合格が起きる四つのずれ
具体的に、どこでずれが生まれるのか。
私が見てきた範囲では、次の四つに集まります。
出題の癖と模試の問題が噛み合っていない
学校ごとに、出題の傾向はまるで違います。
図形の比重が高い学校、記述で差をつける学校、処理量で振り落とす学校。
模試で高得点を取れる子が、特定の学校の癖と相性が悪いことは普通に起こります。
模試の成績表には、この相性は載っていません。
一点の中に何十人も並ぶ得点分布
中学受験の入試は、合格最低点の前後に受験生が密集します。
一点動けば順位が数十番変わる、という世界。
判定上は余裕があっても、当日の一問で線の内側と外側が入れ替わるんですね。
余裕という言葉が、実際にはかなり薄いということです。
当日の処理速度と精神状態
模試は、慣れた会場で、同じ形式で受けます。
入試当日は違いますよね。
初めての校舎、知らない受験生、時計の位置も違う。
いつもより一問あたり十秒余計にかかれば、それだけで最後の大問に手が届かなくなる。
学力ではなく、時間の使い方で落ちる子は確実にいます。
受験者層が模試と入試で入れ替わる
もうひとつ見落とされやすいところ。
模試の母集団と、実際にその学校を受けに来る集団は同じではありません。
上位校を第一志望にしていた受験生が、日程の組み方によってその学校を受けに来ることがあります。
つまり本番のほうが、層が厚くなる場合があるわけです。
判定が出た時点の分布のまま、当日を迎えるとは限らないんですね。
残りの日程について、いま相談していただけます
初日で結果が出なかった場合、次の日程で何を変えるかは時間との勝負になります。志望校と当日の様子をお聞かせください。EdenのLINEは24時間いつでも送っていただけます。
中学受験の前受け不合格が示していること
一月の前受け校で結果が出なかった場合。
ここは分けて考えてください。
前受けは、本命前に会場の空気に慣れるための受験です。
ですから、不合格そのものよりも、答案の中身のほうに情報があるんです。
見るべきは三つ。
- 手をつけられなかった問題がどこにあったか
- 取れるはずの問題を落としていないか
- 見直しの時間が残っていたか
前受けで落ちる子の多くは、学力が足りなかったのではありません。
時間配分が崩れているか、最初の大問で固まってしまっている。
どちらも、本命までの数週間で直せる部分でしょう。
逆に、ここを「相性が悪かった」で流してしまうと、同じ形で本命でもつまずきます。
前受けの不合格は、痛いけれど、情報としては貴重なんですね。
一般的に、過去問や前受けは力試しだと考えられがちです。
Edenでの位置づけは、力試しではなく教材。なぜ間違えたのか、どこで判断を誤ったのかを言葉にして過去問ノートに残し、×を○に変えていきます。
中学受験で定員割れなのに不合格になる理由
これも毎年ご質問をいただきます。
倍率が1倍を下回っているのに落ちた、というケース。
理由はいくつかあります。
ひとつは、公表される定員割れの数字が、入学手続きをした人数をもとにしていることが多い点。
合格者数と入学者数は別ですから、入試の時点では競争があった、ということが起こります。
もうひとつ。学校側が、定員を満たすことよりも一定の学力水準を保つことを優先する場合があること。
基準に届かない受験生を、定員が空いていても取らないという方針の学校は存在します。
さらに、一教科でも基準を下回ると合格を出さない、という運用をしている学校もあるでしょう。
四科の合計では届いていても、極端に低い教科があると引っかかる。
いずれにしても、倍率の数字だけで安全かどうかは判断できないということです。
中学受験の初日の不合格が後の日程に与える影響
ここからが、いま最も大事なところ。
初日で結果が出なかったとき、残りの日程に何が起きるかです。
初日の不合格でお子さんに起きること
子どもは、初日の結果を「自分の実力の証明」として受け取ります。
大人のように、たまたま相性が悪かった、という整理はできません。
その結果、翌日の試験で起きるのが、手が止まる現象。
分かるはずの問題を前にして、これも解けないのではないかという考えが先に来る。
学力は昨日と同じなのに、点が取れなくなるんですね。
初日の不合格が本当に怖いのは、ここです。
初日の不合格で保護者に起きること
同時に、保護者の方にも変化が起きます。
言葉数が減る。表情が固くなる。
責めるつもりがなくても、空気は変わりますよね。
子どもは、親の表情を驚くほど正確に読みます。
あなたの表情が、明日の答案に乗ると思ってください。
これは脅しではなく、毎年見てきた事実です。
中学受験の初日の不合格から立て直す手順
では、どうするか。
順番があります。
まず、その日のうちに結果の話を終わらせること。
長く話すほど、お子さんの中で結果が大きくなります。
伝えるのは短く、事実と、明日の話だけ。
次に、原因を本人の能力に置かないこと。
「今日の学校の問題とは合わなかった」「時間の使い方でもったいなかった」
このどちらかに置いてください。
嘘ではありません。実際にそうであることがほとんどですから。
三つめ。翌日の学校の過去問を、一年分だけ開くこと。
新しいことはやりません。
見るのは、大問の並び順と、どこから手をつけるかだけ。
これをやると、翌朝の子どもの動きが変わります。
「今日は一番から解かない」と決まっているだけで、手が止まりにくくなるんですね。
