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なぜ私は本を書いたのか|『自分から学ぶ子どもの親は知っている』に込めた19年分の答え

こんにちは。

中学受験をされるお子様の保護者の方で

毎日「勉強しなさい」と言い続けている自分が、だんだん嫌になってきた…

という方はいませんか?

言わなければやらない。言えば喧嘩になる。

言わずにいると、翌週の授業でまた置いていかれる。

この繰り返しの中にいる方は、少なくないはずです。

今回は、プロ家庭教師Edenの居村が、

・なぜ私が本を書こうと思ったのか

・書名に入れた「強み学習法」とは何なのか

・19年かけてたどり着いた、私の考え

についてお話しします。

ぜひ、最後までご覧ください。

私が本を書いた理由|面談で同じ言葉を何度も聞いてきた

2025年2月、総合法令出版から『自分から学ぶ子どもの親は知っている 小学生が勉強にハマる強み学習法』という本を出しました。

なぜ本という形にしたのか。

理由ははっきりしています。

面談で、同じ言葉を何度も聞いてきたからです。

この仕事も19年になりました。保護者の方との面談は1500件以上。

その中で、いちばん多く聞いた言葉がこれでした。

「うちの子は、やる気がないんです」

次に多いのが、こちら。

「他の子はできているのに、うちの子だけできない」

そのたびに、私は同じ話を繰り返してきました。

やる気がないのではありません。何をどうやればいいのか分からないから、手が止まっているだけなんです。

でも、面談でお伝えできるのは、私が直接お会いできたご家庭だけ。

一日に会える人数には限りがあります。

同じことで消耗しているご家庭が、その何十倍もいるはずでしょう。

だったら、書いて渡すしかない。

そう考えたのが、執筆のきっかけでした。

中学受験で伸びない子に共通していること|苦手から埋めようとする

本を書くにあたって、私はまず19年分の面談記録を見返しました。

そこで浮かび上がってきたのが、ひとつの共通点です。

伸び悩んでいるご家庭ほど、苦手な科目から手をつけている。

これ、当たり前のことに思えますよね。

算数が30点なら、算数をやるしかない。そう考えるのが自然でしょう。

ところが、この順番でうまくいった例を、私はほとんど見たことがありません。

理由は単純です。

苦手な科目は、いちばん時間がかかって、いちばん結果が出にくい。

つまり、子どもがいちばん折れやすい場所から始めていることになります。

30点の算数を50点にするのに、三か月。

その三か月のあいだ、子どもは毎日「できない自分」と向き合い続けるわけです。

途中で心が折れないほうが不思議ですよね。

強み学習法とは何か|得意なところから手をつける

では、どうするのか。

一般的には「苦手な科目から埋めましょう」と言われます。ですが、Edenでは逆。

私が本の中で書いたのは、先に得意なところを伸ばすという順番でした。

これが書名に入れた「強み学習法」です。

たとえば、算数は苦手だけれど理科の生物分野だけは好き、という子がいるとします。

その子には、まず生物をやってもらう。

好きな分野ですから、進みが速い。テストの点も動きます。

すると何が起きるか。

「自分はやればできる」という感覚が、その子の中に一度生まれるんです。

この感覚が生まれた子は、次に苦手な算数へ向かったときの粘りが違います。

同じ問題集、同じ時間、同じ講師。それでも結果が変わる。

順番を変えただけで、です。

私はこれを、子どもを励ますための方法だとは考えていません。

成果が出る順番に並べ替えているだけなんです。

得意を先に伸ばすほうが、短い時間で点が動く。点が動けば自信が戻る。自信が戻れば苦手にも手が伸びる。

理屈で考えて、いちばん早い道がこれだったということですね。

お子さんの「得意」がどこにあるか、一緒に探してみませんか

好きな科目が見当たらない、というご相談もよくいただきます。その場合は単元の単位まで細かく見ていきます。EdenのLINEから、お子さんの状況をお聞かせください。

https://page.line.me/394xhbmi

親が良かれと思ってやっていること|比べる相手が外にいる