四つめ。前日にできなかった問題の解き直しは、しないこと。
やるなら、確実に取れる問題を数問。
入試期間中に必要なのは、新しい知識ではなく、手が動く感覚のほうです。
入試期間中のご相談も受け付けています
明日どの問題から解かせるか、今夜何を話すか。判断に時間をかけられない時期だと思います。EdenのLINEに、志望校と今日の様子をお送りください。
中学受験の判定と入試の結果がずれたあとに考えたいこと
結果が出そろったあと、多くの保護者の方が同じことを言われます。
判定を信じすぎていた、と。
一般的には、模試の判定が合否の目安になると言われます。
ですがEdenが受験の後半で重く見るのは、模試の判定ではなく、志望校の過去問で何点取れるか。
判定は、参考にはなります。ただ、合否を決める材料としては粗いんですね。
私が生徒さんに最初にやってもらうのは、偏差値を上げる勉強ではありません。
志望校の過去問から逆算して、取る問題と捨てる問題を決めることです。
学校ごとに出題の癖も、合格に必要な得点も違う。
だとすれば、全体の中の位置よりも、その学校の問題での取り方のほうが、合否には直接つながるでしょう。
中学受験で問われる内容には、4年生・5年生で習った範囲が多く含まれます。
ですから6年生であっても、4年生の教材に戻ることをよくお勧めしています。
戻ることは、後退ではないんです。
以前、こんな生徒がいました。
入会したときの偏差値は40台半ば。
模試の結果が出るたびに、気持ちが上下していました。
Edenで決めたのは、冬の講習に行かないことでした。
志望校の過去問だけに絞る。
付箋を使って、取る問題と捨てる問題を仕分けていきました。
1年をかけて難関校の合格ラインを突破し、六甲中学に合格しています。
やったのは、足すことではなく、減らして絞ること。
判定という記号よりも、その学校で点を取る勉強のほうが、合否には近いということですね。
当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。
第一志望校こそ逃しましたがご縁のあった中学校の入学に向けて、息子とワクワクドキドキ過ごしています。大手集団塾での時間を活かせていない受験生には、踏み入れる価値がある場所だと思います。
想定外の不合格を失敗のまま終わらせないために
最後に、私の考えをお伝えします。
Edenが短期の目標に置いているのは、第一志望校への合格。
しかし長期の目標は、別のところに置いています。
「将来、生きていく力を身につけること」です。
もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること。
なぜこの二段構えにしているのか。
合格したのに、入学後に目的を失ってしまう子を見てきたから。
もうひとつあります。不合格だったときに、費やした費用と労力の損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を見てきたからです。
想定していなかった結果を前にすると、あれだけやったのに、という言葉が浮かびますよね。
その言葉が出た瞬間から、損得勘定が始まります。
だから、そこで止まってほしいんです。
失敗のまま終わらせるから失敗なのであって、続けている限り、人は成功に近づいていく。私はそう考えています。
判定と結果がずれたことは、お子さんの価値とは何の関係もありません。
中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制
最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。
- 講師は採用後も研修を重ねています
- 代表の私が、すべての生徒とすべての講師を管理
- LINEによる毎日の学習管理と、24時間いつでも質問・相談を送れるサポート体制
- 私と専任講師のダブル体制
- 全4教科のプレミアムライブ講座を土日を中心に実施、保護者向けグループコンサルを定期開催
- 合格までの道筋をまとめたオーダーメイドのマインドマップ
- 過去のライブアーカイブは200本以上
拠点は横浜市。オンラインでも指導しています。
Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。
「何が起きたのか、一緒に確かめさせてください」
当日の答案の様子、志望校の出題、直近の模試。この三つを伺えば、どこでずれたのかはかなり見えてきます。無理におすすめすることはありません。
EdenのLINEはこちらです。
著者プロフィール
居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー
私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。
- 指導歴19年
- 保護者との面談実績1500件以上
- Googleレビュー130件以上(平均4.7)
- 著書『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』(総合法令出版・2025年2月)は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で総合および実用書のジャンルでベストセラー1位
- 偏差値30台・40台からの逆転合格指導を得意とする