もうひとつ、本の中でどうしても書きたかったことがあります。

比べる相手を、外から内に変えてほしいということです。

クラスの平均点。兄や姉。近所の同級生。塾の順位表。

比べる相手が外にいるかぎり、子どもは必ずどこかで負けます。

上には上がいるからです。

一般的には、受験で変わるべきは子ども本人だとされがち。ですが、Edenでは保護者の関わり方も一緒に変えていきます。

私が保護者の方にお願いしているのは、たったひとつ。

三か月前のお子さんと比べてください、ということ。

「前は5分で問題集を閉じてたのに、今日は15分開いてたね」

この一言のほうが、100回の励ましより届きます。

事実を言っているだけだからですね。

褒めているのではなく、見ていたことを伝えている。子どもはそれを敏感に感じ取ります。

当会に寄せられたGoogleのレビューにも、こんな声をいただいています。

客観的かつ温かく褒めてくださり、親子共に自己肯定感がアップして、母である私自身のメンタルが落ち着きました。つい目先の偏差値ばかりに気を取られ、子どものいいところや実力を適正に受け取ることが出来なくなっていた私には本当に有り難かったです。

本に書かなかったこと|合格の先にある目標

本を最後まで読んでくださった方は、お気づきかもしれません。

私はこの本で、合格のための技術をほとんど書いていません。

裏技も、暗記法も、直前期の詰め込み方も出てきません。

意図的に外しました。

Edenが短期の目標に置いているのは、たしかに第一志望校への合格です。

しかし長期の目標は、別のところに置いています。

「将来、生きていく力を身につけること」。

もっと言えば、小さな成功体験の数を増やして、自己肯定感を高めること

なぜ二段構えにしているのか。

合格したのに、入学後に目的を失ってしまう子を見てきたから。

もうひとつあります。不合格だったときに、費やした費用と労力の損得勘定を始めてしまい、子どもの頑張りを認められなくなる保護者を見てきたからです。

中学受験は、12歳で終わるものではありません。

そこで身についた「自分で決めて自分で進む力」は、その後の何十年に持ち越されていく。

だから私は、技術ではなく順番の話を書きました。

書店で1位をいただいた日|私の実感

おかげさまでこの本は、紀伊國屋書店・有隣堂・ジュンク堂で、総合および実用書のジャンルでベストセラー1位をいただきました。

正直に書きます。

嬉しかったのは、順位そのものではありませんでした。

書店は、私が何も手を出せない場所です。

そこで実際にお金を払って手に取ってくださった方が、それだけいたということ。

つまり、同じことで悩んでいるご家庭が、それだけ多かったということでもある。

面談1500件という数字が、決して特殊な母数ではなかったと確かめられた瞬間でした。

中学受験の指導と合格者の声を動画で公開

言葉だけでは伝わりにくい部分もあるでしょう。

当会で指導を受けた卒業生との対談を公開しています。

どんな状態から、何を変えて、どこへ進んだのか。ご本人の言葉で話しています。

日々の考え方や勉強法は、チャンネルでも発信中です。

https://youtube.com/@gyakuten_goukaku

中学受験専門プロ家庭教師Edenの指導体制

最後に、当会がどんな形でお子さんを見ているかを書いておきます。

Googleのレビューは130件以上、平均4.7をいただいています。

本に書いたことを、そのまま毎日の指導に落とし込んでいる。それだけのことです。

「うちの子の強みは、どこにありますか」

この質問に、お子さんの状況を伺ったうえでお答えします。いまの学年、通っている塾、直近の模試の様子をお聞かせください。無理におすすめすることはありません。

EdenのLINEはこちらです。

https://page.line.me/394xhbmi


著者プロフィール

居村 直希(なおき先生) 株式会社Eden 代表取締役/中学受験逆転合格プロデューサー

私学の教員、大手塾の講師を経て、「一人一人の生徒を勝たせる」ことを信念に個別指導塾Edenを立ち上げる。現在は中学受験専門のプロ家庭教師「家庭教師Eden」を運営し、自身も代表講師として指導にあたる。